[北浜 流一郎先生の株式コラム 1月14日号] | ブー子のブログ

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花 地合い好転。悪材料に強くなった東京市場と上手に付き合う簡単な方法。 

 東京市場は今週から本番に入っています。年初からの1週間はリハーサルでした。今週はそれが終わり、本番スタートでした。私は先週急ピッチで上昇したため、今週は一休みして軟調。こんな見方でいたのですが、14日時点では堅調そのものの動き。本番スタートにふさわしい展開になりました。
 背景にはもちろん米国市場の堅調さがあります。同市場では昨年10~12月期の決算が相次いで発表されることになるため、それへの期待感が高まり、日々買い優勢となっています。昨年のいま頃は各社の決算は最悪だったため、それに比べれば今年は大幅改善が見込めます。この点に期待する買いです。
 それが裏切られる可能性は低いでしょう。そのため今後しばらく米国企業の好決算発表を当てにした買いが東京市場をも押し上げる可能性が高くなります。
 すでにそれは銘柄の値動きにあらわれています。私は前回この欄でも書きましたように、今年は「自転車から自動車へ」の流れが起きると見ているのですが、もうすでに市場はその方に向かって走りはじめています。
 トヨタ株やホンダ株などの値動きにはっきりと現れていて、年初からどんどん買いが入っています。
 注目したいのは、JALの会社更生法申請と上場廃止という、投資家にとってはこれ以上はないといえるほどの「墜落事故」が起きている中で、自動車株だけでなく、市場全体も上昇力を増していることです。
 
 株主をパニックに突き落とすようなことが起きているにもかかわらず、市場が下げない。このようなことが起きていること自体が、現在の地合の強さを表しています。
 この原稿を書いている時点でも内閣府が発表した昨年11月の機械受注統計では、企業の投資活動の先行指標となる「船舶・電力を除く民需」(季節調整値)は前月比11.3%減と大幅なマイナスでした。
 データが昨年11月とやや古いものの、それでも好ましいものでないことは確かです。しかし株式市場はそれをほとんど無視した形で上昇しました。10~12月期の受注見通しは7四半期ぶりにプラス予想であることを考慮しても、数字の悪化が売り材料にならなったのは、地合が好転した証拠と見るべきです。
 市場が強いかどうか。私の判断材料はシンプルです。悪材料に対する反応がどうかで判断します。つまり向かい風を押し退けて前進できるかどうかということです。現在の東京市場は、すでに押し退けていることになり、この点心強い限りといえます。
 しかもです。買いの主体は資金豊富な外国人投資家たちです。彼らは昨年も買い越しでしたが、今年はさらに買ってくるとみてよいでしょう。
 となると銘柄は、日本を代表するど真ん中企業になります。その中で分かりやすいのは、いわゆる「01」銘柄。つまりコード番号の下二桁が「01」になる銘柄。これらが上がりやすくなります。まあ、私から見てのことですが・・(笑)
 それでも当然、手放しの楽観などは禁物です。いまなお「二番底がある」と主張する人が多いため、実際にそうなってしまうこともあり得ます。そのため新たな投資は、銘柄ごとに材料よりもチャートの吟味が不可欠です。昨年来高値を更新中の銘柄が多いだけに、なにごともチャートと相談して決める。
 いまは状況が良いだけに、これを忘れずに実行したいものです。

 さて、注目銘柄。まずは日清紡(3105 東1 1000株)です。綿紡績の名門企業ですが、投資の対象として見る場合は、自動車関連株になります。
 この会社はブレーキ用の摩擦材に強く、ブレーキそのものも製造しています。当然その需要は自動車生産に左右されますが、幸いそれは今年各社増産を決めているため、ブレーキ需要も拡大が見込めます。株価はすでに高値圏ながらまだ天井にはほど遠いと見ています。

 次ぎは藤倉化成(4620 東1 100株)です。この株も実は自動車関連株の観点から取り上げます。アクリル樹脂に強い会社ですが、その中でコーティング剤。これが自動車に使われるのです。塗料を塗ったあとはコーティング剤を塗り、ぴかぴかにします。
 ということで藤倉化成です。

 最後に旭硝子(5201 東1 1000株)です。これまた自動車関連株になります。自動車用ガラスで首位だからです。しかしそればかりではありません。液晶テレビ用ガラスにも強く、自動車、ハイテク両業種にかかわっているところが魅力的です。株価はこのところやや軟調となっているため、安全度も高くなっています。