ブックスタマ社長の自腹読書日記

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100分de名著 ロジェ・カイヨワ 戦争論

戦争は祭りに類似し、

 

祭りと同じような興奮の絶頂を出現させる

 

 

2つの世界大戦を経験して、人類学、社会学の視点から

 

戦争を論じたのがカイヨワの「戦争論」ですが、

 

今月のNHKの100分de名著で取り上げられています。

 

社会がより文明化していくほど、

 

戦争は凄惨さを増していくという矛盾。

 

冷戦が終わった今もテロや軍事的緊張が絶えませんが

 

なぜ人間は戦争をやめられないのか

 

考える契機になる本です。

 

 

 

 

 

ときめきまんが道 池野恋 40周年本

「ときめきトゥナイト」の作者の池野恋さんの回想録的コミック。

 

むかしの作家のこうした本は、つい買ってしまいます。

 

吸血鬼の父とオオカミ女の母を持つ少女という設定に

 

当時は心を惹かれました。

 

少女マンガを手に取るのは敷居が高かったですが、

 

テレビアニメはときどきこっそり見ていました。

 

 

 

未来のアラブ人

シリア人で大学教員の父と、フランス人の母を持つ著者が

 

幼い時にフランス、リビア、シリアで暮らした経験を

 

コミックエッセー風にまとめた自伝的な本です。

 

カダフィ政権下のリビアやアサド(父)政権下のシリアの

 

庶民の暮らしの様子がよくわかって面白いです。

 

たとえばリビアではカダフィ大佐の独特な思想の下、

 

家はタダで支給される代わりに鍵を付けることが

 

禁止されていて、うっかり家をあけて外出していると

 

他の人に取られてしまったり、

 

シリアでは、父方の祖母からとても可愛がって

 

もらいますが、親戚の子供たちから

 

「ヤフディー(ユダヤ人)」と呼ばれていじめられても

 

知らん顔されていたり、

 

日本の常識では理解できないことが起こります。

 

著者のお母さんはフランス人ですが、

 

自分の理想とプライドを満たす職を求めて

 

リビア、シリアと転々とする夫に反抗することなく

 

ついていきます。

 

よく離婚しないでいるなと感心させられます。

 

著者はもともと人気コミック作家でしたが

 

シリア内戦で親戚がフランスに亡命するのを

 

助ける中、今こそ自分の経験を本に残すべきだと

 

思って、この本を書いたそうです。

 

フランスのコミックはバンド・デシネと呼ばれ

 

日本のコミックと違ってコマ割りは単調で

 

字が多いですが、内容はかわいい絵柄に似合わず

 

ブラックユーモアに富んだものが多いのが特徴です。

 

タンタンやアステリクスなど何十年と続いた

 

人気作品も多く、ジャンルとして確立しています。

 

この本もフランスで大ベストセラーとなり、

 

200万部売れています。

 

 

 

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