鄭問(チェン・ウェン)「東周英雄伝」講談社1990~1993 | 日々是本日

日々是本日

bookudakoji の本ブログ

 前回の記事で、鄭問(チェン・ウェン)「始皇(シーファン)」を紹介した。

 

 鄭問さんの画力が折り紙つきなのは、日本でのデビュー作「東周英雄伝」で確認ずみ。

 

 その水墨画や油絵などの様々な画法をミックスした作品は素晴らしいの一言に尽きる。


 その素晴らしさは、下記の講談社コミックスプラスの商品ページの「試し読み」で味わうことができるので、この機会に紹介しておくことにした。

 

 

▼鄭問(チェン・ウェン)「東周英雄伝」講談社1990

※試し読みページあり(見開きページ画像)

 

▼Kindle版(電子書籍)はこちら

※試し読みページあり(単独ページ画像、講談社コミックプラスよりもページ数は少ない

「東周英雄伝」第一巻 【目次】

 

英雄ノ一 「名を貪った男」 要離(ようり)
英雄ノ二 「おれの舌はまだあるか?」 張儀(ちょうぎ)
英雄ノ三 「天下無双」 信陵君無忌(しんりょうくんむき)
英雄ノ四 「三百野人」 秦の穆公(しんのぼくこう)
英雄ノ五 「萬世師表」 孔子(こうし)
英雄ノ六 「春秋一霸」 斉の桓公(せいのかんこう)
英雄ノ七 「仙女下凡」 西施(せいし)
英雄ノ八 「恨吞天下」 秦の始皇帝(しんのしこうてい)

 

 

▼鄭問(チェン・ウェン)「東周英雄伝」講談社1991

※試し読みページあり(見開きページ画像)

 

▼Kindle版(電子書籍)はこちら

※試し読みページあり(単独ページ画像、講談社コミックプラスよりもページ数は少ない)

「東周英雄伝」第二巻 【目次】

 

英雄ノ九 「崔杼弑君」 斉国の太史(せいこくのたいし)
英雄ノ十 「中国兵聖」 孫子(そんし)
英雄ノ十一 「窮刺客」 鉏麑(しょげい)
英雄ノ十二 「刎頸の交わり」 藺相如と廉頗(りんしょうじょとれんぱ)
英雄ノ十三 「萬前穿心」 孫臏と龐涓(そんぴんとほうけん)
英雄ノ十四 「龍哭千里」 介子推(かいしすい)
英雄ノ十五 「壮絶三勇士」 隰侯重・華周・杞梁(しっこうじゅう・かしゅう・きりょう)
英雄ノ十六 「黄泉相見」 穎考叔(えいこうしゅく)

 

 

▼鄭問(チェン・ウェン)「東周英雄伝」講談社1993

※試し読みページあり(見開きページ画像)

 

▼Kindle版(電子書籍)はこちら

※試し読みページあり(単独ページ画像、講談社コミックプラスよりもページ数は少ない)

「東周英雄伝」第三巻 【目次】

 

英雄ノ十七 「糞尿将軍」 斐豹(ひひょう)
英雄ノ十八 「愛国詩人」 屈原(くつげん)
英雄ノ十九 「貪財将軍」 王翦(おうせん)
英雄ノ二十 「意志なき君主」 衛の懿公(えいのいこう)
英雄ノ二十一 「美しき棘の花」 處女(しょじょ)
英雄ノ二十二 「痛哭七夜」 申包胥(しんほうしょ)
英雄ノ二十三 「工匠思想家」 墨子(ぼくし)
英雄ノ二十四 「放言の神箭手」 養由基(ようゆうき)

 

 第一巻の第4話に孔子(こうし)、第二巻の第10話に孫子(そんし)、第三巻の第23話に墨子(ぼくし)がいて、古代哲学者がバランスよく配置されている。

 

 秦の始皇帝はこの段階で、第一巻の第8話に登場している。

 

 秦の名将で「始皇(シーファン)」にも登場する王翦は第三巻の第19話にいる。

 

 第7話(第一巻)の西施(せいし)は中国の四大美女であり、その他、国王、兵士、将軍、詩人と幅広い人々が取り上げられている。

 

 そして、改めて感じられるのは画力の素晴らしさと、人間を描きたいのだという想いである。

 

 

▼セット販売はこちら