[澤部 潔先生の増田足コラム 11月19日号] | ブー子のブログ

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[澤部 潔先生の増田足コラム 11月19日号]


日経平均が5ヶ月ぶり大台回復
増田週足の変化に注目を

最近発行される外資系証券のリポートで、日本株に対する強気スタンスが増えてきました。

 ゴールドマンは「2009年の再現か 日本株のアウトパフォームを予想する理由」とのリポートを流し、日本株のウエートをアンダーパフォームからニュートラルに引き上げ。メリルは日本株を持たざるリスクを説き、クレディは17日付の「日本株ハイブリッド戦略」のなかで「日本株に対する投資見解を強気に転換した」として、TOPIXのターゲットを11年3月末1000ポイント、同年12月末の1200ポイント(日経平均1万3000円)に設定してきました。

 彼らが強気に転換した背景には、予想以上に好調に推移している企業業績があります。中間決算の発表がほぼ終了しましたが、みずほ証券リサーチ&コンサルティングの集計によると、2011年3月期、最新の営業利益予想(東証1部・除く金融)は前期比42.3%増益と事前予想の35.5%増益を大きく上回っています。通期予想に対する進捗率は55.9%に達しています。しかも、今回の中間決算では、トヨタが対ドル相場の想定レートを1ドル=85円から80円に変更するなど、多くの輸出企業が下期の想定レートを円高に修正していますから、今後の為替推移によっては、増額修正すら読める状況になっています。

 また、世界各国の株価が流動性相場に乗って木の葉のように舞い上がるなか、為替が円高に推移したこともあって、日本株は蚊帳の外に置かれていました。NYダウをはじめ、世界の株式市場が軒並み「リーマンショック前」の水準に回帰するなか、そこにまだ大幅な距離を残していることも、外資系の一角が強気に転じた背景にあるものと思われます。
 こうした外資系の姿勢がショート筋のカバーを誘ったためか、日経平均は6月22日以来、およそ5ヶ月ぶりに1万円の大台を回復してきました。当然のことながら、増田足の日足チャートで見る日経平均のチャートパターンは先読みを含めピンクのオンパレード。また、週足も、25週足が久々にピンク転換、13週足が2週連続でピンク、また、3週足がハッキリとした形で25週足を抜くなど、明確に基調転換を主張しています。

 委託売買に占めるシェアが6割に及ぶなど、東京市場の制空権は外国人投資家が握っています。一部とはいえ、その主たるプレイヤーの動向を左右する外資系証券のスタンス変更を見逃してはいけません。来週は日米ともに休場をはさむ変則週。ことに東京市場は一気に大台を回復した直後ですからスピード調整的な流れに入る可能性もありますが、仮にそうなっても、ここは、押し目買いの姿勢を堅持する場面と捉えるところだと思います。
 全体陽転を踏まえると、出遅れ銘柄の初動に網を張るのが有効な投資手法になります。
 JR東海(9022 東1 1株)が底堅さを増してきました。リニア新幹線に絡むファイナンス懸念が相場の頭を抑えていましたが、決算発表の席上、社長がハッキリとその流れを否定したことで、懸念が薄らいでいます。信用倍率1.15倍と取り組み良好。増田足3日足は25日足タッチで反転、ピンクに。25日足も、ピンク転換が見え始めています。

 低位材料株では合同鉄(5410 東1 1000株)に妙味が感じられます。週末にかけて低位もみ合いからの放れ足を示現。先読みを叩くと、この株も、25日足のピンク転換が見えています。