リビアのカダフィ大佐の軍隊が、同国の石油施設がある地域を再び爆撃したと
いう情報があります。
この爆撃情報とあわせて、リビアの石油関連地域・原油に関する情報を要約す
ると、
・9日の政府軍の空爆で、大型タンク4基が爆破された
・同地域で発電所やパイプラインなど石油積み出し港の施設が約8割破壊
・リビアの石油生産量は、通常の3分の1まで落ち込んでいる
・中国向けの原油出荷200万バレルを停止
目にすると「最悪」と感じるものばかりでしょう。
しかし、10日夕刻に入った新たな情報であっても、原油相場は上がるところ
か売りに押されています。
これはなぜか???
リビア情勢悪化のような材料を先回りで織り込んできた表れ(=織り込み済み)
と思われます。
明日11日はサウジアラビアでのデモ活動の観測はありますが、この可能性も
事前にいわれてきたことだけに、かなり大規模にならなければ大方は織り込み
済みになるのではないかと考えらることは頭に入れておきましょう。
仮に、明日11日の株式市場が反発した場合に描けるシナリオは、今までリス
ク回避から「原油関連買い/他銘柄売り」でしたが、この逆転で「原油関連に
決済売り/他銘柄に買い」という動きが見られるのではないかと思われます。