ブックスタマ社長の自腹読書日記

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100年学習時代

「人間=学習する存在」

 

日本人は大学を卒業してからは、勉強をする量が世界に比べて

 

圧倒的に少ないと言われています。パーソル総合研究所の

 

研究によれば、社会人になって自己研鑽していない日本人の

 

比率は46.3%で、調査した14の国と地域の中でダントツで

 

高いそうです。

 

これは日本人がナマケモノということではなく、学習するという行為に

 

対する先入観、とらえ方に問題があるのだと思います。この本でも

 

「学校教育十八の呪縛」とまとめてありますが、いちいち納得できる

 

ものばかりでした。

 

昔、NHKのクイズ面白ゼミナールという番組で、司会の鈴木健二が

 

「知るは楽しみなりと申しまして・・・」と番組冒頭でいつも言っていたのが

 

記憶に強く残っています。

 

「失われた30年」と言われますが、私の世代が社会人になって

 

働いていた期間とちょうど重なります。

 

なぜ「失われて」しまったかを考えると、学習に対する考え方に

 

大きな問題があったのではないかと思います。

 

最近リスキリングだとか、GIGAスクール構想だとか、

 

学び方を変えようという試みを国が主導していますが、

 

まだまだ「学校教育の呪縛」にとらわれていると、

 

著者は的確に指摘しています。

 

ぜひこの本を読んで、「知るは楽しみなり」を

 

実感していただければと思います。

 

 

 

 

 

 

「ここだけの話」を聞く技術

いまやラーメンライターとして一線で活躍する

 

著者の井手隊長さんですが、私が初めてお会いした時は

 

出版社の販促担当でいらっしゃいました。

 

書店の社長をしていると大勢の出版社の方にお会いするのですが、

 

井手さんは不思議と、一度会ったら忘れない顔をした方でした。

 

この本を読むと、その理由が分かったように思います。

 

相手との距離の縮め方が、絶妙にうまいのです。

 

つい最近も、タモリや吉永小百合も通った、

 

早稲田の老舗ラーメン店が閉店すると聞くや、

 

その閉店の理由を店主に直撃インタビューしています。

 

井手隊長ならではの記事ですので、

 

ぜひご一読ください。

 

突如閉店「メルシー」店主に聞いた本当の"真相" タモリも愛した早稲田の老舗ラーメン店に一体何が | 井手隊長のラーメン見聞録 | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)

 

その取材力の秘密を知りたい方は、ぜひこの本をお読みください!

 

 

『覚悟の論理』 石丸伸二

7月7日に投票日を迎え、候補者も出そろい

 

盛り上がりを見せる東京都知事選ですが、

 

台風の目の一人、安芸高田市長の

 

石丸伸二氏の本が出版されました。

 

市の公式YouTubeチャンネルで市議会の様子を中継し、

 

一躍有名人となった勢いをかって

 

混迷を増す都知事選に挑む石丸氏の

 

考え、思想がよくわかります。

 

「覚悟の論理」

 

ちょっと不思議なタイトルですが、

 

読み終わると、その意味に納得がいきます。

 

 

 

 

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