NY市場引け際急落受け、軟調地合いを想定
TOPIXは一足早く安値に沈む
オハヨウございます
昨夜のNY市場、引けにかけて、大きく値を消して終わっています。ダウ平均の終値は190ドル安1万1905ドル、ナスダック46ポイント安の2639ポイントとなっています。
ダウ平均は一時、プラスに推移する局面もありましたが、現地時間、午後3時に大手格付け会社が、ヨーロッパ債務危機が米銀格付けのリスクになるとコメントしたことをキッカケに、金融株を中心に売り圧力が強まりました。
欧州市場は高安まちまち。ただ、イタリアの国債金利が7%前後の水準で推移するなど、欧州を巡るモヤモヤに改善の兆しは見られません。こうした状況を写し、ユーロ円相場は円高気味に推移し、103円台後半の水準を示しています。ドル円は77円を挟んで小動き。
シカゴで取引されている日経平均先物は大証終値に比べて40円安の8410円となっています。
今日の東京市場も頭重たい展開が続きそうです。昨日の日経平均終値は8463円。日経平均の今年の安値は10月5日の取引時間中に付けた8343円ですから、この日、100円と少し下がっただけに、この水準を割り込む可能性があります。
より、相場全体を表すといわれるTOPIXは既に昨日、今年の取引時間中の最安値である10月5日の724ポイントを下回っていますし、東京市場は、再びチャート上でも、重要な正念場を迎えているといっていいと思います。
NY市場は最悪な引け味ですし、今日も、様子見はやむなしの展開でしょうか。昨日も、低位材料株や小型株に逆行高する銘柄は出ていますが、全体の地合いが悪いなかでの消去法的物色ですから、動きに付くとしても、短期回転商いに徹するところと見ています。増田足で分足を活用し、動きがおかしいとおもったら、仮に利が乗っていなくても、機敏に処分するといった姿勢が求められます。
◎外資系注文は売り越し継続
売り1310万株
買い900万株
差し引き410万株の売り越し
売りは自動車、商社、食品、サービス、電力、建設、鉄鋼など
買いは薬品、保険、化学、ガラス、精密、ゲームなど
売り買い交錯は電機、銀行、通信、機械など
先物切り返さないもんかねぇ。
代金がない今絶好のチャンスなんだけども。