軍刀利沢(変わった名前の沢の言われ) | 写真小話

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私が撮影しながら散歩した備忘録的な記録

若葉がまぶしい季節になった。

まだ若葉っぽいうちに新緑の沢でも愛でに行くかと思い物色する、丹沢は家から近いが滝の多い丹沢は沢始めにはちょっとなー、南秋川界隈の沢なら易しいし沢の雰囲気も良いから南秋川のどこか…

20年前に一度行った軍刀利沢(ぐんだりさわ)はたしか易しかったよな~雰囲気も良かったような、そうでもなかったような…

という曖昧な記憶のもと20年ぶりの軍刀利沢へ行く事にした。

軍刀利沢って変な名前で心惹かれる、それは軍刀利沢の上にあるという軍刀利神社に由来している、 その話は沢を抜けた後で。

しかしながら遠くてちょっと面倒くさいな、早起きは大嫌いだけど4時に起きてアプローチする。

遠いと言ってもオール下道で約2時間なんだけどね。

林道の車止めにバイクを止めて支度をし矢沢林道をポテポテ歩く。

歩き始めてすぐに矢沢が見える、結構よい雰囲気ー。

フジの花が満開ですねー

結構な伐採地、伐採→植林後2年くらいだろうか。

小一時間林道を歩いたあたりで軍刀利沢の出合いである。

軍刀利沢出合い、沢支度をして突入

遡行開始からすぐに小さなゴルジュになる

軍刀利沢もとなりの小坂志川と同じく黒っぽい縞々の岩に小さなゴルジュを有していて良い雰囲気。

個人的にはずっとこんな穏やかな箱庭のような渓相のまま詰めまで行ってよいのだけど…

さらに遡ると滝場が登場してくる。

基本的に簡単に登れる滝ばかりだけど…

こいつは滝に取りついて上で詰んだらやばいと思い左から巻いたけど、巻きもザレていていやらしかったなー。

この滝がこの沢で一番見栄えのする滝かな、

右から巻き気味に簡単に登れた。

途中こんな感じのちょっとしたナメを挟みつつ遡行を続け

 

10mクラスのこんな感じの滝が出てきて右から巻き気味に登って進むと沢詰めとなり

落ち葉の詰まった沢詰め、藪漕ぎなしでわりと快適に登ってゆくと…

三国峠付近の登山道に飛び出して沢は終了。

ここは神奈川、東京、山梨の県境だから三国峠、まぁまぁ人気のハイキングコースになってます。

そのハイキングコースを西に少し進むと軍刀利神社に到着する。

稜線上の小さな祠という趣。

軍刀利とは軍荼利明王の事で、密教において南方に配されている宝生如来の怒った姿が軍荼利明王。

インドのヒンドゥー教の神でもありそちらは女性の神だったけど中国を経たとき性転換して男になり日本に至る。

でのここは神社で神道ですよね、なぜグンダリ?

この神社の起源は日本武尊の東征の時、この地で軍を整え、草薙の剣を祭った事に由来するとある。

まぁ言われは良しとして、あまり軍荼利明王と関係ないような…

でも、ここは山なので山岳修験者によると考えると密教と神道の融合はあったのかなと…

こういう事考えるの面白いですよね。

ここは山宮で、ここから山梨側へ下ったところに奥の宮と本宮があるようなので、今度行ってみようかな?

ちなみに軍刀利神社のすぐ近く神奈川県側には石楯尾神社があります。

剣と楯が近くにあるのは何か関係あるのかな?

 

軍刀利神社の祠から西にちょっと進むと軍荼利山がありそこで登山道と別れ北北東の尾根へ進む。

道があったり無かったり細かったり広かったりする尾根だが、藪がないのがありがたい、快適に下って行きバイクを止めた林道終点近くにたどり着き終了。

今年の初沢は少ししょっぱかったな!

20年前の記憶なんてほぼ無いに等しかったし…

次はもっとやさしいヤツにしよう。

おしまい