「マインドフルな毎日へと導く108つの小話」 第77話 ピラミッドパワー | 日々是本日

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アジャン・ブラム「マインドフルな毎日へと導く108つの小話」

第77話 ピラミッドパワー

 

 

著者が18歳の時にマヤ文明の遺跡を訪れた時の話である。

 

---あらすじ---

ジャングルを抜けて、ようやくマヤ文明の遺跡にたどり着いた。

ガイドがいる訳でもないので、目の前のピラミッドに登ることにした。

頂上に立ってみると、ピラミッドの意味と目的が明確にわかった。

全方向を見渡すことができて、遮るものは何もなく、

自分がどこにいるかが地図のようにわかる。

古代の人はここに立って人生の意味を見出したことだろう。

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人生という鬱蒼としたジャングルから抜け出して、

心の中にあるピラミッドに登る時間と余裕が必要だと、

著者は言う。

 

そうすれば、全方向に広がる無限を心ゆくまで見つめ、

人生の持つ意味を広い視野から見渡すことができると言う。

 

近年、ビジネスの世界で視覚化ということが言われている通り、

見えることには実に大きな力がある。

 

我々にはまず、時間と余裕が必要だ。

次に、ピラミッドに登ることだ。

そして、心の中を見渡すことが必要だ。

 

そこに、どんより曇った世界ではなく、晴れ渡った無限の空間が広がっていれば、

どんなに素晴らしいことだろう。

 

マインドフルな心は、無限の広がりを見る。