聖地には蜘蛛が巣を張る        変わらない | 映画にフィギュアに音楽と 夜の帳の物語

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映画、音楽、フィギュア、その他…
最近いろいろモチベーションは下がってます…
時間は作るものなのに、作る時間もない。


変えられない…



聖地には蜘蛛が巣を張るです。




2022年、デンマーク/ドイツ/スウェーデン/フランスの作品。





監督はマザーズやボーダーなどのアリ・アッバシ。





イランで実際に起きた連続娼婦殺人事件が題材、聖地マシュハドで街を浄化するという名の下娼婦ばかり狙う連続殺人事件が起こる。

それを追う女性ジャーナリストは危険を顧みず自ら囮となる…というサスペンス、スリラー。





派手じゃないですが、なかなか面白い作品。



 


イスラムで生きるということ、宗教、信仰、男尊女卑、そこで起こる間違った信仰心…やっぱり後進国ってやだね( ̄∀ ̄)





女性にとってイスラム社会は大変です。





平凡な男が犯人で、あれだけ殺しても街を浄化とか言いつつ、支持する人達もいる現実。





貧困、身体を売るしかない女性を悪だと決めつけ、それを阻害しようとするイスラム社会。




そして未だにある強い男尊女卑…





ラストには後継者もできて今後も安泰だなって逆ハッピーエンドで終わりますが、お前らは神じゃないからな、と。





これだから戦争もなくならないし、差別もなくならない。





暗く救いのない内容ですが、深く考えさせられる作品。





★★★★☆ 3.5。




名刺って必要か…?