私というパズル           非常に | 映画にフィギュアに音楽と 夜の帳の物語

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映画、音楽、フィギュア、その他…
最近いろいろモチベーションは下がってます…
時間は作るものなのに、作る時間もない。


良い作品でした…



私というパズルです。




2020年、カナダ/ハンガリー/アメリカの作品、NETFLIX。




監督はジュピターズムーンなどのコーネル・ムンドルッツォ。





自宅出産を選んだ夫婦に訪れた悲劇、大きな悲しみの中全てに心を閉ざす女性の決断とは…






なかなか辛い話ですが、冒頭から30分、ワンカット風?で描かれる出産までの流れが素晴らしい。






悲劇は起こってしまうわけだけど、どれだけこの瞬間を夫婦が待っていたがリアルに伝わってくる。






悲しみに向き合う時間、想いを昇華させるまでの時間などは人それぞれだけど、それでも人生は続いて行くわけで、なんとか日々を生きて行くしかない。






周りの意見、家族、パートナーの気持ち、自分との歩幅の違いに苦しみつつ、最後に彼女が出す答えの強さに痺れます。






干渉しすぎる母親、寄り添いもしないダメな旦那をぶった斬るための伏線となったあの写真も見事。





撮ったのは旦那だけどね 笑





多分誰もが、誰かの、何かのせいにしたいはず、その方がまだ納得できるし、前に進む区切りになるから。




しかしそれをしなかった彼女は強く、逞しく、死ぬほど辛くてもいつかは前に進むしかないわけで、それでも最後にああいうことが言える彼女はものすごくカッコイイ。






主演のヴァネッサ・カービーは最高でしたが、まさかの二作連続のシャイア・ラブーフのダメっぷりも見事( ̄∀ ̄)





そして映像がすごく綺麗で、カメラアングルや構図など撮り方がすごく好みでした、晴れた日の雪の舞い方ってなぜあんなに綺麗なのか…




★★★★☆ 3.5。






車ぶつけた奴許さねえ…