[ワシントン 7日 ロイター] 米議会予算局(CBO)は7日、2011会計年度(9月30日終了)の財政赤字が国内総生産(GDP)比8.6%相当となる1兆3000億ドルだったと明らかにした。
2010年度の赤字規模とほぼ同水準としている。
財政赤字の対GDP比率は、2010年度が8.9%、2009年度が10%だった。
で、日本の財政赤字を見るとGDP比でどのくらいか、というとせいぜい10%程度のものだ。
アメリカと殆ど変らない。
なぜ、政府債務総額をGDP と比較する、という妙な事を始めたのか不明だけど、こういう根拠に乏しいもっともらしい数字を使って、大変だといって増税しようという財務省の作戦にのってはいけません。
財政赤字で見ると日本は突出している訳でも何でもない。
それから政府債務がGDPの180%とかいい、それが900兆円もあるので個人資産の1400兆円に比べてもあと500兆円しか残りがないという議論もよく聞きますね。
でもなんか変じゃないですか?
日本政府の債務を個人資産で相殺する??なるほど、では日本国の資産はゼロ、ってことですね。
この話は本当に単純なんだけどだれも言わない。
今までこれを指摘したのは(好き嫌いは別にして)竹中さんだけです。
つまり日本には企業のバランスシートに相当するものが無く、誰ひとり真面目に日本国としての資産を査定した人がいない。
その気もない。
借金と言うのは借金総額から持っている資産を引いたものが借金になるはずですが、日本だけ、資産を無視して借金だけを引っ張り出して大変だ、とわざと騒いでいるというあほさ加減。
もういい加減にせいよ、ということで、財政赤字を取り出すとこういうことになるのですね。
日本の財政は全く危なくない、と言う事です。