下田界隈散歩 | 写真小話

写真小話

私が撮影しながら散歩した備忘録的な記録

2023.01.02

新年の親戚づきあいの一環で、静岡県の下田で一泊することになった。

だた行って宴会して帰るのもナニなので、ちょっと散歩してみることにした。

正月という事もあり、自動車で下田往復は東名の入り口や真鶴とかでどうせ渋滞するだろう、そして横浜市内でも渋滞する。

こういうときは電車がとにかく快適だ、渋滞しないし、寝ていられるからね。

そんな訳で、電車で行く事にした。

踊り子号に乗込んで、崎陽軒のシューマイ弁当食べたり、鼻くそほじったり、居眠りしたりしている内に下田に到着する、らくちんだった。

今回は親戚がらみなので、山の神も同伴である。

下田駅からバスに乗って爪木崎に向かう。

爪木崎は大昔(30年くらい前)に現山の神とバイクに乗って、ちょうど同じ時期に伊豆半島一周ツーリングを行った際、立ち寄った思い出深い場所でもある。

その後、一人でバイクで立ち寄ったりしたかもだけど、あんまり記憶にない。

なんなら30年前の山の神とのツーリングの記憶もあんまりない。

このショットが爪木崎の全てな気がする。

あれ~こんな所だったっけ?てな感じ。

もっと水仙が山盛り咲いていたような、入り口が車でスゲー渋滞していたような気がしていたけど、バスは順調に走って、あっさり定刻通り到着しました。まぁ良い事なんだけど。

駐車場のすぐそばに、無料の温室があったので、入ってみる。

ブーゲンビリアが咲いてました、その他にはパパイヤが小さな実をつけていたのと、バナナが花を咲かせていました。

パパイヤって、古い家の便所の裏に生えてる木(ヤツデ←調べました)にちょっと似ているんですねぇ。

それにしても、この温室、入場料もとらずにやってる割に、ちゃんと手入れされていて素晴らしいです。

もっと平で水仙がいっぱい咲いていた気がしていたけど、気のせいだったみたい。

三浦の城ヶ島とか房総の保田とかと記憶がゴチャ混ぜになっており、山の神も、あれニャンコいっぱいいなかったっけ?とか坂がもっと凄かったとか、ちゃんと覚えておりません、まぁこんなもんです。

爪木崎はまぁ、こんな感じです。

土産物屋さんでヨモギ団子を買って、齧りなからバスを待ち下田駅に戻り親戚と合流して宴となってこの日は終了。

 

2日目、宿の出口にて集合写真なんぞ撮って解散。

帰りの電車まで時間があるので、どこに行こうかと、とりあえず武ガ浜に出てみる。

う~ん、これらは何時からこうしているのでしょうか。

こういう物って持ち主がどうにかなっちゃってたりすると、どうする事も出来なかったりするんですよね、片付けるのも相当お金が必要だろうし…

 

気を取り直して、遠くにキラキラ見えている犬走堤防でも行ってみるか。

犬走堤防は過去に何回か釣りをした事がある。

遠くから眺めてみると、釣りしている人がポツポツいたので、多分なにも釣れてないだろうと思いつつちょっと覗いてみたくなった。

犬走堤防の入り口付近にいた日向ぼっこニャンコ様、専用お茶碗があり大切にされている様子。

犬走堤防は、犬走島を貫いていてちょっと変わっています。

犬走島近くあたりの堤防部分が潮を被る事があるようで、基本立ち入り禁止です。

ほとんどの人がまぁちょっとやるか程度のテンションで釣りしている感じ、まぁなんにも釣れてないやね、先端にいた2人が本気のカゴ釣り師だったけど、その2人も渋かったみたい。

でも良型のマアジを2匹あげていました。

犬走島と黒船を模した遊覧船。

遊覧船にウミネコとトビがついてゆきます。

犬走堤防を後にして、まだ電車まで時間があったので、ペリーロードを通りつつ下田駅に向かう事にした。

横須賀の久里浜なんかもそうだけど、当時の日本に武力をチラつかせて通商をせまる外国人をなんで記念しなきゃいけなんだという思いがある。

この開国を契機に封建社会から脱却し近代日本の礎を築いたって事かもしれないけど、列強に翻弄されながら、半ば操られながらの近代化ってちょっと情けないかな、相当苦労しながら、列強どもの思惑渦巻く中なんとかやったって所は理解できるのだけど、その時は最早どうしょうもなかったのだろうけど、それでも自国民のみで果たし得なかったっていうのが残念です。

周りが動くからとか、迫られたからやっと動く、そういう気質が今でも色濃く残っていて、そこが我等の良いところでもあるけど情けないっちゅうか、なんちゅうか複雑な気分。

ペリーロードは歴史的建造物が良く保存されており、趣のある良い通りです。

小川とガス灯、なまこ壁の建屋と柳が良くマッチしております。

みなさん、思い思いに散策を楽しんでました。

おっと結構時間くってしまった。

ペリーロードから下田駅へ戻り、ちょいあわてて弁当を買って電車に乗り込んだ後、行きと同じように居眠りこいたり弁当食ったりしながら帰りました。

おしまい