制作させていただいたstrange world's end「雨の迷宮」MVが公開されました。

 ・ 2022年6月公開 strange world's end「雨の迷宮」MV

 

● キャスト・スタッフ:
 ・ 女の子:ぴょん(sorise)
 ・ カメオ出演:yukako(Hello1103)
 ・ エキストラ:JAM DADDY(sorise)、安井秀和(sorise)、sakakapi
 ・ 撮影協力:新宿WildSideTokyo
 ・ 制作・監督・脚本・編集:Bori(LosingMySilentDoors/音景-Onkei-)
 ・ 撮影:吉岡泰介(ima studio)
 ・ レーザー照明演出:Kumiko Suzuki(AL.Pha.)、Masahiro Ishikawa(sushi video)
 ・ オフショット撮影:セオサユミ

strange world's end公式MVとしては6本目の制作となりました(飯田カヅキソロを除く)

● MV Discography
 ・ 2012年2月公開 strange world's end「汚染」MV
  https://youtu.be/TZufD-swLCA
 ・ 2013年1月公開 strange world's end「アンサー」MV
  https://youtu.be/Z_8rj1ism30
 ・ 2013年3月公開 strange world's end「皆殺し」MV
  https://youtu.be/rgDv06Vtn0Y
 ・ 2014年3月公開 strange world's end「窒息」MV
  https://youtu.be/873XH9yfFYs
 ・ 2017年2月公開 strange world's end「カレイドスコープ」MV
  https://youtu.be/a4Iz4kvT20Y
 ・ 2020年8月公開 飯田カヅキ「沈む風」MV
  https://youtu.be/DE2Nb47fbc0

 

2012年2月公開の「汚染」MVから2017年2月公開の「カレイドスコープ」MVまで見返してみると、低画質クオリティの動画から僕のキャリアはスタートして徐々に画質と編集技術が向上し、バンドの歩みと共に成長させて頂きました。でも人物を描写する姿勢はあまり変わっていないかもしれません(笑)

 


今回の「雨の迷宮」MVの制作依頼を飯田カヅキ氏より受けた時、僕の頭の中にあったイメージはコロナ渦で遠ざかっていた「ライヴハウスへのある想い」でした。

「雨の迷宮」という不可思議なタイトルにはストレンジらしいアイロニックな揶揄が込められていて、そのまま実写化することはできなかったので、2幕構成のオリジナル・ストーリーを模索してみることにしました。いくつかのアイデアをじっくり制作企画書と絵コンテに落とし込み、strange world's endのメンバーと打合せして、OKしていただいて制作がスタートしました。



撮影場所はいろんな想いが刻み込まれてる新宿WildSideTokyo、キャスティングの女の子役にぴょんさん(sorise)とエキストラの皆さん(sorise)、特別ゲストでyukakoさん(Hello1103)にカメオ出演して頂きました。

カメラ撮影は長いことコラボレーションさせてもらっている吉岡泰介氏(ima studio)、そして新しい試みとして以前にa.s.a.nレコ発イベントでご一緒したレーザー照明演出チーム(Kumiさん、Ishikawaさん)に参加して頂きました。



撮影は2021年11月の某日、新宿WildSideTokyoでstrange world's endのメンバーとキャストの皆さん、スタッフの皆さん、が一同に会して1日で屋外・屋内ロケ撮影しました。撮影シーンがたくさんあったので、まとめておいた絵コンテに沿って一気に撮影する必要がありました。

 

レーザービーム演出をカメラに収録する時の照射範囲を注意しながら撮影しましたが、スモークに彩られたレーザービームはとてもキレイで空間を支配していました。

撮影後の編集ではライヴ演奏シーンとドラマシーンをどの割合いでミックスしていくかが課題で、VJ的な思考で両者を重ねていく作業が難しくもあり、楽しかったですね。

「雨の迷宮」という不可思議なタイトルに対する僕なりの解釈です。

「雨の迷宮」MVを視聴していただいた後、感想やコメントをSNSに書いていただけると嬉しいです。コメントに「#雨の迷宮MV」など入れてもらえるとこちらからも見つけやすくなります。

 


改めまして出演者の皆さん、撮影スタッフの皆さん、新宿WildSideTokyoの皆さん、strange world's endの皆さん、そして完成を楽しみにしていてくれた皆さん、ありがとうございました!

 

息の長い作品になるといいなと思います。




オフショット撮影・提供:セオサユミ

P.S
最近は映像制作チーム「DIZZY FILM STUDIO(ディジー・フィルム・スタジオ)」に参加することになりましたので、こちらでの作品リリースもお楽しみにです!

seabirth (UNTITLED) Release Party in Koenji HIGH live documentary

 

亮弦-Ryogen-「Phoenix In The Space」MVをようやく公開できました。
亮弦-Ryogen-さんから託された「僕の宿題」を果たす為に。

 

亮弦-Ryogen-「Phoenix In The Space」MV

Music Video:
Original Planed by 亮弦-Ryogen-
Character Designed by 燐-Lin-
Shooting & Editing by Bori Doors(音景-Onkei-)
Produced by iioto Records

● BASE sales site "亮弦-Ryogen- Official Online Shop"
https://ryogen.thebase.in

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2nd album 「PHOENIX IN THE SPACE」リリースする時、亮弦-Ryogen-さんから託されていた原案をベースに、亮弦-Ryogen-制作チームの燐-Lin-さんといろいろ試行錯誤を重ねながらMV制作を進めて来ました。

当初はGoogle社製の「Tilt Brush」というVRの描画ツールを駆使して制作を進めていましたが、Tilt Brushは比較的簡単に色鮮やか描画ができる反面、デザインしたキャラクターを自由に動かすことができないことから、何とかキャラクターを動かせる方法をいろいろ模索することになりました。Tilt Brushで描画したキャラクターを書き出してUnityやBlenderに取り込んでもうまくアニメーション化できず、この方向性は暗礁に乗り上げました…



ここから気の遠くなるような時間を費やすことに…結果、新たに3Dアニメーションを導入して再制作することで仕切り直しすることになりました。僕自身、3Dアニメーション制作は未知の分野で、低予算・短期間で制作するにはどんなツールを使うべきか、どこまで学べば良いか…まったく未経験の中で手探りの習得でした。

3Dアニメーション制作にはVRアプリケーション「Tvori」というツールを利用することにしました。サブスクリプション契約で高額だけども、企業で使っているMayaなどのワークフローに比べると安価で比較的簡単にアニメーション化させることができるかなと期待して。

オリジナルキャラクターであるフェニックスと背景デザインは燐-Lin-さんが担当して、一緒にリハーサルを重ねてアニメーションの動かし方をほぼ手探りでひとつひとつ学びながら、一進一退を続けて気の遠くなるような時間を費やすことになりました…鳥の羽根の自然な動きを再現することは本当に大変でした。

なかなかうまく動かすことができず何度も挫けそうになりましたが、その度にヒントが降りて来て、小さな突破口が見えて来て不思議と集中することができました。



 

コンピューターでの3Dアニメーション制作することのメリットはキャラクターの動きとカメラの動きを事前に正確にシミュレーション・検証できることで、脚本に沿った絵コンテをある程度は忠実に再現することができるなと感じました。

デメリットとして3Dアニメーションはリアルにすればするほどレイヤーが増えて複雑になり、動作スピードやレンダリング(動画の書出し)が遅くなっていくので、今回はあくまで「躍動感のある羽ばたき」に特化することにしました。Tvoriはアニメーションのシーン書き出しがとても早いし、データも軽いです。

撮影・編集時に常に意識したことは楽曲にリンクしたオリジナリティ・スピード感・躍動感・起承転結、などでした。

今回の3Dアニメーション制作で今まで未見だった手法を習得することができました。



当初は3Dアニメーションまで到達する目標はなかったけれど、いろんな人に後押しされて結果的に亮弦-Ryogen-さんから託された要望を実現する結果になりました。

完成までに多くの時間を費やしてしまったけれど、これでようやく亮弦-Ryogen-さんとの約束を果たすことができたかな?、彼は満足してくれるかな?彼なら何というだろうか?いろいろ妄想しながらの制作でした。

Bori Doors(LosingMySilentDoors/音景-Onkei-)

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● 販売情報

亮弦-Ryogen- "PHOENIX IN THE SPACE"
Ryogen Records RYGN-0001
Released on January 11, 2021 (Monday)
2,000 yen + consumption tax + shipping fee

● 亮弦-Ryogen-"PHOENIX IN THE SPACE" Song list
1. Cell[1:32​]
2. Phoenix In The Space[4:02​]
3. Grand Blue[4:09]
4. GUITAR ROCKS!!!!!![2:55​]
5. Secret Studio[3:01​]
6. 弦月(Live Version)[6:34](at 東高円寺二万電圧 2017.3.12)
7. Maker's Mark[3:55​](Unfinished)
8. Unfinished #1[2:36​]
9. Unfinished #2[2:18​]
10. Unfinished #3[4:07]

● Production Note:
・ Produced by 亮弦-Ryogen-
・ Executive Produced by 藤田 隆二(A-music):https://www.a-music.co/​
・ Recorded & Mixed by 久我 元大[Track1-7]
・ Executive Direction by 星川 宗明(A-music)[Track8-10]
・ Mastered by ​塩田 浩(東京録音マスタリング)[Track1-7]
・ Recorded at ON AIR大久保スタジオ[Track1-7]& A-music[Track8-10]
・ Assistant Directed by 燐-Lin- & Bori Doors(音景-Onkei-)
・ Artwork Designed by 清水 暁生
・ DISK Artwork by 燐-Lin-
・ Photography by セオサユミ at 三軒茶屋Heaven's Door
・ All songs written & composed by 亮弦-Ryogen-
・ Official Youtube:https://www.youtube.com/user/esp19821101

 

tetote official video
tetote × Bori Doors 「楽園より」

Music:tetote
BASE https://tetote888.thebase.in/

Produceduce / story by : Bori Doors(音景-Onkei-)、tetote
Videographer / Video editor : 吉岡泰介(ima studio)、Bori Doors(音景-Onkei-)
Costume cooperation : PEONY
Recording Engineer (Recording, Mixing) : 松井 歩美(HILL VALLEY STUDIO)
Mastering Engineer:ニイオカヨシキ(the terminal stage)
Recording studio : HILL VALLEY STUDIO
Shooting studio : 池袋Gallery-O



● アルバム情報:
2020.9.9 Release
tetote new album
生まるる、(TEOE-0001)

1. 結び目
2. あこがれ
3. 憂鬱の怪物
4. yoru wo aruku
5. 空間飛行
6. 萌葱
7. 夜と手を繋ぐ
8. rakuen 
9. 楽園より
10. THE WORLD IS MINE
11. きみのめ<Only physical bonus track>

● ご購入先:
https://tetote888.thebase.in/

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tetoteのお二人とは付き合いも長く、歌のシバちゃんと演奏の荒川大地君というコンビネーションの絆は非常に強いなといつも感心させられています。

今回、tetoteのお二人より制作していたアルバムより「楽園より」MV制作の相談を受けまして、共同制作する形で実現しました。彼らのMV制作は前々からお話をいただいていていつか実現させたいと考えていたので、ちょうど良いタイミングでした。

「楽園より」はライヴのほぼ最後の演奏曲として披露されていて本当に素晴らしい楽曲なんですが、今まで歌詞の世界観までは理解していませんでした。

MV制作を引き受ける際にいつも心掛けてることは、この楽曲はどんな想いで制作されたものだろうかということで、なるべくならその世界観を限りなく共有したいと考えています。

今回、打合せを通じて歌詞の内容と背景にある世界観に触れて、濃厚なイマジネーションに圧倒されました。



 

MVでは画面左側の「僕サイド」、画面右側の「君サイド」に分かれて、それぞれの物語が進行します。場面場面で宇宙クジラが登場したり、宇宙バクが登場したり、お花畑が登場したり、そのイマジネーションの幅が大きくて、絵コンテをまとめる時点でかなりビックリさせられました。

僕の想像ですが、世の中に起きている「分断や次元」というものを無意識的に表現しているのでは?と感じました。



 

キャストは僕サイド側がシバちゃん、君サイドがPEONYさんが制作したオリジナル衣装を纏った●●さんです。



撮影では初めてグリーンバックを使った合成にチャレンジしたり、イラストを元にアニメーション化したり、今まで通ってなかった手法を駆使しての面白い編集となり、その過程でいろいろと勉強になりました。
撮影はお馴染みの吉岡泰介さん(ima studio)に協力して頂いてます。

編集は最終段階で少し手間取りましたが、tetoteの世界観のひとつをようやく映像化できて良かったです。今回の機会を作ってくれたtetoteのお二人に感謝します。

そしてアルバムも素晴らしい充実した内容になっています。

Bori Doors(LosingMySilentDoors/音景-Onkei-)