シンの気持ち | 黒スーツの天使

黒スーツの天使

大好きな黒スーツの天使のお話

 

いつものように泊まるところのない3人は、私に家で泊まることに。

狭い部屋で、布団も揃ってない。

雑魚寝するしかない。

 

 

私の横にはシンがいた。

何となく眠れないけど、うつらうつらしてきた。

そのときシンがすっと私を抱き寄せてきた。

 

顔にシンの息がかかる。

ドキドキする。

 

口を動かすと、シンの口に触れそうで動かすこともできない。

少し息の荒いシン。

この静寂の中の微熱が、余計に胸を高鳴らせる。

 

ーキスするの?

そう心が問いかける。

 

でもシンもそれ以上は動こうとしなかった。

私はどうすれば良いのか分からず、

腕をどこに持っていけばいいのかも分からない。

微動だにできなかった。

 

シンが私に気持ちがあるのか、少しは気づいていたけれど・・・

それが遊びではないのか、からかっているのではないのか。

自分も気持ちがあれど、相手に飛び込む勇気もなかった。

 

別の日に友人にこのことを話した。

「何でキスしなかったの?!

友人は残念そうに声を少し荒げた。

 

だって・・・付き合ってないよ、まだ?

どうしてそんな軽いことできるの?

気持ちがあっても、そんなことは簡単にすることじゃない。

 

私はシンの本当の気持ちが知りたかった。