記事の読み方・使い方 | 一般社団法人北海道ブックシェアリング ブログ

一般社団法人北海道ブックシェアリング ブログ

暮らしに寄り添い、まちづくりに役立ち、心やすらぐような読書環境の整備を進めています。
 ◆公式HPはhttp://booksharing.wixsite.com/bookshare

http://dd.hokkaido-np.co.jp/…/society/society/1-0326692.html

この記事の読み方と使い方を間違わないことです。

「文科省の指針に対して達成度が35.2%」とありますが、もしSLA(全国学校図書館協議会)の「学校図書館廃棄基準」http://www.j-sla.or.jp/material/kijun/post-36.html
をきちんと守った場合、北海道の達成度は10%を割ると思います。

それを「底上げ」しての「最低」なのですが、問題は「最低」ではなく、「底上げ」のほうにあるのです。

 

この記事によって、起きること

 

良い反応
 首長・市町村財務・市町村教委・校長のだれか、あるいは全員

 「これはいかん。学校図書に財源をしっかりとつけよう」

 

悪い反応
 首長・市町村財務・市町村教委・校長のだれか、あるいは全員
 「これはいかん。どんなにボロボロでも、内容がいまと変わっていて使い道がなくても、本はいっさい捨てずに棚に並べておこう」

 

 

で、ご想像の通り、多くは後者に流れてしまうのです。で、学校図書館が年々、みすぼらしくなる。なにせ、北海道の学校図書館で本を適切に廃棄しているのは小学校で28%、中学校で17%に過ぎないのです。 

 

蔵書数で縛ると学校図書館はたいてい腐ります

 

首長・市町村財務・市町村教委・校長のだれか、あるいは全員が「問題は冊数じゃないよね。子どもたちの知る意欲に応えられる蔵書内容と見せ方になっているかどうかだよね。この記事は踏み込みが甘いなぁ」と言う自治体がいくつあるのか。

 

あるいはないのか。