【追悼】小澤征爾さん死去 | 日々是本日

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【2024年2月20日追記】

NHK「クラシック音楽館」で追悼放送がありました!

 

【曲目】<2002ウィーン・フィル ニュー・イヤーコンサートから>●ヨハン・シュトラウス/ワルツ「美しく青きドナウ」●ヨハン・シュトラウス父/ラデツキー行進曲 他 <2016ウィーン・フィル来日公演から>指揮者ズービン・メータ、バイオリンのアンネ・ゾフィー・ムターとの共演 ●シューベルト/交響曲第7番「未完成」●武満 徹/ノスタルジア 他 管弦楽:いずれもウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 

前半が2002年の公演なので当時66歳、後半が2016年の公演なので当時81歳。

2002年の公演は60代とは思えないエネルギッシュな雰囲気であったし、2016年の公演でもまだまだ気力が感じられた。

 

NHK+で 2月25日(日) 午後11:30 まで配信中!

 

 2月6日に指揮者の小澤征爾さんが亡くなられた。

 

 小澤さんの略歴と活躍の軌跡などについては、下記の記事を参照されたい。

 

 

 前回、このブログで小澤さんの記事を書いたのは、2022年9月13日にオーストリア音楽演劇賞を受賞した時のことである。

 

 

 この時に、今はどうされているかと思って調べてみたら自宅療養中ということであった。

 

 

 この年に、兄弟との回顧本が出版されているので、やはり予感はあったのだろう。

 

▼「小澤征爾,兄弟と語る: 音楽,人間,ほんとうのこと」岩波書店2022

 

小澤征爾,兄弟と語る 音楽,人間,ほんとうのこと

六十年以上にわたり世界を舞台に活躍してきた、クラシック音楽界の巨匠、小澤征爾。中国に生まれ、引き揚げ後の貧しい暮らしと音楽武者修行を経て、多くの人に支えられ切り拓いた、その人生。昔ばなし研究者の兄・俊夫と、エッセイストでタレントの弟・幹雄との、やわらかで率直な語りあいにより、これまでの歩みをふりかえる。
※上記バナーの Amazon 商品サイトより引用

 

 小澤さんと親交があり、共著もある村上春樹さんは朝日新聞に追悼記事を寄稿していた。

 

 

 村上春樹さんとの共著はこちら。

 

小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

 

 この本については、ブログで紹介記事を書いている。

 

 

 この頃の小澤さんを見たいと思って動画を探してみたら、ロームという半導体メーカー主催の音楽セミナーの映像があった。

 

 

 2013年の映像なので、2010年に見つかった食道がんの治療の後ぐらいの頃であるが、まだまだ覇気がある。

 

 前掲のニュース記事で「2018年4月に大動脈弁狭窄症の手術を受けてから、本格的な療養生活に入りました。」とあるから、やはりここからがしんどかったのだろう。

 

 死因は心不全ということであるが、寿命を全うされたのではないかと思う次第である。

 

 ご冥福をお祈りいたします。(合掌)