千葉の神社③ | 未知の駅 總フサ

未知の駅 總フサ

千葉県=東国は蘇我氏に縁の地であったという痕跡を探し、伝承・神社・古墳など諸々を調べています。

百嶋神社考古学にご興味を持たれた方はブックマークの「新ひぼろぎ逍遥」さんを訪ねてみてください。

明治39年(1906)に「神社合祀令」が交付され1町村1神社が基本となり、約7万社が取り壊されたそうです。そして近年、土地開発が進み急激な宅地化により行方不明になる御社が多く見受けられます。

この状況に危機感を抱き、名称だけでも伝わっているお社は載せております。

明治期に作成された「千葉県神社明細帳」をベースに市町村誌も参考にし掲載しておりますので、地名変更により行方不明となっている場合もあり重複して紹介している神社もあるかと思いますので、ご了承ください。

またグーグルマップで神社鎮座地を確認しておりますが、マップで発見した新たな神社も載せております。その場合御祭神・由緒等は不明となっております。

 

【た行】
●大神宮社 旧千城村小倉字尾谷田 所在不明
御祭神…豊受比売命
文政14年(1831)創建。石宮。市原氏が奉斎していた。

●第六大神 旧犢橋村長沼新田字内野 所在不明
御祭神…面足尊・惶根尊
創建年代、由緒不詳。

●第六天社 旧緑区有吉町字東側467 日枝神社に合祀
御祭神…面足尊・惶根尊
創立年代不詳、当社は古墳上に祀られていた。明治43年(1910)に同区おゆみ野有吉の日枝神社に合祀。

●第六天神社 中央区浜野町691
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●第六大神 花見川区内山町164
御祭神…面足命・惶根命
旧村社。通称第六天。創立年代、由緒不詳。

●第六天神社 花見川区横戸町1486-4
御祭神…面足命・惶根命
通称第六天様。創立年代、由緒不詳。横戸第六天公園内に鎮座、
高台向遺跡の範囲内でもある。

●大六天神社 若葉区貝塚町9 旧都村貝塚字第六天
御祭神…面足尊・惶根尊・蛭子神・皇産霊大神
旧村社。創立年代不詳。宝導寺台にあった猪鼻山千葉城の鬼門除けであった蘇波鷹大明神を合祀。蘇波鷹大明神は元宝導寺台台地上に鎮座していたという。大六天とは正体不明で本来は仏の成道を邪魔にする魔王といわれているが仏教では欲界の第六番目にいる他化自在天を指すといわれ、男女を自由に交わらせ受胎させる力を持つとされ長寿・結婚の守護神とされている。合祀の蘇波鷹大明神も邪神とされ正体不明だが、現在は方向除けの神として信仰されている。明治44年(1911)西宮神社(字尾籠・蛭子神)同境内社天神社(菅公)・疱瘡神(大直日)・三峯神社(伊邪那美命)・蘇波鷹神社(字井戸向)同境内社道祖社(塞三柱命)・道祖神社(字川寄・塞三柱神)・厳島神社(字下多田・市杵嶋姫命)を合祀。境内社に道祖神・疱瘡神(大直日命)・牛頭天王・天満宮(菅原道眞)・三峰神社・富士浅間神社・八坂神社(健速須佐之男命)がある。

●第六神社 若葉区川
井町606 旧白井村川井字宮巡
御祭神…面足尊・惶根尊・天照大御神・・市杵島比売命・櫛真智命・大山咋命・菅原道真
旧村社。創立年代不詳、本殿は慶長10年(1605)に再建。明治43年(1910)道祖神社(字道祖神:猿田彦神)・八幡神社(字柏葉:譽田別命・息長足姫尊・保食命)・厳島神社(字柏葉:市杵嶌姫命)・白幡神社(字道ノ下:譽田別命・息長足姫尊)・神明神社(字オフデン:天照大神)・御嶽神社(字ウルチ坊:櫛真知命)・七面神社(字柏葉)を合祀。古来より安産・熱病除去の神として崇敬され、毎月1日・15日・20日には参拝者が多いという。

●大六天神社 若葉区中田町820-2中田運送付近 字丑卯松
御祭神…面足尊・惶根命
創建年代不詳、御霊神社の境外末社。御祭神は貴の繊維で布を織る神様であるため、境内の木を伐ることを嫌うという。境内右手に小祠があり、その中に子安神・疱瘡神と刻まれた石碑がある。

●武石神社 花見川区武石1-336-1
御祭神…武石平三郎胤盛朝臣、並びに武石氏代々の神霊
通称「おたけし様」。古くから石祠があったが創立年代不詳。宝暦6年(1756)に武石氏の子孫で上総国天羽郡の武石勝左ヱ門胤清が参拝した。里人は往時の武石氏、その後の領主馬加氏を偲び、馬加康胤の家臣で祭祀を任されていた小川采女の子孫を招き、祭儀を執り行ったという。

●武石東照宮 花見川区武石1
御祭神…徳川家康
三峯神社境内にある石祠で「権現神社」ともいわれる。石祠には大正14年(1925)と刻まれている。元は共同墓地北側の畑の中にあったが宅地化が進んだため移設。元々あった土地である字権現越はもとは字北根といったが、家康が東金に行く際、付近を通過したことから地名が変わったという。

●千種神社 花見川区千種町2
御祭神…天照皇大神
昭和24年(1949)創建。

●千葉神社 中央区院内1-16-1
御祭神…天御中主神・経津主尊・日本武尊
旧県社。通称「千葉の妙見様」。もとは妙見社で北辰妙見尊星王を祀っていた。北斗山金剛授寺が別当寺。この妙見社の御神体は倭文神でシドリノカミ・シズリノカミと読み、天羽槌雄命・天建羽槌命ともいい機織の祖神にして倭文氏の遠祖という。平良文が戦勝祈願したことからその子孫である千葉氏の守護神として祀られ、千葉氏三代忠常のときに分霊が祀られたが創立年不詳、長保2年(1000)北斗山金剛授寺尊光院として開山。源頼朝も願文、太刀、武具などを奉納した。明治維新後の神仏分離の際、祭礼を継続するために千葉神社と改めたという。摂社に千葉天神(菅原道真)・姥神社(妙見様の姥)・星神社(星香々背男神)・石神社(磐長姫)・金刀比羅宮(金山彦・大物主)・稲荷神社(稲倉魂命・保食神・稚産霊神)・西之宮(事代主神)・八幡神社(誉田別命)・日枝神社(大山咋命)・三峰神社(伊邪那美神)・神明神社(天照皇大神)・御嶽神社(国常立尊・大山祇神・瓊瓊杵尊)、厳島神社(市杵嶋姫命)、美寿之宮(水御祖大神)がある。境外末社に香取神社(院内町の和田医院裏・経津主)がある。「千葉県神社明細帳」に姥神社の記載はないが、妙見神と一緒に勧請と伝える。

●千葉縣護國神社 中央区弁天3-16-1
御祭神…下総国佐倉藩安達直次郎盛篤命・木更津縣望陀郡木更津村農仁呑宇喜平次命・舊長尾藩中村太郎命・舊菊間藩藩士内藤孝四郎命・下総国小金村竹内哲次郎命・他57、793柱
旧準県社。明治維新以後、大東亜戦争に至る国事国難に殉じた千葉県出身及び縁故ある英霊を奉斎。明治11年(1878)初代県令・柴原和の発起により千葉県庁公園内に千葉県招魂社として創建、維新の役にたおれた14柱を合祀したのを初めとする。明治22年(1889)千葉神社境内に、昭和18年(1943)亥鼻山に遷座し、昭和42年(1967)現在地に遷座。昭和14年(1939)千葉県護国神社と改称。

●天赦神 若葉区和泉町
御祭神…天赦神(てんしゃしん)
一帯にある木ノ間古墳群の中の1基に祀られている。この古墳が以前削られた際、甲冑を身に着けた人が立っている状態で出土したことから祟りを恐れて祀ったものという。

●天照神社 緑区あすみが丘東5-19-17 旧緑区小食土町960
御祭神…天照大神
創立年代、由緒不詳。元荻生町960に鎮座。

●天神社 旧検見川町畑村字椎ケ谷 所在不明
御祭神…菅原道眞
創建年代、由緒不詳。

●天神社 旧誉田村野田字天神脇 八幡社に合祀
御祭神…不詳
創建年代、由緒不詳。明治44年(1911)に村社八幡社に合祀している。

●天神社 旧中央区南生実町1014 八剱神社に合祀か
御祭神…北野天満天神
字古城にあったもので八剱神社と道路を隔てて鎮座していたという。

●天神社 緑区小山町53
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●天神天満宮 緑区あすみが丘6-69
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●天神社跡 若葉区更科町字宮ノ台 稲荷神社に合祀
御祭神…菅原道真
この一帯を天神山といい最古に名前が見えるのは天保9年(1838)頃の「中田村・宮田郷・川崎郷絵図」で、昭和15年(1940)の「千葉郡更科村全図」の大字中田字宮ノ台1699番地に神社の記号がある。稲荷神社境外末社で創建年代不詳、元禄元年(1688)再興されている。小祠には四つ石が納められていたという。明治43年(1910)に稲荷神社に合祀。跡地には小さな塚が残る。

●天神社 若葉区富田町591 字北森山
御祭神…菅原道真
創建年代不詳だが村人が「学問の神」として子供たちの為に建立したという。

●天神社 若葉区中田町 字吹楽 御霊神社に合祀
御祭神…菅原道真
創建年代不詳。御霊神社境外末社。元禄元年(1688)再建。明治42年(1909)に本社に合祀。

●天王神社 花見川区横戸町1143-4
御祭神…素戔嗚尊
創建年代、由緒不詳。安政6年(1859)再建。疫病平癒のため勧請。太師堂あり。

●天満神社 緑区越智町131
御祭神…菅原道眞
旧村社。言い伝えによれば元禄元年(1688)百姓惣代新兵衛・七郎ヱ門・治左ヱ門等が相謀り、京都北野天満宮より御神体を奉授し産土神として奉祀。江戸期には山津波で流失、明治29年(1896)火災により社殿焼失、同34年(1901)に造営。境内神社に日天神社・日清神社・弁天神社・水洞神社・八幡神社・千眼神社がある。

●萩ノ原天満宮 緑区高津戸町747-232
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●天満宮 旧生実浜野村北生実字新作 所在不明
御祭神…菅原道真
創建年代、由緒不詳。北生実第2区の鎮守。

●天満宮 中央区塩田町207、208
御祭神…菅原道眞他2柱
旧村社。創建年代不詳、境内末社に痘神(大直日命)がある。明治36年(1903)に天神社から天満宮に改称。また向塩田(字塩田前)の鈴木家の宅地の塩田川寄りのところにも天満宮があった。大津波によって漂着した菅公の木像を奇瑞として小祠を建立して祀ったものであるという。明治初期に合祀された。

●新町天満宮 中央区新町22-13
御祭神…菅丞相公
文治元年(1185)に勧請。もとは登戸の天神様と呼ばれ旧登戸町の天神山中腹に祀られていたという。明治40年(1911)の大火に類焼、同年10月に再興。昭和44年(1969)に都市区画整理にともない千葉市登戸町2-128より新町156に移転。平成2年(1990)に再び都市区画整理にともない現在地に移転という。登戸の天神山は江戸時代から馬つなぎ場で小さな飲み屋などが多数営業していたが、その山も海岸埋立などで崩され現在は所在不明。

●道祖神社 稲毛区稲毛町字木正崎4-382
御祭神…猿田彦大神
創立年代、由緒不詳。石祠。

●道祖神
 旧中央区生実町字出戸2248 生實神社に合祀
御祭神…猿田彦命
創建由緒不明、北小弓城の大手口にあった。字大明神前にもあり、両社とも明治43年(1910)に生實神社に合祀。

●道祖神 旧中央区南生実町字小曽部33 八剱神社に合祀
御祭神…猿田彦命
明治42年(1909)に八剱神社に合祀。元は百亀喜(どうめき)集落の最西端に位置し集落の人々の塞ノ神であった。

●道祖神 旧中央区南生実町字森台1073 八剱神社に合祀
御祭神…猿田彦命
明治42年(1909)に八剱神社に合祀。元は八剱神社境内の東隣にある「ドウロクジンの家」と呼ばれる家の付近にあったか。

●道祖神社 旧犢橋村花島字天戸境 所在不明
御祭神…猿田彦命
享和2年(1802)の石碑。

●道祖神社 旧幕張町天戸字奈ギ 所在不明
御祭神…大己貴命
創建年代、由緒不詳。

●道祖神社 中央区新田町22-15
御祭神…久那戸神・八衢比売神・八衢比古神
神紋…羽団扇紋
創建年代不詳。千葉三道祖神の一つ。元は別の場所にあり明治13年(1880)の火災で焼失、新田町93に移ったが千葉市の都市計画事業に伴い現在地に移転。境内に太子堂や道祖神・疱瘡神(月夜見神)・稲荷社(保食神)などの石祠がある。

●道祖神社 中央区千葉寺町
御祭神…道祖神
創立年代、由緒とも不詳。千葉三道祖神の一つ。在地は千葉寺町219にある千葉県神社庁の前の道を山側に進み右折した高台に鎮座。

●道祖神社 中央区登戸2-9付近 セブンイレブンの横の坂道を登って行った途中
御祭神…不詳
創建年代、由緒不詳。

●道祖神 中央区浜野町623
御祭神…猿田彦命
創建年代、由緒とも不詳。安永4年(1775)に並木氏が石塔を造立。現在は同所の古川家が祭祀しているという。

●道祖神社 花見川区幕張町1-4051付近 馬加康胤首塚の近く
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●道祖神 旧緑区有吉町字鎌取 泉蔵寺前の四辻 
日枝神社に合祀
御祭神…猿田彦命
創建年代不詳、明治43年(1910)に日枝神社に合祀。

●道祖神 緑区土気町 貴船大明神から土気城址方面に進んですぐ
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●道祖神 緑区平川町1196-2付近
御祭神…不明
創建年代不詳。高橋家の土地の一角に鎮座し同家で祀る。

●道祖神 緑区平川町字笹目沢
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。疣神とも呼ばれ、もみじの大木に絡みついている藤の木にある疣に自分の疣をなすって拝むと治るとされている。これは石井家で祀る。

●道祖神
 美浜区検見川町3-322-25 検見川公民館の向い
御祭神…不明
近年難聴や足萎腰痛などが軽くなるということで参拝する人が多いという。

●道祖神 若葉区大宮町2151付近の交差点
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●道祖神 若葉区更科町 稲荷・大六天神社前
御祭神…不明
昭和16年(1941)創祀。神社前の大木の根本にある。

●道祖神 若葉区中田町 中田集会所付近
集会所の脇の旧千葉道跡を上る途中に小祠があり、中に数個の小石がある。元は台地上にあったが、後に修理して現在地に移転したという。

●戸隠神社 中央区浜野町字諏訪腰691の第六天神社と同じ境内
御祭神…手力男命
創建由来不詳、石祠。

●豊受神社 花見川区大日町2-1271-2付近
御祭神…不明
創建年代、由緒不明。

●登渡トワタリ神社 中央区登戸3-3-8
御祭神…天御中主命・天日鷲命・高皇産霊命・神皇産霊命
旧村社。西千葉総鎮守、通称登戸神社。本社の前身は白蛇山真光院定胤寺と称し、正保元年(1644)千葉家の遺族・登戸権介平定胤が祖先追善供養のため北辰妙見寺を当山域内に勧請したもので「登戸妙見様」と呼ばれていた。慶応3年(1867)御祭神を天御中主命とし登渡神社と改称。明治41年(1908)に合祀された鷲神社(天日鷲命)は元は新千葉3丁目(字鷲宮)に奉仕されていて、同地には通称鷲宮塚という前方後円墳があった(現農業会館敷地)。この宮は由緒古く登戸最古の宮と伝わる。境内神社に水神社(綿津見神)・浅間神社(木花咲耶姫命)・稲荷神社(稲倉魂命)・八坂神社(素戔嗚命)・金刀比羅社(大国主命・金山彦命)・天神社(菅原道真)・古峰社・三峰社(伊邪那美命)・阿夫利社(日本武尊)・狭長田サオサダ社(猿田彦命)・痘神社(伊邪那美命)有り。「千葉県神社明細帳」によると大杦神社(大穴持命)・月光神社(月夜見命・国水分命)・星宮神社(天香々背雄名)・身形神社(狭依比賣命・多記理比賣命・多記津比賣命)もあった。神仏習合の名残りで大師堂もある。



【な行】
●長沼原開拓神社 稲毛区長沼原212-1
御祭神…天照大神・菅原道真・二宮尊徳
長沼原開拓農業協同組合により当地を開拓、三柱の御祭神を勧請。東関東自動車道の建設用地となった為、遷宮。

●西宮神社 旧中央区生実町字町並 生實神社に合祀
御祭神…事代主命
創建年代不詳、もと市神様と呼ばれ北生実村の商売の守護神といわれていた。明治43年(1910)に生實神社に合祀。

●西ノ宮神社 旧都村貝塚 所在不明
御祭神…蛭子神
創建年代、由緒不詳。境内社に疱瘡神・三峰神社がある。

●二宮神社 花見川区幕張町1-4052付近
御祭神…不明
創建年代不詳、堂の山北側にある。地元では正月元旦に当神社にお参りしないと雑煮を食べられない等の言い伝えがある。

●登渡ノブト神社 → 登渡トワタリ神社を参照



【は行】
●バー神様 若葉区野呂町161 泉自然公園のパーキング内
御祭神…不明
泉自然公園の駐車場奥の大木の根元にある祠で、通称「バー神様」。この地はもと屋号「とで」の石井家の敷地にあり、この祠は風邪の神さまとして祀られていたという。

●白山神社 中央区生実町1784 旧生実町字坂下
御祭神…白山姫命
新潟の弥彦白山神社を勧請。明治43年(1910)に神明帳削除出願が許可されたが現在も信者によって護持されている。

●白山神社 緑区土気町354
御祭神…菊理比賣命
創建年代、由緒不詳。

●羽衣神社 花見川区武石町1-1160 真蔵院境内の波切不動尊の裏手
御祭神…不明
創建年代不詳。千葉常胤の妻となった天女が舞い降りた地だという。この山の下にある池に舞い降りたという説もある。

●八幡神社 旧椎名村 所在不明
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●八幡神社 旧蘇我町今井字白幡 今井神社に合祀
御祭神…応神天皇
創建年代、由緒不詳。今井神社に合祀された八幡神社と思われる。

●八幡神社 旧都町川野辺新田字宮東 所在不明
御祭神…誉田別命
創建年代、由緒不詳。境内社に天御中主命(天御中主命)・子安神社(磐長比売命)がある。

●八幡神社
 稲毛区小深町43-2 旧犢橋村小深字和良比越
御祭神…譽田別命
旧村社。通称八幡様。創建年代、由緒不詳。境内に子安神社(木花開耶姫命)・稲荷神社(稲倉魂命)・浅間神社(木花開耶姫命)・金刀比羅神社(金山彦名)・三山大神(稲倉魂命・月読命・大山祇命)がある。

●八幡神社 旧中央区生実町字柏崎前の台地上 生實神社に合祀
御祭神…応神天皇
明治43年(1910)に生實神社に合祀。通称八幡山にあった。寛永4年(1627)に生実藩主となった森川氏の祈願所として勧請された。明治13年(1880)暴風雨のため社殿が倒壊したが小規模な殿宇が造営されていた。境内末社に天満宮があった。

●八幡神社 花見川区宇那谷町273-1
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●八幡神社 緑区越智町1418の住居の隣り
御祭神…不明
創建年代由緒不詳。

●八幡神社 緑区大木戸町511
御祭神…
譽田別命
旧村社。社伝によれば大椎城の内宮であったという。

●八幡神社 緑区大椎町22
御祭神…応神天皇
旧村社。当社は千葉氏が大椎城を築いた際、鶴岡八幡宮に祈願し御祭神を大木戸町に祀り鎮守神としたのが始まり。後に千葉氏が千葉に移り、隠居して再び当地に来た時に現在地に遷座。

●八幡神社 緑区譽田町1-655 旧誉田村野田字宮ノ腰
御祭神…不詳(現在は譽田別命)
創建年代不詳だが当地の地名の由来にもなっている氏神。明治44年(1911)天神社(字天神脇)を合祀。境内に三峰神社・稲荷神社・子安神社があり、稲荷神社は社殿の左に日光大権現(東照大権現)、右に明神社(大国主命)がある。

●八幡神社 緑区誉田町2
御祭神…仲哀乃尊・譽田別命・気長足姫乃尊
旧村社。元は廣幡神社といい、阿波国那賀郡中野村大字南島村字大神に南島村・岩昭村・立善寺村・岡村・中原村の5村の産土神として祀られていた。那賀川の水害で当地に移住してきた士族・岸本氏他2名により勧請。その後村の発展とともに野田十文字の守護神として現在地に祀られた。境内末社に稲荷神社がある。

●八幡神社 緑区小食土 所在不明
御祭神…応神天皇
創建年代、由緒不詳。

●八幡神社 若葉区大草町506 旧千城村大草字作
御祭神…譽田別命
旧村社。創立年代、由緒不詳。明治43年(1910)雉子宮神社(名鳴雉)・天神社(菅原道眞)を合祀。境内に浅間神社(木花開耶姫命)がある。

●八幡神社 若葉区上泉町236 旧更科村上泉字上台
御祭神…譽田別命・息長足比咩命・大山咋命
旧村社。慶長5年(1600)に北条氏勝が岩富城(現佐倉市岩富)に入封した時、鎌倉の鶴岡八幡宮の神鏡を模鋳して祀ったのが岩富村の八幡宮で、同11年(1606)に上泉・下泉両村が相談し、この八幡宮に模して創建、両村の鎮守とした。この神社が創建される前は上泉村は白幡大明神(息長足比咩命)、下泉村は山王権現(大山咋命)が産土神であったが、寛永15年(1638)に山王権現が上泉村に譲り渡され、明治41年(1908)に白幡大明神とともに当社に合祀。同所の日枝神社(字山王台:大山咋命)も合祀された。境内社に春日神社(武甕槌命・天児屋根命・経津主命・比咩神)・天照皇大神(天照大神)・疫守神社(須佐之男命)・疱瘡神社(大直日命)・三峰神社がある。

●正八幡大神 若葉区殿台町299 旧都賀村殿台字相野口
御祭神…譽田別命
旧村社。明治42年(1909)同所宇佐八幡大神(息長帯比咩命)、大正2年(1913)に同所天神社(字新畑:菅原道眞)・稲荷神社(字前畑:保食命)を合祀。

八幡神社 若葉区富田町1183 旧更科村富田字折戸
御祭神…譽田別命
旧村社。創立年代不詳、嘉永2年(1849)に社殿再建。明治42年(1909)に妙見神社(字妙見前:加々勢男命)・道祖神社(字南馬場:猿田彦命)・日枝神社(字山王:大山祇命)・第六神社(字山王:面足尊・惶根命)・道祖神社(字寺田:猿田彦命)を合祀。境内社に諏訪神社(建御名方刀美命)・山之神(大山祇命)・疱瘡神社(大直日命)がある。

●八幡神社 若葉区中野町809 旧白井村字中野字本郷
御祭神…譽田別命・・大鷦鷯尊・菅原道眞・素戔嗚尊・八衢比古命・八衢比賣命・久那斗神星命
旧村社、通称八幡さま。慶長19年(1614)勧請。明治43年(1910)妙見神社(字本郷:星神)・天神社(字殿ノ内:菅公)・若宮神社(字若宮:大鷦鷯尊)・七社神社(字たい太郎)・天神社(字千葉中)・八雲神社(字天王前:須佐之男命)・諏訪神社(字諏訪前:健南方刀美命)・下諏訪神社(字下諏訪)・日枝神社(字僧御堂:大山祇命)・道祖神社(字宿畑)を合祀。昭和54年(1979)1月火災により社殿焼失、同年10月再建。境内社に稲荷神社(稲倉魂命)がある。

●八幡神社 若葉区若松町369
御祭神…譽田別命
旧村社。文化5年(1808)の勧請。川野辺、鎌池両地域の人々の氏神として崇敬された。

●阪東稲荷神社 中央区中央4-7-13
御祭神…倉稲魂神
千葉町の長者・紅谷四郎平の宅地にあったが明治10年(1877)に同氏所有地を商店街にした際、町の繁栄の守護神として現在地に奉還。昭和20年(1945)戦災により社殿焼失、昭和23年(1948)に再建。

●日枝神社 旧中央区生実町字大覚寺脇1865 生実神社に合祀
御祭神…大己貴命
旧称山王社。創建由緒不詳、明治43年(1910)に生実神社に合祀。

●日枝神社 旧中央区生実町字出戸 生実神社に合祀
御祭神…大己貴命
もと山王社と称し、明治元年に改称。創建不詳だが北生実村の2山王の1つといわれていた。もう一つの山王社は字出戸の北小弓城の大手口にあった。こちらも創建由緒不明。両社とも明治43年(1910)生実神社に合祀された。

●日枝神社 緑区大金沢町688 旧椎名村大金澤字内出
御祭神…不詳
旧村社。創建年代不詳。大金澤自治会館の裏手の高台に鎮座しており、会館前の広場に道祖神と子安大明神(字宮海津に大宮社が鎮座していたが明治32年(1899)暴風雨により倒壊)の小祠がある。明治44年(1911)道祖神社(字後海津803・大国主命)を合祀。神社左手にある通称「山の神様の場所」と呼ばれる高台に馬頭観音と疱瘡神の小祠がある。

●有吉日枝神社 緑区おゆみ野中央5-2-3 旧生実浜野村有吉字宮前
御祭神…大己貴命
旧村社。元は山王社と称し伊藤家の守護神であった。平成12年(2000)に千葉東南部土地区画整理事業に伴い改修。縄文時代の馬蹄形貝塚である有吉南貝塚の台地上に鎮座、
境内には遺物が散在する。明治43年(1910)に村内にあった子安神社(字駒見台・豊玉姫命)・第六天社(字東側・面足尊、惶根尊)・道祖神(字鎌取・猿田彦)を合祀。境内に八幡社(応神天皇)・春日社(天津兒屋根命)・香取社(斎主命)・八坂社(素戔嗚命)・牛頭天王が有る。

●日枝神社 緑区高田町315付近
御祭神…山王大権現
創建年代、由緒不詳。

●日枝神社 若葉区五十土町 雷神社に合祀?
御祭神…大山咋命(または大山祇命)
創建年代、由緒不詳。明治43年(1910)に同町の雷神社に合祀されたと思われる。

●日枝神社 若葉区大宮町1558 旧千葉郡坂尾村坊屋敷
御祭神…大山咋命・木花開耶姫命・譽田別命
創建年代。大宮神社の末社であった。明治42年(1909)八幡神社(字白幡)、浅間神社(字大和田)を合祀。境内に大神宮(天照大神)、子安神社(木花開耶姫命)がある。

●日枝神社跡 若葉区上泉町 字山王谷 八幡神社に合祀
御祭神…大山咋命
明治41年(1908)八幡神社に合祀された。

●日枝神社跡 若葉区更科町 稲荷神社に合祀
御祭神…大山咋命
天神社跡地の北側に位置する稲荷神社境外末社。明治43年(1910)に稲荷神社に合祀。天神社と当社の神社跡の西側に大きな塚があるという。

●日枝神社 若葉区中田町 字花立 稲荷神社に合祀
御祭神…大山咋命
創建年代、由緒不詳。稲荷神社境外末社。明治42年(1909)に本社に合祀。

●日枝神社 若葉区野呂町1542野呂清水不動堂の隣り
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●毘沙門天様 緑区茂呂町420付近
御祭神…毘沙門天
創建年代、由緒不詳。

●日吉神社 中央区浜野町字山王588 浜野山王集会場側
御祭神…大己貴命
創建由来不詳。別名山王大権現。水田の中に塚状の社地があり山王権現社の石塔を安置していた。元名主・鈴木家の稲荷様ともいわれている。

●平山神社 緑区平山町279 旧誉田村平山字谷津山
御祭神…大己貴命
旧村社。元は大己貴神社。伝承によれば天台宗東光院の院内に鎮守として日吉神社を祀ったという。明治42年(1909)村社大日孁貴命社(字花川戸)・罔象女命神社(字寺谷津)・稲荷神社(字稲荷脇:倉稻魂命)を合祀。その後明治44年(1911)に厳島神社(字谷津山227:市杵嶋姫命)・浅間神社(字谷津山370:木花咲耶姫命)を合祀。当神社には神仏習合の風習が残存している。

●弁財天神社 中央区生実町 生実池の畔
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●出世弁天 中央区中央1-4 通町公園内
御祭神…弁財天
別名・小茶国弁天。創建年代は不詳だが弘法大師が錫杖をこの地に留め弁財天像を彫り池の畔に安置したと伝える。後に千葉常胤が源頼朝と当地の弁財天に源氏復興の祈願をして見事に成就したことから出世弁財天と呼ばれるようになり、信仰を集めたという。近くに千葉常胤の像がある。

●弁財天厳島神社 中央区富士見1-13-8
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●弁財天 花見川区さつきが丘2-38-1付近 橋を越えてすぐの鉄塔の下
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●弁財天 美浜区検見川町2-488裏手の池
御祭神…弁財天
創建由緒は不明、488番地のお宅が奉祀してきたという言い伝えが残る。

●弁財天神社 緑区越智町131
御祭神…菅原道真
元禄元年(1688年)百姓惣代新兵衛、七郎エ門、治佐エ門により京都北野天満宮より勧請。明治29年(1896)火災により焼失、同34年(1901)社殿を再建。

●弁財天神社 若葉区更科町1530 字上五反田
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●弁財天社 若葉区富田町1266 字原田 市乳牛育成牧場内の原田池
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。池の中央にあったが洪水で流失したため、池の辺に再建。

●疱瘡神社 緑区おゆみ野南4-16-1
御祭神…不詳
創建年代、由緒不詳。社の中に疱瘡神社の石碑が納められている。

●北総天満宮 中央区道場北1-2-3
御祭神…菅原道眞
北総来迎寺天満宮と称し、伏見宮尊空法親王が菅原道真公の像を刻み念誦仏として信仰。来迎寺は建治2年(1276)千葉介13代氏胤が祈願寺として一遍上人に命じ建立。当地の地名の由来ともなった。明治5年(1872)の神仏分離令により現在地に天満宮社殿が建てられた。



【ま行】
●三上神社 中央区星久喜町471 千城村星久喜字取林
御祭神…天兒屋根命・武
甕槌命・齋主命
旧村社。江戸期の星久喜村は旗本二家の所領であったため、一村でありながら甲と乙に分けられ名主も二組あった。一村となってから産土神を奉仕したため、元禄年間(1688~1704)中期の創建という。嘉永6年(1853)に炎上、同年に再建。現在の本殿は明治5年(1872)に建立したもの。明治41年(1908)浅間神社(字取林:木花佐久夜比売命)・天神社(字取林:菅公)を合祀。明治44年(1911)道祖神社(字鍛冶谷:猿田彦命)を合祀。

●罔象女命神社 旧誉田村平山字寺谷津 所在不明
御祭神…罔象女命
創建年代、由緒不詳。

●三嶋神社 花見川区長作町 天台十字路を長作方面に曲がった右手約1km地点
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●御滝権現 花見川区犢橋町 JA犢橋支店付近
御祭神…徳川家康
創建年代不詳。徳川家康が東金への鷹狩の途次、喉を潤したという。

●御滝神社 花見川区犢橋町189-3 初芝鉄工の隣り
御祭神…徳川家康
創建年代不詳。平成5年(1993)に再建。社殿の中の石祠には明和5年(1768)の年号有り。付近は字滝ノ山といい、かつて当神社付近に小さな滝があったという。鷹狩で東金に行く家康が当地で休憩し、その滝の水で喉を潤したと伝えられている。

●御嶽神社 緑区高田町691
御祭神…馬頭観世音
延慶年間(1308~1310)に武蔵国から来た斉藤武兵が邸内に祠を建て、秩父の御嶽山と日本武尊を合祀したのが始まりという。明治42年(1909)源王神社(字南北)を合祀。大正3年(1914)日枝神社(字中芝)、日枝神社(字柊台)、菅原神社(字柊台)、菅戸神社(字奈木台:菅戸神)を合祀し、字上ノ台の馬頭観世音社にすべて合祀して御嶽神社と改称。同4年(1915)に稲荷神社(字上ノ台と字貝塚:倉稻魂神)を合祀。

●三峯神社 中央区蘇我2-3
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●三峰神社 中央区千葉寺町313
御祭神…大口真神
創建年代、由緒不詳。狛狼がいる。

●三峰神社 花見川区検見川町1-5 寶蔵院内
御祭神…不明
創建年代由緒不詳、現在の石祠は大正15年(1926)建立。

●三峰神社 花見川区検見川町2ー207-30 検見川町二丁目自治会館の隣
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。現在の社は昭和10年(1935)頃に再建されたもの。

●三峰神社 花見川区検見川町5-173
御祭神…大山祇命
元は犬飼神社と称した。江戸時代は海岸線が崖下まできており、漁師は当神社の灯明を燈台の代わりにしていたことから船の守り神として信仰を集めたという。

●三峯神社 花見川区武石町1丁目
御祭神…不明
境内に権現神社(徳川家康)の石祠がある。元は共同墓地の北側の畑の中にあったが宅地化により移動された。元あった土地は字権現越で、元は字北根という地名であったが、家康が東金に行くときに付近を通過したことから小字名が変わったという。

●三峯神社 花見川区長作町249の住居隣り
御祭神…伊弉諾尊・伊弉冉尊
近年社殿を再建。

●三峰神社 緑区おゆみ野中央7-4
御祭神…三峯権現の「御眷属」という御札
明治6年(1873)に三峯神社六通講社として創建、平成4年(1992)再建。

●宮崎神社 中央区宮崎町582 旧蘇我町宮崎字宮作
御祭神…天宇受賣命
旧村社。元は大宮神社。天正元年(1573)創建。元宮崎町811番にあった灌漑用水池(三ツ池弁天)に鎮座していたが、都市化により土地を売却。補償金を元に当地に遷座。明治42年(1909)熊野神社(字熊ノ台:伊邪那美命)を合祀。境内社に天照大神社・三玉神社(大名牟遲名・少毘古命)・三玉神社(大山咋命)・天照大神社(大己貴命・少彦名命・埴安媛命・倉稲魂命)・天神社(菅原道眞)・神武社(神武天皇)・三玉神社(大名牟遲命・少毘古名命)がある。

●宮野木大神宮 稲毛区宮野木町1527-2付近
御祭神…天御中主尊・大日孁貴命・天照皇大神・八幡大菩薩・春日大明神・猿田彦命・天鈿女命・香取神・牛頭天王・弁財天
創建年代由緒不詳。社殿は無く石祠がある。

●三山神社 旧白井村高根字大田原
御祭神…大山咋命・月夜見命・稲倉魂命
創建年代不詳、大宮神社末社。石祠。

●妙見社 旧中央区生実町 廃社
御祭神…妙見神
字本城の本丸の内で通称市左衛門山にあったが、明治元年廃社となった。創建は北小弓城の築城頃、千葉氏の家臣・原氏の勧請と考えられている。生実池の西側に「妙見下」の小字名が残っている。

●妙見社 旧中央区南生実町977 八剱神社に合祀
御祭神…妙見神
明治42年(1909)に八剱神社に合祀。元は字台にあり小弓城の第三廓に鎮座していたという。江戸末期には元は別社であった大伴武日命・吉備武彦命を相殿としていた。

●妙見宮 若葉区桜木3-23-4
御祭神…大国主・事代主
昭和26年(1951)千葉の妙見神社(千葉神社?)より分霊。

●明治神社 緑区土気町1627
御祭神…明治天皇
創建年代由緒不詳。明治45年(1912)、遙拝所を設置。後に御神霊を奉斎。



【や行】
●夜光稲荷神社 中央区浜野町1262附近
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。境内に三十番神社がある。

●薬師神社 花見川区長作町127-1 長作会館敷地内
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●八坂社 旧千葉郡大金澤村後海津 所在不明
御祭神…不詳
創建年代、由緒不詳。

●八坂神社 中央区生実町1427 旧千葉郡北生実村橋戸
御祭神…素戔嗚命
文政年間(1818~1830)に字橋戸の宇野家の土地を分割して社地とし、西方から遷宮したという。牛頭天王社とも称した。大正2年(1913)に汽車の煤煙により焼失したが再建。現在は橋戸の万徳寺生実布教所入口に鎮座している。

●八坂神社 中央区仁戸名町215 旧千城村仁戸名字郷
御祭神…健速須佐之男命
旧村社。古くは天王社と呼ばれ御祭神も牛頭天王であった。伝説によれば生実城主原氏の一族で仁戸名に館を構えていた牛尾大和守が熱病で苦しんでいた時、夢に牛頭天王が現れ祀れば諸人の患もなくなるとお告げをした。その夢の後、病も快癒したので家臣に命じて牛頭天王宮を立てたのが始まりという。また氏子は神社の神紋と似ているため胡瓜は初物を神様にあげてからでないと食べない風習があった。一時期は栽培をひかえたこともあったという。また神さまが牛頭天王であることから牛の飼育はしなかったという。他に境内に松が生育しないのは神様がある姫と待ち合わせをしたがとても待たされ、業を煮やして「まつのはこりごり」と言われたので松が生育しなくなったという言い伝えや、仁戸名地区にいたどり草が生えないのは牛尾大和守が熱病で苦しんだ時に病気平癒の願をかけて好物であったいたどり草を断ち、無事に快癒したことから生えなくなったという言い伝えが伝わる。明治43年(1910)稲倉神社(字月ノ木:稲倉魂命)を合祀。境内に天照大御神・疱瘡神社(大汝持命・少名彦命)・道祖神(塞三柱命)・大黒神社(大国主命)がある。

●八坂神社 中央区本町1-2-2
御祭神…須佐之男命・木花咲耶姫命・菅原道真
創立年代不詳であるが、柴田仁兵衛という信心深い人の守護神で、その霊験がすこぶる顕然たるものがあったため一社を建立し長年に亘り祀られている。境内末社に天皇大神・大黒神社(大国主命)・疱瘡神社(大汝持少名彦命)・稲倉神社(稲倉魂命)・道祖神社(塞三柱命)・子安神社(子安大明神)がある。

●八坂神社 中央区浜野町691にある大六天神社と同じ境内
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●検見川神社(旧八坂神社) 花見川区検見川町1-1 旧検見川町検見川字東上宿
検見川神社の項を参照。

●八坂神社 緑区土気町571-1
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●八劔ヤツルギ神社 中央区南生実町880 旧生実浜野村大字南生実字本郷
御祭神…日本武尊・大日孁貴尊・大己貴尊
神紋…右三つ巴、左三つ巴
旧指定村社。日本武尊が東征の際、相模国三浦より当地に御渡海され争乱を平定し東国を2国に分割、南を上総、北を下総とし永く国境とせよと命じられた。人々は御徳恩に浴し深く敬ってこの神を国家守護神と仰ぎ、東国鎮護征夷神八劔神社とし天神社を合祀し崇敬したという。主神の剱主神以外は別殿に祀られていたが、明暦3年(1657)新殿造営の際に合祀。大日孁貴尊の祭祀由来は、日本武尊がここに一日逗留され、神籬を結び朝日が昇る際に日之大神を拝し斎祀されたことにちなむ。八剱神社は武神として崇められ、源頼光が上総介に任ぜられた時、大弓を奉納し社地を寄進し武運を祈ったという。境内末社に五祀社(陽神社:伊弉諾尊、陰神社:伊弉冉尊、疫神社:大直日、八坂社:素戔嗚命、今宮社:紫野今宮)・天神社がある。明治41年(1908)熊野社(字百亀喜:伊弉册命・事解男命・速玉男命)を合祀。明治42年(1909)道祖神(字桼台:猿田彦命)、道祖神(字小曽部:猿田彦命)、伊都岐島社(字大百池新田:市杵島姫命)、天神社(字古城:北野天満天神)、妙見社(字台:天御中主命、金徳元霊神 相殿に大伴武日命、吉備武彦命)を合祀。

●頼政神社 旧中央区生実町字柏崎台 生實神社に合祀
御祭神…源三位頼政
柏崎など10軒余りの鎮守で棟札に「鏑木対馬之助当地其割不思儀見霊夢」とあった。創建は室町時代と推定され明治43年(1910)に生實神社に合祀されたが、その際供奉の人に凶事が起こり、神像は鏑木家に安置され内宮だけが納まったという。



【ら行】
●瀧蔵(りゅうぞう)神社 中央区千葉寺町字久保台162
御祭神…海津見神
旧村社。千葉家5守護神の一つ。元は瀧蔵権現と称し寒川にあった。別当寺は寒川にあった真福寺(廃寺)、「千葉笑い」の故事もこの社の神事の夜に行われたものといわれる。境内社に青龍神社(青龍大権現)、天神社(菅原道眞)、稲荷神社(豊宇気比賣命)、厳島神社(市杵島命・田心姫命・湯津姫命)、三玉神社(少彦名命)、大杦神社(少彦名命)、三峯神社(伊邪那美命)、八幡神社(誉田別命)、道祖神社(猿田彦命)がある。

●龍蔵神社 中央区長洲1-33-17
御祭神…綿津見神
創立年代不詳。地元では権現様と呼ばれていた。

●六社神社 若葉区古泉町445 旧更科村古泉字山王台
御祭神…譽田別命・伊邪那岐命・伊邪那美命・天照大神・素戔嗚命・武甕槌命
旧村社。創立年代不詳、寛永2年(1625)同所字六所から遷座し、社殿再建。明治43年(1910)天神社(字花輪・菅原道真)を合祀。境内社に疱瘡神社(大直日命)・日枝大神(大山咋命)・道祖神(猿田彦命)・稲荷神社(保食神)がある。

●六所神社(元宮) 若葉区古泉町131 字六所
御祭神…六所明神
創建年代不詳、建治元年(1275)に野呂妙興寺の開山・日合上人が参拝に訪れたといい、妙興寺からこの宮までほぼ直線の参道があり、妙興寺の奥の院であったともいう。参道の途中に「日合上人手植えの松」の跡が残る。

●六社神社
 若葉区野呂町405 旧白井村野呂字下田
御祭神…不詳(現在は大己貴命・素戔嗚尊・伊弉諾命・伊弉册命・瓊瓊杵尊・大宮女命)
旧村社。第12代景行天皇即位41年(111)に大己貴命が小野縣に出現、鎌倉幕府初期の重臣・葛西三郎が社殿を造営。その後、源頼朝が再建と伝わるが創建の詳細は不明。明治26年(1893)安房栖神社(字谷津)、日枝神社(字向原)を合祀。

●六通ロクツウ神社 緑区おゆみ野中央8-7おゆみ野六通むかい公園内 旧緑区大金澤字大通向924
御祭神…不詳(現在は大国主命・猿田彦命・菅原道眞)
創建年代、由緒不詳。元は日枝神社。六通むかい公園が隣接しており、この公園内からは古墳時代後期の横穴式石室が発見されている(六通神社南遺跡:方墳)。境内の左右にも各1基の円墳があったようだが、現存しているかは不明。明治44年(1911)に天神社(字六通向:菅原道真)・道祖神社(字六通辺田:猿田彦命)を合祀。境内に疱瘡神の石碑がある。



【わ行】
●若宮八幡宮 中央区千葉寺町297隣
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●海津見神社 旧寒川村新宿下町 所在不明
御祭神…海津見神
創建年代不詳。寒川神社末社。元は龍王社。石祠。境内に風神社(級津彦命)がある。

●海津見神社 旧寒川村下町陸側 所在不明
御祭神…豊玉彦命
創建年代、由緒不詳。寒川神社末社。

●鷲神社(尾鷲神社とも) 花見川区検見川町3-341-3
御祭神…日本武尊(鷲大明神とも)
検見川神社の摂社。昔の社は茅葺の家の中に小さな祠を祀ってあり、その茅葺の家の中で御籠りなどもした。戦前の例祭日には境内で花相撲が盛大に行われていた。近衛天皇の時に上総介広常・金田小太夫頼次・三浦介義澄が勅命を受け、那須野原の妖狐を成敗に行くことになった。この時に日本武尊に祈誓を掛け、見事に討ち取ることが出来た。これにより三名の守護神として奉斎されていた。その後寛永年中に金田小太夫の子孫で徳川家臣・金田惣八郎正明が検見川村を領した時に江戸邸内から遷座したという。境内に天津神社(龗神)・龍神様(往時は打瀬船による漁業が盛んな町であったので海の守護神として信仰された)・古峰神社(昭和61年(1986)に再建:日本武尊)・三峯神社・秋葉神社(火之迦具土大神:創建年代不詳、現存する社は昭和60年(1985)に再建)・稲荷神社がある。

●鷲宮神社 中央区大巌寺町96 旧蘇我町生実郷字鷲宮台
御祭神…不詳(現在は鷲宮大神)
旧村社。創建年代由緒不詳。元は生実郷神社。大巌寺守護の一社か。境内に須賀神社・天神社がある。明治25年(1892)愛宕社(旧千葉郡生実郷字愛宕)を合祀。この愛宕社に生実郷字原山にあった稲荷社が合祀されている。