篠田さんは、「徒然草」で挙げられている三つのよき友を紹介している。
物をくれる人、お医者さん、知恵のある人である。
そして実に現実的だと言う。
誰の言葉か忘れてしまったが個人的には、
「本当の友達とは困った時に米と味噌を持ってきてくれる人間だ。」
と言うのはなかなか的を得ていると思っている。
これもなかなか現実的だ。
とは言え、これはやはり日ごろの良い人間関係あってのことなのだと思う。
篠田さんは、よき友たちの志を思い出すと誇らしい気持ちになると言う。
こういう人たちはやはり、まわりの人に物と知恵を授ける現実的な人でもあったのではないかと思う。