一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い (幻冬舎文庫)
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この項のタイトルは「いろいろな見方があっていい」となっており、
グッゲンハイム美術館の思い出からはじまる。
グッゲンハイム美術館はその独特の構造から、
まずエレベーターで建物の最上部に上がって、
螺旋状の通路の壁面に掛けられた作品を見ながら、
自然に階下へ進むように作られている。
篠田さんはこの美術館の思い出から、
人も斜めから見てみれば、新しい魅力があるかもしれないと言う。
そして話は人と人の関係にも広がる。
「人と人との関係、うしろからもよし、横からもよい。」(p114)
座る位置関係を変えてみようと思ったが、
そんな即物的なことを言っているのではないよなぁ、きっと。(笑)