[ 2011-11-18 08:32 ]
外資系は3営業日ぶりの買い越し
日経平均8400円を守れるか注目
おはようございます。
昨日に続き今朝も欧州債務問題の広がりを懸念した売りが世界の株式市場に圧し掛かっています。
ギリシャに始まる欧州危機はイタリア、そして今度はスペインへと拡大しています。スペインの10年物国債利回りが「危険水域」とされる7%に急接近し警戒感が強まっています。
また、ドイツは「欧州中央銀行が欧州金融安定基金(EFSF)に融資する案について、先日のG20首脳会議で却下していた」と報じられ、欧州問題解決への道のりの険しさが浮き彫りとなっています。
NYダウは135ドル安の1万1770ドル。
米国の新規失業保険申請件数は先週に比べ減少し、雇用情勢の回復基調を示しましたが、市場の関心は欧州問題に集中し相場への効果を打ち消しています。
シカゴ日経225先物は、大証比85円安の8385円で返ってきていますので、週末東京市場の寄り付きは主力株を中心に売り先行のスタートが予想されます。
昨日、日経平均(1001)は目先下値の目処と考えていた8400円を下値に底堅く小戻ししていましたが、本日この8400円を守ることが出来るか注目をしています。
仮に、あっさりと割り込んでしまうようであれば、早晩、10月5日に付けた安値8343円をも下抜けてしまい、年内8000円をも覚悟しなければならないと見ています。
反対に引けで8400円を守ることが出来るようであれば、来週のリバウンド相場を期待して、引け際に打診買いという作戦も良いのではないかと考えています。
◎外資系注文は3営業日ぶりの買い越し
売り1140万株
買い1180万株
差し引き40万株の小幅買い越し
金額ベースは売り越し
米国系は売り越し、欧州系は買い越し
売りは情報通信・商社・ゲームなど
買いは電機・小売り・ゴムなど
売り買い交錯は銀行・機械・化学・自動車・精密など
小出しに出してくるのは、
姑息ないつものやり方。
米もデフォルト寸前なのはもう良いのかい?
良いのかい?