アジャン・ブラム「マインドフルな毎日へと導く108つの小話」
第11話 条件なしの愛情
 |
マインドフルな毎日へと導く108つの小話
Amazon |
著者が13歳の時に聞いた父親の言葉の話である。
－－－あらすじ－－－
13歳の著者に父親は言った。
「うちの家の扉はいつもお前のために開いている。」
当時はこの言葉の意味がよくわからなった。
父親はそれから三年後に亡くなった。
タイで僧侶になった後、
再びこの言葉の意味を考え始めた著者は、
この言葉が条件なしの愛情を伝えていたことに気づいた。
－－－－－－－－－－
自分の心が誰かのために無条件に開いていることを相手に伝えるのは、
知恵と勇気のいることだが、無下にされることはないだろうと著者は言う。
教育や心理学の本にも、
愛情の示し方に「条件あり」と「条件なし」の２種類があることが書かれている。
マインドフルな心は、傷つけられることを恐れず無条件の愛情を伝えるだろう。