「カダフィ大佐死亡!」
国民の怒りをかってカダフィ大佐は自国民に殺されちまいました。
「生きたまま拘束し、公平な裁判にかける」と言われていたのに殺されちまいました。
ところで殺した自国民とやらは殺人犯として処罰はされないのでしょうか?
殺しちゃっても罪にもならないならある意味凄い。
国債刑事裁判所が『人道』に重きを置き、
この日本にも情けをかけてくれるものなら、
国際刑事裁判所から「人道に対する罪」などの容疑という逮捕状を日本の政治家達にも出してくれないかしらね。
罪人だらけの日本の政治家の中から選ぶのも迷っちまうところだけど、
手始めに銭ゲバトリオ『鳩山・菅・野田』ってところで。
ビンラディン・カダフィ大佐となんら変わらない独裁政治で国民は殺意を感じていますよ。
私としてはどちらかと言うと、
『後2年民主党が何をやらかすか笑ってみていましょうかね』
と言った野党の奴等の方に殺意を感じましたがね。
・・・何をやらかすか全て分かっているから笑っていられるんだよね。
そしてマーケット。
10月21日にアメリカで公開される映画は「マージンコール」。何もこんな時期に「追証」なんて映画を公開する必要はなかろう。
印象に残るのは「決定的な打撃を受けるのは、したたかな金融マンではなく普通の人々」。ハリウッドは米国の戦略の一端を担うという陰謀説があるが、どうもそんな気がする。
昨今、オリンパス、大王製紙など企業統治やコンプラの問題が目立つ。
思い起こされるのは今年の春頃に言われた「ESG格付け」。
E=environment(環境)
S=society(顧客、株主、従業員、取引先など)
G=governance(統治)
これらが配慮された経営がされているかどうかが投資のポイントとなるという説。
放射能を撒き散らせば環境には優しくない。
新本社用地から水銀が検出されるのも同様。
土木談合などもっての他。
巨額のM&A関連アドバイザリーフィーはガバナンスが疑問。
無担保での経営者の借り入れも同様。
確かにポジではなくネガ銘柄を検索するには持って来いの指標に思える。
「買う前に3分とどまりESG」(読み人知らず)。
ゴルフスイングの「チャー・シュー・麺」のように身につけておいた方が良いかも知れない。
ところで・・・。
象徴的なのは米インターネット大手ヤフーの決算と株価の動向。
同社の7~9月期決算は売上高が前年同期比24%減の12億1666万ドル。
純利益が26%減の2億9328万ドルで収益ともに悪化での着地。
競合するグーグルに大きく差を付けられ、業績不振が継続。
しかも身売り観測まで台頭している。
にもかかわらず株価は夜間取引で3%の上昇。
「減収減益決算ながら予想ほど業績が悪化しなかったため買いが膨らんだ」との解釈。
しかし実際の背景は中国アリババグループなどの買収への関心観測。
要はファンダメンタルよりは需給が優先の市場心理。
だったら四半期毎の一喜一憂することもないだろうに・・・。
ダメで買われそうな銘柄や保有キャッシュの多い企業を探すほうが役に立ちそう。
換言すれば・・・。
市場は安定を求めつつも変化と驚きも求めているという背反する世界でもあるということ。
この「驚愕志向」はマスコミの好きなところと合致する。
毎日10円ずつ日経平均が上昇すればたぶん年間収益は30%近くなる。
あるいはTOPIXが毎日3ポイントずつ上がれば年間収益は倍近くなる。
でもそんな相場展開はたぶん望まれない。
逆に考えると、日経平均の10円やTOPIXの5ポイントを得るのはそう難しくはない。
「毎日継続して」と「負けないこと」が相当難しいのだが・・・。
スケジュールを見てみると・・・。
21日(金):9月電力需要、独IFO景気動向調査、ユーロ圏EU財務相臨時会合、トリシェECB総裁講演、米バネック国防長官来日
週末:野田首相とフィヨン仏首相会談、EU首脳会議、スイス連邦議会選挙、アルゼンチン大統領選挙
24日(月):9月貿易収支、野田首相とウルフ独大統領会談、決算(KDDI)、欧州議会本会議(~27日)、NZ・タイ市場休場
25日(火):野田首相とキャメロン英首相会談、米S&Pケースシラー住宅価格指数、消費者信頼感指数、住宅価格指数、英7~9月GDP、米2年国債入札、EU・中国首脳会談
26日(水):9月企業向けサービス価格、米耐久財受注、新築住宅販売、5年国債入札、インド市場休場(~27日)
27日(木):日銀金融政策決定会合、「展望」レポート、米7~9月GDP、7年国債入札
28日(金):9月失業率、全国消費者物価、米7~9月雇用コスト指数、個人所得・支出
日経平均の日中値幅は昨日まで9日連続で100円割れ。
東証1部の売買代金も4日連続での9000億円割れ。
6日連続での日足陰線
騰落レシオは97ポイント。
75日線(9137円)は下向きで乖離はマイナス4.9%。
25日線(8654円)はかろうじて上向きで乖離はプラス0.32%。
微かな兆しは「勝手雲」が24日から白くねじれて月内は白いことだろうか。
個別ではアンリツ(6754)に注目する。同社は計測器・通信機器が中核。スマートフォン、LTE用計測器の需要が内外で想定超。材料銘柄の出遅れとして注目される。
精練染色加工大手のサカイオーベ(3408)、カタログ通販大手で業績好調のスクロール(8005)、アパレル大手のオンワード(8016)が動兆。