ブックスタマ社長の自腹読書日記

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PURALITY

オードリー・タンさんの著書とのことで、

 

速攻で購入しましたが、

 

凍らせれば凶器になるくらい分厚くて、

 

内容も難解。

 

久々に買ったことを後悔させる本でした。

 

この厚さで3300円ですから、

 

グラム単価ではお得かも知れません

 

 

しかし本の構成は細かく章ごとに分かれていて、

 

自分の興味があるところから拾い読みもできるので

 

最初からそのボリュームに圧倒される必要はありません。

 

IT技術によって誰でも自由に発信できる世の中になりましたが、

 

ネット上には分断と憎悪に満ちた言葉があふれ、

 

世界の民主主義は危機に直面しているように見えます。

 

この本では未来の選択肢として、

 

強固に集権化されたテクノクラシーと、

 

全くの無政府状態のリバタリアンに加え、

 

第三の選択肢としてデジタル民主主義を掲げています。

 

台湾のひまわり学生運動で注目された

 

g0v(ガブゼロ)は社会の分断を防ぎ、

 

オードリー・タンが政府の役職につく

 

きっかけにもなりました。

 

インターネットの技術で民意を可視化することが可能になり

 

孫文の掲げた三民主義の実現につながる、という主張には

 

将来への希望を感じさせてくれます。

 

 

今日は都議会議員選挙の投票日で、

 

ネット上にはウソと攻撃的な言葉があふれていますが、

 

プラットフォームとそれを活用する政権ができれば、

 

日本がデジタル民主主義のモデルになる未来も

 

現実のものになるかも知れません。

 

 

 

メンタル強めになる習慣

 

 

昔に比べて、日本人がスポーツに強くなった、と

 

感じたことはありませんか?

 

私が子供のころの印象では、

 

日本のチームはオリンピックの舞台でも、

 

ここという時に実力を発揮できず、

 

悔しい思いをしたことが多かったですが、

 

最近は、大谷翔平選手は言うまでもなく、

 

卓球やフィギュアスケート、バレーボールなど

 

世界のトップ選手を相手にしても粘り強く戦って、

 

土壇場で逆転することが多くなったように思います。

 

この本を読むと、「メンタルの強さ」の秘密が

 

最新の研究で解明されて来ていて、

 

日本の選手が強くなった一因に、

 

メンタルのコントロールができるようになったことが

 

あるのでは思いました。

 

 

メンタルの強さは、気の持ちようや、性格の問題だと思っていましたが、

 

メンタルを強くする、その秘密は「目」にありました。

 

著者は、オリンピック代表選手やプロスポーツ選手など

 

トップアスリートにメンタルビジョントレーニングを10年以上

 

実践しています。

 

メンタルの強い人が無意識にやっていることを

 

科学的に解明して、だれでもできる方法に落とし込んだのが

 

この本です。

 

目からウロコの方法ですが、トップアスリートも実践している

 

方法ですので、ぜひチャレンジしてみてください。

 

 

 

『その本はまだルリユールされていない』 坂本葵

ルリユール、という聞きなれない言葉が目を引くタイトルです。

 

 

ルリユールとは、フランス語で本を製本しなおす、という意味で、

 

何度も読まれてボロボロになった本を、

 

製本しなおして、生まれ変わらせる作業のことを言います。

 

 

司法書士になる夢をあきらめた、主人公のまふみは

 

自分が卒業した小学校の司書の仕事に就くことになり、

 

リーブル荘というアパートに引っ越しをするのですが、

 

その大家さんが世界的に有名な製本家で、

 

彼女の作る本の美しさにまふみは魅了されます。

 

リーブル荘での暮らしを通じて

 

さまざまな人に出会い、まふみの生活は

 

徐々に明るさを取り戻していくのですが、

 

作中にさまざまな実在する本が登場するのが、

 

この小説の魅力でもあります。

 

 

あなたにも忘れられない本があるでしょうか?

 

私は小学校1年生の時に友達からもらった

 

「オバケちゃんとむわむわむう」が、

 

いまだに捨てられずに持っています。

 

 

 

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