ジム・ロジャースさんの新著だ。



数年前から「バブルが崩壊する」と予告されているから、ジム・ロジャースさんのことが嫌いな方は狼少年のようだと批判されるが、私は政府の借金(国債)が増え続けるアメリカと日本のことがどうしても気になってしまう。

ジム・ロジャースさんは子供の頃に父親から「しっかり稼いで貯金するように」と教えられ、今も「貯蓄や投資が先で、消費はその後だ」とおっしゃる。

個人や法人の経済活動と国家が政治として行う経済活動は異なるのかも知れないが、紙幣の大量生産(金融緩和)は紙幣の値下がり(通貨安)を招くように思うし、お金は小心者の怖がりだから、株式市場や不動産市場で少しでも不安を感じたら、一斉に引き揚げるのかなと思う。

戦争や紛争が絶えないし、このところ地震も多いように思う。世界や日本を動かすことは出来ないが、自分のことは動かせる。健康に留意して目を大きく開き、どんな世の中になるのか、しっかり見ようと思う。

チャールズ・グッドハートさんという経済学者の著書「人口大逆転」を読んだ。これから世界で何が起こるかを書いておられるが、これまで気付かなかった視点から見ておられることが分かり、大変勉強になった。こんなまとめ方をすると、グッドハート博士から叱られるだろうが、平たく言うと「モノやサービスが安い時代(ディスインフレ)は終わり、高い時代(インフレ)が到来する」かなと思う。
 
 
1990年から2017年までの間に、中国の労働年齢人口(15~64才)は2億4000万人も増加し、又、1989年にベルリンの壁が崩壊したことで東欧からも新たな労働力が世界経済に参入した。更には女性の社会進出が進んだこともあり、1990年から2020年までの30年間、世界は豊かな労働力に恵まれることになった。
 
これを労使関係で見れば、経営側は安い賃金で労働者を雇えることとなり、これが「安い時代」を下支えした。しかし、その後に起こったグローバリズムの進展で国家間の所得格差が改善される一方で、先進国内では所得格差が拡大し、特に職を外国や移民に奪われたと考える労働者の不安や不満からポピュリズムやナショナリズムの潮流が起こる、と博士は説かれる。う~ん、思い当たる節があちらこちらにある。
 
しかし、変化が留まることはなく、最も豊かな労働力を提供してきた中国も出生率の低下と高齢化が始まって労働年齢人口が減少していくし、労働者の賃金も経済発展で上昇している。その結果、安い労働力を失う世界ではインフレが起こり、そのインフレを抑えるために、高金利の時代がやってくる・・・そういう厳しい予測をされているのだと理解した。アメリカも日本も政府は大きな借金(国債)を背負っているだけに、金利が上がれば利払いが更に大きな負担になる。そういう時代になるのかどうか、しっかり見ようと思う。

同じ勤務先で仕事に励み、時にカラオケで息抜きをしていた「カラオケの会」というチームに入っていた。その後、勤務先がバラバラになったにも拘わらず、ちょうど「みんな元気にしてるかな?」と思う頃に「集まりますよ」と声が掛かり、お気に入りの中華料理屋さんに集まるようになった。そのお店の名物料理の名前から、チーム名は「ネギワンタンの会」になっている。


幹事はF森さんという、実に面倒見の良い方で、今回も「久しぶりに集まりますよ!」というご案内を頂いた。「ネギワンタン、久しぶりやな」くらいの軽い気持ちで出掛け、食べて飲んで(私は烏龍茶)喋って笑って、ぼちぼち会計かなと思っていたら、私の顔写真やポテトヘッド(私のあだ名)や「70」という数字が転写されたホワイトチョコ満載のケーキが運ばれてきた。私の古希を祝おうと、みんなで準備をしてくれていたのだ。



嬉しいサプライズで胸が熱くなった。このメンバーは私が母を亡くしたときに激励会をしてくれたし、私が還暦を迎えたときにもお祝いの会をしてくれている。会ができた27年前、ウケ狙いで作った会則の第5条「会員資格」が見事に守られていることを嬉しく思う。皆さん、ありがとうございます!



第5条 会員資格

●おじさん、おばさんと呼ばれても自分のこととは気付かない厚かましい者。
●明日は今日より素晴らしくなると固く信じることができる者。
●相手の老若男女を問わず、愛情や敬意を以て接することができる者。
以上