もちろんきょうしって読みます。
教師にもかけて。
80分程度のメジャーではない邦画ですが、脚本、演出、役者等々素晴らしい。
サイコサスペンス的な内容ですが、不快感、不愉快、不条理、そして闇がスゴイ。
ほぼ中学校の教師内で話は進むワンシチュエーションなのですが、全然飽きることなく、後半になるほどぐいぐい引き込まれます。
まあ確かに演劇チックな所はありますし、基本は会話劇なのですが、回想シーンの使い方や過去かと思いきや、そこに現実のシーンが合わさるとこなど結構考えられて作られてます。
トーンもちゃんと合わせてあるし。
教師の闇も中学生の闇も、そして人生の闇も全てそこにある。
前半のカメラワークのしつこさに少しイヤになるのと、出演者の過剰な演技に慣れるまでちょっとイライラしますが 笑
そこさえ超えてしまえば、中盤以降どんどん楽しくなります。
教室にいるってねぇ… ビクッとしちゃったよ (^▽^;)
ホラーではないけれど後半はなかなか怖いです。
人って、人間ってすごく残酷。
そして、子供って。
こういうテンポの良い作品はすごく好き。
パッケージには騙されないように 笑
★★★★☆ 3.5。
主演の方は亡くなったみたいで… まだ若いのに残念です。