日銀金融政策決定会合に注目 | ブー子のブログ

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日銀金融政策決定会合に注目
慌てずじっくりとタイミングを計る場面




おはようございます。

イタリアの10年物国債利回りが「危険水域」とされる7%台に再び上昇。スペインの10年物国債利回りも6.3%に上昇し、ユーロ導入後の最高に接近するなど、欧州信用危機への警戒感が高まっています。

このような中、難航が予想されていたイタリアのモンティ新首相による組閣協議が大きく前進したことで幾分警戒感が和らぎ、米国株式は小幅高しています。

NYダウは18ドル高の1万2096ドル。

米国では、10月小売売上高やNY連銀製造業景気指数が予想を上回り、景気回復期待も相場下支え要因になりました。

さて、日本では日銀が昨日より今日までの日程で「金融政策決定会合」を開いています。前回の会合では国債などの資産買い入れ基金の規模を5兆円増やし、追加緩和に踏み切りましたが、今回は現状維持が濃厚です。

仮に何らかの緩和策を実施するとなると、過去の例では同日もしくは2週間以内に日銀は円売り介入を実施していることから株高に直結すると思われます。

そうでなくても、会合後の記者会見で白川総裁が、「緩和は既に充分実施している」といった終結宣言のような形にならない限り、緩和期待は維持されると見ています。

シカゴ日経225先物は、大証比15円安の8545円で返ってきていますので、本日の東京市場は「揉み合い、やや弱含み」の相場展開が予想されます。

日経平均(1001)では8400円どころが当面下値の目処と見ていますので、ここからの下げは限定的で、売り方にとっても厳しいところです。買い方は、慌てずじっくりと買いのタイミングを計る場面と思われます。

昨日、東証1部の売買代金は7287億円で今年最低でした。売り買いともに様子見ムードが極めて強い状況は今日も続くと見ています。


◎外資系注文は2営業日ぶりの売り越し
売り1240万株
買い880万株
差し引き360万株の売り越し

金額ベースも売り越し
米国系は売り越し、欧州系は買い越し
売りは精密・不動産・電力・保険など
買いは銀行・陸運・食品など
売り買い交錯は電機・機械・自動車・通信・商社など