いつものように泊まるところのない3人は、私に家で泊まることに。
狭い部屋で、布団も揃ってない。
雑魚寝するしかない。
私の横にはシンがいた。
何となく眠れないけど、うつらうつらしてきた。
そのときシンがすっと私を抱き寄せてきた。
顔にシンの息がかかる。
ドキドキする。
口を動かすと、シンの口に触れそうで動かすこともできない。
少し息の荒いシン。
この静寂の中の微熱が、余計に胸を高鳴らせる。
ーキスするの?
そう心が問いかける。
でもシンもそれ以上は動こうとしなかった。
私はどうすれば良いのか分からず、
腕をどこに持っていけばいいのかも分からない。
微動だにできなかった。
シンが私に気持ちがあるのか、少しは気づいていたけれど・・・
それが遊びではないのか、からかっているのではないのか。
自分も気持ちがあれど、相手に飛び込む勇気もなかった。
別の日に友人にこのことを話した。
「何でキスしなかったの?!」
友人は残念そうに声を少し荒げた。
だって・・・付き合ってないよ、まだ?
どうしてそんな軽いことできるの?
気持ちがあっても、そんなことは簡単にすることじゃない。
私はシンの本当の気持ちが知りたかった。