時事ドットコムのニュースから。

 

「2020年公開予定の英人気スパイ映画『007』シリーズ最新作で、黒人女優のラシャーナ・リンチさんがコードネーム『007』のスパイを演じることが明らかになった。英メディアが15日までに一斉に報じた。主人公ジェームズ・ボンドはこれまで通り男性俳優ダニエル・クレイグさんが演じるが、最新作ではボンドがスパイを退任し、『007』が黒人女性に引き継がれる設定になるという。」


(この方がラシャーナ・リンチさん)

 これには驚いた。これまで「007」といえばジェームズ・ボンドで、物語上の性格や人柄が変わることはあっても、演じてきたのは一貫して白人男性だったから、「007」が女性に引き継がれ、それを黒人が演じるとなるとさまざまな意見や反応がありそうだ。


思い切った路線変更だが、私は久し振りに映画館に足を運んでみようと思ったし、そういう関心を喚起するという意味では既に成功を収め始めているように思う。ただ、私が言うまでもなく、このシリーズが続くかどうかは25作目となる次回作が面白いかどうかにかかっている。


最近、つくづく思うのは、消費者の選択肢が増えたということだ。限られた時間とお金を何に、どのように使うか、まるで考える暇を奪おうとするかのようにさまざまな情報が押し寄せる。その結果、満足しなかったモノやサービスには簡単にイエローカードが出されるようになったと思う。ホンモノしか残れない厳しい時代だ。


お取引先とこの話をしていたら、「ダニエル・クレイグの後はこれという俳優がいないかなと思ってました」とのこと。すかさず「私が出演を断りましたからね」とでも言えば良かったのだが、柄にもなく遠慮してしまった。以上、Borneo 007(笑)



ドイツ銀行が18,000人の解雇を決めたとか。投資銀行部門のリストラらしいが、その数の多さに驚いた。日本でも、損保ジャパン日本興亜が国内損保事業の従業員を4,000人減らすというニュースが流れ、対象者に介護部門等への配置転換が提案されたことから、退職を促す陰湿な仕打ちだという批判が巻き起こったようだ。


この批判に対し、社会学者で私が苦笑いしながら読んだ「他人をバカにしたがる男たち」の著者、河合 薫さんが「叩き上げ損保マンを舐めるべからず」という記事を書き、配置転換を受け入れる損保マンにエールを送っておられる。

すなわち、介護の現場は重労働で時間も不規則、孤独感や人間関係に悩む従業員も多いから、損保マンとして培ったマネジメント能力やリーダーシップが必ず役に立つ現場だ、だから、プライドをかけて挑戦して欲しい、という内容だったように思う。

前置きが長くなったが、「プライド」には必ず対象がある筈だ。損保マンとしての実績や能力にプライドがあるなら、それを貫きたいと思うだろう。一方、求められれば何とかするのが俺だ、みたいなプライドなら、見知らぬ現場でも飛び込んでみようと思うだろう。

経済が成長しているときは前者のプライド、経済や社会が大きな変革期を迎えているときは後者のプライドを持った方が楽しく過ごせるということか。

5月に毎日新聞の政治プレミアというコーナーに意見を書いて投稿した。言いたいことは言ったつもりだったが、質問にあった消費増税に対する意見を書いていなかった。そこで、「受け損ねた(涙)」というタイトルでブログにアップしたのだが、これが何と、「秀逸」に選ばれていたようだ。



田原総一朗さんが「秀逸」に選んで下さったのなら嬉しいが、私が書いた意見に明るい未来は出て来ないから、手放しで喜べないのがちょっと残念。