スマホ・復興・金融システムが今年の大きな話題に13日の金曜日のSQは通過。
市場にお屠蘇気分は感じられなかったが、そろそろ本格稼動の時期を迎えても悪くはない。大発会から数日は手を出さず、SQ通過後に今年の相場シナリオを策定する、というアノマリーもある。フワッとした正月モードを寒波がかき消してくれそうだしちょうど良い時期かも知れない。23日の満月を待つという手もあるが・・・。
先週土曜日経の1面は「スマートフォン急増。携帯3社1.6兆円投資」。
ソフトバンクまでが重い腰を上げたインフラ整備から目が離せない。
同日曜の日経の1面は「ゼネコン東北に重点配置。1~2割増員、復興需要17兆円期待。
雇用の創出50万人規模」。
ようやく復興マネーが現場に投入されてきたということだろう。
そして「みずほ2500億円システム投資」。みずほに限らず金融再編からも目が離せない。
スマホ・復興・金融システム。これらが今年の大きな話題であろう。
ある意味・・・。
株式投資は冬の陽だまりを見つける作業に似ている。
とはいえ陽だまりは時の移ろいとともに場所を時々刻々変える。
その温もりの場所に居続けることは結構難しい。
しかも・・・。
冬の日陰は結構峻烈な寒さ。
そこから避難することを求め続ける作業に他ならない。
そして・・・。
その陽だまりに居て常に主人公でありたいと思うのが投資家心理。
持ち株が大商い上位や値上がり上位になって話題になって欲しいという心理。
儲かる損するに関わらず、とにかく持ち株は輝いていて欲しいというもの。
不思議な心理だが、理解できない訳ではない。
市場では材用株あるいは仕手株中心の相場の様相。
「日本橋梁は4日で株価が2倍」などと経済紙のコメントも勇ましい。
一方で「業績の裏づけが乏しい銘柄への循環物色」
「値動きを頼りの銘柄選別」などとしたり顔的な教訓じみたコメントも。
「値動きだけを頼りに投資対象を選別する投資家すら出始めている」と市場関係者。
とはいえ・・・。
業績の裏づけがあれば株価は上昇してきたのだろうか。
値動きだけでは株価は上昇しないのだろうか。
仕手株だって株、主力株だって株。
どちらも株に変わりはない。
建機リースのカナモトが12月22日から昨日まで12日続伸。そして今日は昨年来高値を更新。頼りない相場でもそういう銘柄がある。
昨日目黒までTV等広告制作のTYO(4358・JQ)に社長取材。
印象に残ったのは「弊社のクライアントは皆元気です」。
そのココロは「積極的な企業がターゲット」だから。
ユニクロ・グリーなど最近目に付く広告のクライアントは元気さ満載というのは心強い。
しかも・・・。
積極的姿勢のニューフェイスのクライアントが増加中とも。
日本企業の未来は暗いことばかりではない印象。
そして・・・。
「広告制作の世界は日進月歩。
しかも番組制作とは違って限界はありません。
もっとも・・・。
『価値感』と『クライアントの戦略』の両立という点で厳しくはなってきています。
費用対効果の追求に加えて、見ている方々のプロ化が進んでいることも現実。
しかし・・・。
商品や企業は常に進化していてマンネリ化はありません。
逆に言えば、商品の変化・進化を見つめれば広告の世界に限界はないということです。
商品は常に新しいものが出ています。
ということは、商品に忠実であれば常にフレッシュなものができる筈です」。
この発想が株式マーケットにあれば、市場の低迷などは少しは衰退するのだろう。
因みに・・・。
同社の株価は70円水準。
予想PERは8倍台。
過去のリストラもほぼ完了し、本業回帰を中核とした今後の展開に期待感が感じられた。
スケジュールを見てみると・・・。
13日(金):オプションSQ、12月マネーストック、米貿易収支、30年国債入札、
ミシガン大学消費者信頼感指数、ユーロ圏11月貿易収支、ECB理事会、
欧州モーターショー
週末:台湾立法院選挙
16日(月):11月機械受注、民主党党大会、米国市場休場(キング牧師の日)
世界エネルギーサミット(アブダビ)
17日(火):NY連銀製造業景気指数、独ZEW景況感
18日(水):中国の「春秋航空」が佐賀―上海にチャーター便就航
米12月生産者物価、鉱工業生産、NAHB住宅価格指数、独2年国債
19日(木):5年国債入札、米消費者物価、フィラデルフィア連銀指数、スペイン国債入札
20日(金):BBレシオ、大阪モーターショー、米中古住宅販売
週末:自民党党大会、フィンランド大統領選挙、中国旧正月(~28日)
米企業が決算発表佳境入りで今度はこちらに一喜一憂だろうか。
個別では東証二部上場のユニパルス(6842)に注目。同社は計測制御機器が中核。重量計測・FA関連、電設事業の受注残は拡大基調。リストラ効果も影響し業績は相当復調。今期以降は過去の負担が減少すると見る。近々今四半期2回目のアナリスト説明会もあると聞いており、会社側の意気込みが感じられる。PBR0.6倍台。
JASDAQ上場のコムチュア(3844)も動兆。同社はシステム開発等が主力。市場ではクラウド関連と目されており期待感が高い。積極的なM&A姿勢も評価される。
その他、材料系では協同飼料(2052)、北川鉄工(6317)、学研(9470)に食指。