週末から週明けにかけてが正念場
相場とは冷酷なものです。みんなが買いたいと思うと下がり、逆に売りたいと思うと上がる、天邪鬼(あまのじゃく)そのものです。
また厄介なことに、買いたいときは、なぜか好材料がつぎつぎと顕在化して、さらに煽るのです。真正直で疑いの知らない投資家ほど騙されるのです。
いうまでもないことですが、相場の天底は理屈ではなく、あくまでも人気が決めるものです。インテリ、識者ほど理屈に走って天底を判断しがちです。
しかし、天底は人気、つまり罫線でしか判断できません。増田足を研究されている諸兄には、十分すぎるほど理解されていると思います。
さて、株価は、2月17日のザラバ高値10,891円から急落しました。ここにいたって強弱感が対立しています。
中東の混乱、原油価格上昇、それに米国株の急落などに振り回されています。ただ、真実は株価だけが語っているものです。定石でいえば、前号でも触れたように、買い戻し、押し目買いで今週の反動高は予定通りです。
問題は週末から週明けにかけてでしょう。ここまでに高値を突破するかどうか。
突破できなければ、当面気むずかしい展開となります。
正念場を迎えるでしょう。
これも前号で触れたように、10年夏からの上昇の日柄は、定石でいえば限界を超えています。かりに、高値を突破しても上値はしれているでしょう。筆者は、大勢は天井圏にあるとみています。
ところで、余談ですが、アラブの民主化の波は、なぜ、起きたのか。
アラブの一高官の話として、民主化の動きは、所有する富の不公平感からくる正義からだそうです。妻や娘の身体を使ってまでしてカネを得る。これはもはや貧困という言葉では言い表せない、われわれ日本人にはとても理解できない惨状です。
問題はこのあとです。おそらく、落ち着くまで気の遠くなるような時間が必要となるでしょう。日本も戦後、米国という強力なサポーターがついていても、平穏を取り戻すには15年ぐらいかかったのです。アラブは、もっともっと時間がかかるでしょう。
さて、今回は短期決戦になるとみて、金融の三菱UFJ(8306) (東1/100株)、それに、これまで動きの鈍かった三菱重工業(7011) (東1/1000株)などいかがでしょうか。