カラス店長です。
私はチームを作って仕事をすることをお勧めしています。
たとえそれが古本屋だとしても、
小さな塾や飲食店だとしてもです。
しかし、その一方で、
チームという言葉に対しての明確な基準はありませんでした。
・数人でやるものがチーム。
・一人でやるのが個人。
その程度の認識でした。
ところが、近くの新刊本屋にフラッと立ち寄ってこちらの本を買って、言葉で明確に表現する方法を覚えました。
- ザ・チーム (日本の一番大きな問題を解く)/日経BP社
- ¥1,680
- Amazon.co.jp
この本の中に、非常に興味深い記述がありました。
要約すると以下の表になります。
同じタイプの人が集まる=>組織
違うタイプの人が集まる=>チーム
なるほど・・・
本の中でも紹介されていましたが、確かに日本では『官僚』や『大学』『同業者』などの、同じタイプの人が集まる環境がありますね。
確かにこういった【組織】が硬直化しているのが日本の現状ですね。
それに対して、アメリカなどのベンチャー企業や政府の特命を受けた機関は【チーム】として働くそうです。
違う分野のスペシャリスト達が垣根を越えて協力して収益を上げたり問題解決に臨むそうです。
なるほど・・・
私の経験からいっても分かります。
古本屋が古本屋で集まっても、古本屋の情報交換になり、古本屋としてのモチベーションや売上は上がりますが、それ以上の革命(?)は起きません。
どれだけ集まっても基本的に古本屋の集まりになります。
しかし、古本屋の店主とwebデザイナーがコラボしたり、プログラマーと組むことができれば、もっと他の事も出来るでしょう。
実際に、「リアル古本屋の情報サイト」を現在作っている人もいるようです。(当店に協力してほしいと電話がかかってきました。)
最後にこの本のマイナス部分の紹介なのですが、
残念ながら?本の半分以上はチームというよりも著者自身の話となります。
それはそれで面白い事は間違いありませんが、他人の成功話を面白く思わないタイプの人は期待して読むとがっかりするかもしれません。
しかし、私としては、それを差し引いても読むべき内容がある本だと思っています。