ショットバー ブートレッガー SENGAWA BAR HOPPIN' -8ページ目

ショットバー ブートレッガー SENGAWA BAR HOPPIN'

BAR HOPPIN'とは・・・・バー巡りのコト
あなたは今夜、どこで呑みますか?
ブートレッガーは仙川の南の端ッコのショットバーです
ブートの酒番が、あんなコトやこんなコトをブログにアップしてますw


ショットバー ブートレッガーは
年内31日まで
休まず営業します


アクビにゃ
吼えてません
アクビをしているだけデスw

※その1からお読みになりたい方はこちら

「ドランブイ社の設立とマルコム・マッキノン」
マルコムはマッキノン分家筋の男性で、1900年にスカイ島グレンモア(Glenmore)からエディンバラに“上京”し、酒類仲介業を営んでいたウィリアム・マクベス&サン社(William MacBeth and Sons)で働いていました。

彼は1908年から「ドランブイ」の生産を開始し販路拡大を目指します。
(この時、更にアレンジが加えられマルコム版=現在の「ドランブイ」になります。
なので、ジェームズ・ロスの孫、ディードリ・パースは「現在のドランブイ」は「祖父のブラッドフォード版ドランブイ」とは別物だと主張しています)

「女系一子相伝」

1910年エディンバラ市で最初のパブリシティ・キャンペーンを実施しましたが、当初は12ケースの販売に留まりました。
1914年の世界大戦開戦と共にマクベス社は廃業し、マルコムはこれを引き継ぐかたちで独立し、現在のドランブイ社を設立。
1915年にエディンバラで知り合ったジョージア(Georgina)と結婚。
1916年にドランブイは英国上院の酒蔵に納入され、後には在外駐留英軍にも出荷されるまでになります。
1920年代から「初めて」チャールズ“王子”に絡めた宣伝を実施。
1945年にマルコムが亡くなると、替わって妻のジョージアが会社を切盛りし、1950年代から60年代にかけて業績を更に拡大させます。(しばしばバグパイプ奏者を引き連れて営業したとか)

更にジョージアは自身の引退前に義理の娘にのみ製法を伝承しています。
この時からドランブイの製法継承は女系一子相伝となります。ジョージアは引退した後の1973年4月11日に亡くなっています。

ドランブイは“王家秘伝の薬酒”の生い立ちから、今でも、そのラベルには「チャールズ・エドワード王子のリキュール“Prince Charles Edward's Liqueur”」と明記されており、ジャコバイトのハートを鷲掴みにしています。

さらには「王子の贈り物を忘れるなかれ“CUIMHNICH AN TABHARTAS PRIONNSA’-'Remember the gift of the Prince”」と“念押し”までされています。

「知らないほうが良いコト」

ジャコバイト蜂起に始まるドランブイを巡る200年以上の出来事を眺めてみると、研究家の異議申し立てにも一理ある気もします。

「ドランブイ=王家秘伝の薬酒」の伝説には、どことなく「平家落人の里」の特産品と同じ臭いがしなくもありません。

「マッキノン一族は王家秘伝の薬酒のレシピを本当に下賜されたのか」
「なにが1870年代のブラッドフォードホテルであったのか」
「いや、そもそも秘伝のレシピ自身が実在したのか」

推理はたくましく出来ますが、恐らく真実は永遠に謎のままでしょう。
“ヨノナカ”には知らない方が良い事もある、という事でしょうか。

「ジャコバイトの夢」
しかし、重要な点は、こうした一部の研究家のツッコミも物ともせず、今もマッキノン氏族やブラッドフォードホテルが“王家秘伝の薬酒”の伝説を誇りに想っており、なによりも、多くのスコットランド人達も“史実”として受け入れていると云う事実です。

それはスコットランド人のナショナルアイデンティティーとして脈々と今も“ジャコバイト”の精神が受け継がれているからなのでしょう。
実際“ジャコバイト”の精神の継承の証左が、近年のスコットランド議会開会の出来事にも良く現れています。

ミレニアム直前の1999年5月12日、「スコットランド議会議員総選挙」で選出された議員129名が、間借りした仮議事堂(チャールズ“王子”が進軍中に5週間滞在したエディンバラのホリールードハウス宮殿に程近い、スコットランド国教会総会堂)に集まり、議会の開会を宣言しました。

ジャコバイトの夢「独立」とまではいきませんが、一定の自治がイングランドから認められた瞬間です。

「1707年3月25日以来、“一時的に中断していた”スコットランド議会を、ここに再開する」

議員のその胸にはすべからく“ジャコバイトの象徴である”白いバラが付けられていたそうです。

現在、ドランブイはエディンバラ郊外のブロックスバーン(18 Westerton Road,Broxburn,EH52 5AQ, Scotland, United Kingdom)で製造されています。(おしまい)

(ドランブイの本国でのCMをご覧になりたい方はこちら


注:この記事の一部には不確定な証言に基づいた独自の推測が含まれています。この為、現在のドランブイ社、ブラッドフォードホテルの公式な広報内容と一部異なっています。ご了承下さい。

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ドランブイ(DRAMBUIE)アルコール度数 40°
(The Drambuie Liqueur Company Limited)

DRAMBUIEの名は、スコットランド・ゲール語で“満足すべき酒”を意味する“an dram buidheach”からの造語とも“黄色い酒”を意味する“an dram buidhe”に由来するとも云われています。

また、ゲール語で丘をベン・ブイ(Ben Buie)、湖をロッホ・ブイ(Loch Buie)と呼ぶ為、こちらの関連性を指摘する研究家もいます。

スコッチウイスキー30種類以上(その多くは15年から17年熟成させたもの)をブレンドし、ヒースの花の蜂蜜・香草類(恐らくサフラン・アニス・ナツメグ・ハーブ等)を配合したリキュール。

今も詳しいレシピの伝承はもとより、地下香料倉庫への立ち入りも、代々マッキノン家の女性ひとりに限定されています。

ドランブイにはひとつの伝承があるそうです。

「王家秘伝の薬酒」
かつてスコットランドは独自の言語も国王も議会もある、“歴とした”独立国家でした。

しかし、1707年、長年のイングランドの干渉と圧力に屈する形で同化され、国家が消滅します。多くのスコットランド人は唯々諾々とこんな事を受け入れるハズもなく、“ジャコバイト”に身を投じ武力に訴えんと、「蜂起」します。

“ジャコバイト”とは1688年の名誉革命でローマに亡命したスコットランド系のステュアート王朝ジェームズ2世の正嫡(男系子孫)を正統として仰ぐジェームズ派=反名誉革命派の事です。

1715年の最初のジャコバイト蜂起は挫折しますが、30年後の1745年に再び(そして最後の)蜂起が策動されます。

「ボニー・プリンス・チャーリー」
この時、錦の御旗として擁立されたジェームズ2世の孫が、今も「いとしのチャールズ王子」(Bonnie Prince Charlie)の愛称を持つチャールズ・エドワード・ステュアート(若僭王=Charles Edward Stuart,1720年12月31日-1788年1月31日)です。

しかし、この騒乱も失敗に終わります。
特に決戦となった1746年4月16日のカロデン原野の戦い(Battle of Culloden Moor)は二度とイングランドに反抗意思を持たせない為に、徹底的な掃討戦の様相を呈します。

さらに戦後には氏族制度の解体や武装解除も行われ、牙を抜かれたジャコバイトはイングランドに対する組織的反抗を投了し、「地下化」します。

スコットランド中を逃げ回ったチャールズ“王子”は三万ポンド(現在の価値で1500万ポンド)の賞金首になり“女装して”スカイ島(ブリテン島嶼部の一つ)から脱出し、フランス経由で生まれ故郷のイタリアに落ち延びます。
彼はその後、第三次蜂起を画策する事もなく、あたら若い26歳からのヤンチャな放蕩生活に入っちゃいます。

それでもチャールズは、スコットランド人の間で伝説的存在として人気が衰えず、1884年にはスカイ島からの逃避行を題材にした歌、「スカイ・ボート・ソング」(Skye Boat Song)まで作られています。

スカイ島を去る時にチャールズはカロデンからずっと随伴したスコットランド氏族ジョン・ダブ・マッキノン(John Dubh Mackinnon)に、ステュアート王家秘伝の薬酒の製法を記した文書を褒美として下賜しました。

(一説には“王子”本人ではなく随伴したフランス兵から譲られたとも云われています)
この薬酒こそドランブイの原型となったのです。

それ以降ドランブイはマッキノン一族に代々「秘伝」として引き継がれていき、19世紀後半に一般に販売されるようになりました。・・・おしまい

 と、このままで納まればチャールズ万歳、ドランブイ万歳、ついでにジャコバイト万歳となるのですが、欧州の研究家の中には「マッキノン氏族に下賜された王家秘伝の製法」の由来に懐疑的な意見もあります。
ドランブイ販拡の為に新造された「架空のお話し」ではないかと。

次回はドランブイの生い立ちを探ります。(つづく


注:この記事の一部には不確定な証言に基づいた独自の推測が含まれています。この為、現在のドランブイ社、ブラッドフォードホテルの公式な広報内容と一部異なっています。ご了承下さい。

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