見沼区の桜回廊 | 写真小話

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私が撮影しながら散歩した備忘録的な記録

2022.04.08

さいたま市見沼区の桜回廊に毎年行ってます。

いつもは自動車で来て、見沼公園に駐車し、見沼公園をベースに散歩するのだけど、必ず車まで戻らなくちゃならない。

たまには、どこかに抜けてみたいので、今回は電車&バスでやってきた。

横浜の桜はもうだいぶ散ってしまったけど、埼玉は北だからまだOKでしょ。

大宮の焼きたてパン屋でパンを買い、バスに乗って見沼公園へ。

すでに13時をまわっています、いつもどおりです。

見沼公園って良い感じの原っぱがあって、個人的にすごく好きな所。

イイ感じの原っぱって探すとなかなかないものです。

手入れしないとダメだけど、手を入れすぎるとつまらない原っぱになっちゃう。

その点、この見沼公園はちょうど良い感じ。

おっと桜の花びらと思ったら…

サギゴケの群落でした。

こいつも、毎年必ず同じように群落になるわけじゃなく、手入れの微妙な塩梅で、年によって少なかったり、場所が変わったりします。

見沼公園のオオイヌノフグリの群落は見事です。

オオイヌノフグリなんて…とバカにされそうだけど、バッチリ群落になっている所って意外とありません。

見沼公園のオオイヌノフグリ群落は素晴らしかったけど、年々縮小していってます。

理由は分からないけど、手入れの時期のズレだったり、草刈りの精度だったりが変わったのかも知れません。

実は桜よりこちらが目当てだったりします。

ひとしきり、雑草写真撮ったら、大宮で買ってきたパンを齧って桜回廊を歩くとするか。

桜…結構散っちゃってるよ…

用水路に花筏

でも、結構のこってる所もあったりして楽しいです、パンも喰ったしな。

都内や横浜と違って、人がごちゃごちゃいない所も此処の良いところ。

みなさん用事のついでに桜を愛でるといったスタイルです。

見沼公園からは東の用水路を下ってましたが、途中で離れて芝川をはさんで西の用水路に移動します。

西の用水路へ移動する途中の芝川でからし菜の群落がありました。

結構すごいな。

西の用水路にも桜が咲いています。

で、ちょっと大きめな神社があったので、立ち寄るか。

氷川女體神社、祭神が稲田姫命なので女體なんだって。

そういえば、川崎駅のラゾーナの裏にも「にょたい神社」があったな。

あっちは、「女躰神社」と書く、多摩川の氾濫を鎮める為に身を投じた女の人を称えて建てられたもの。

氷川女體神社についても、このあたりは見沼というだけあって盛大な沼地だった事から、結構な水害があったと思うので、もしかしたら、川崎の多摩川と同じような事があったのかもね。

ところで、この神社、近くに「中山神社」と「大宮氷川神社」があって、一直線に配されているんだって。

それで、中川神社から見ると冬至の時に氷川女體神社から日が昇り、夏至の時には大宮氷川神社へ日が沈むようになっており、それによって暦を知るのだそうな。

ロマンがあって良い話だけど、たまたまなんじゃね?と思ってしまう。

だって、その、中川神社に立って大宮氷川神社と氷川女體神社って見えるの?

木とか邪魔で見えないんじゃないの?見えなきゃそっちに日が昇ったとか沈んだとか分かんないじゃん。

昔は見えたのかな?まぁいいや、今度確かめてみよう…

でも、こういう事を考えるの、すごく楽しい。

やっぱりこの辺は盛大な沼地だったようで、竜神伝説とそれを祭る御船祭りがあったようです。

伝説のある土地はロマンがあって良いよね。

桜回廊はずっと続く…

現在の沼地には送電線の鉄塔が一直線…電気大事ですよね。

もう日が暮れるなって頃に、本日の終点、東浦和駅へ近づいていく。

東浦和駅に到着。

武蔵野線に乗って、南浦和で京浜東北線へ乗り換えるついでに、スタンドラーメンでも食って帰るかと思ったら、無くなってました。

最後にあそこでスタンドラーメン喰ったの結構昔だったからな~、うーん、ちくしょう。

 

おしまい