ディアナチュラビタミンC(60日分)
ノルウェイの森 下 (講談社文庫)
ノルウェイの森 下 (講談社文庫)
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村上 春樹
講談社
売り上げランキング: 444
講談社
売り上げランキング: 444
おすすめ度の平均: 

青春・現実・喪失・再生
喪失感
読み終えたときの『おもさ』が腹の底にしみる?
村上春樹代表作かつ傑作
読者が自分で翻訳する本僕的には物語の感想とは全然違いますけど、脇で出てくるレイコさん、幼少からピアノを習っていて、小指が動かなくなった現在はギターを自由自在に操るのですが、やはり音楽的センスがあれば楽器が違っても何度か曲を聴けば自分で奏でられるようになるものなのかな、と思いました。映画でもせめて表題曲ノルウェイの森の演奏シーンはちゃんと見たいところですね。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫)
ノルウェイの森 上 (講談社文庫)
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村上 春樹
講談社
売り上げランキング: 220
講談社
売り上げランキング: 220
おすすめ度の平均: 

村下春樹は、最低のゴミだ。
美しい文体だが分からない
ノルウェイの森
夏になると読みたくなる本
僕は今どこにいるのだ?僕がこの本の存在を知ったのは多分中学生の頃、田舎の本屋でも結構角のコーナーにスペースを取って陳列してあったのを覚えてます。でも別に中をちらっとでも読んだわけではなく、上巻の赤と下巻の緑それぞれ一色のハードカバーだけを見て、シンプルだけどとても印象的だなと思ってました。そのときは「ノルウェイの森」というタイトルについても、ほんとにノルウェイにある森についてのお話だと思ってましたね。
内容を簡潔に書けば、主人公の男の子が好きな女の子は親友の彼女で、その親友が自殺した今もその親友のことを想って完全には自分のほうを向いてくれない、やがて女の子は彼氏を失った悲しみで自分も精神的に不安定になってしまい、主人公のもとを去り、そしてこの世からも去る、という感じかな。まぁこれは上巻だからその途中までですけど。
やっぱり読んでいて違和感があるのはハタチ手前の主人公がやけに人生を(性に関することも込みで)達観視しているということ、そしてある種の音楽や外国文学を読んでる人間のほうがそうでない人間より優れている、みたいな描写かな。このへんの知識ひけらかしは1Q84でも相変わらずですね。状況描写にもやれ何々の音楽がかかっていた、みたいなのをいれてくるのがなんというか、一見綺麗な文章のように見えて、実はキザでスカスカなだけのように思えます。
逆に、僕がいいなと思ったのは直子のほうが主人公より半年だけ上、つまり先にハタチになるという設定、で、直子の誕生日にふたりは結ばれるのですが、それまでに直子が自殺した親友キズキと当然カラダの関係があったと思い込んでいたのが、実はそのときが初めてだった、という設定ですね。でもそこで直子が自分のモノになるかと思いきや離れていってしまう、このあたりは切ないですね。
まぁまだ下巻もあるのでこのあたりでやめておきますけど、ふと気になったのが、今冬の映画化ですでに一部のキャストは発表されてますけど、「突撃隊」役は一体誰になるのかな、ということです。全体的に重く苦しい雰囲気が漂う作品のなかで突撃隊の存在が唯一のお笑い要素(として作者は書いてるのだろうが、僕ら世代には全然ピンボケなんだけど)なので、これはこれで重要な配役なんではないかと思いました。
まぁ松ケンの主人公はわかるけど直子が菊池凛子というのはちょっと違うかな、まず年齢的に違うよね。僕のイメージで言うなら吉高由里子だな。


