とくに検査もなく暇だった。
荷物を片付け、パジャマに着替えて
お昼御飯食べたら、もうすることがない。
外来が休みだから院内をうろうろしたり、
外にでて病院敷地内をぐるっと
一周してみたりと、散々歩きまわって部屋に戻ると、看護師さんが慌ててこられ、
骨折のリスクがあるため安静の指示が
出ています。車椅子移動してください!
と言われる。
えー
今更? 散々歩きまわったけど!
トイレに行くときもナースコールしてと
言われるが、いやいや自走できますって。
途端に自由がなくなり、病人であることを
再確認することとなった。
翌日、気管支鏡検査。
15年前に同じ病院で体験したとき、
とても辛かった記憶があり、
今回びくびくしていたのだけど、
いろんなことが進化してるようで。。
すぐに意識がなくなり、
気づいたときは終わってた。
昔とは違いますよ、といった医師の言うとおり、思いのほか楽に終わった。
気管支鏡検査の翌日、脳のMRI検査、
骨シンチ検査などをしたあと、
呼吸器内科から整形外科病棟に移動となった。
2日後に控えた手術に向かって準備開始。
手術は、転移した癌でスポンジ状態となっている背骨(胸椎3番)がこれ以上つぶれないように
3ヵ所をボルトで固定するというもの。
手術自体は全身麻酔のおかげでわけわからないうちに終わるけど、
術後はやはり辛かった( ノД`)…
仰向けに寝てるとどうしても傷口があたるし
横に向こうにも傷が痛くて動かせず。
でも不思議なもので、傷口の痛みに意識がいっている間、ずっと激痛だった箇所は痛いことも忘れていた。
創傷というのは日に日に回復する。
手術翌日にはリハビリで少し歩き始め、
翌々日からは尿カテーテルもとれて
歩行器を押して自力で歩けるように!
1週間後には抜糸。
そして、整形外科は卒業し、また呼吸器内科の病棟へと戻った。
この頃、気管支鏡検査やドライバー遺伝子
検査の結果も出て、病状と今後の治療について
説明があった。
【診 断】
肺せん癌 ステージⅣ
原発は右肺上葉
転移は胸椎3番、腰椎11番棘突起、リンパ節、脳1ヶ所
EGFR遺伝子変異 T790M 陽性
【治療法】
胸椎3番目への放射線照射10回したのち、
ファーストラインとして、分子標的薬のタグリッソの服用を開始する。
腰椎や脳の転移はまだ小さいため様子見。
やっと癌の治療がスタートとなった。