千葉市の神社① | 未知の駅 總フサ

未知の駅 總フサ

千葉県=東国は蘇我氏に縁の地であったという痕跡を探し、伝承・神社・古墳など諸々を調べています。

百嶋神社考古学にご興味を持たれた方はブックマークの「新ひぼろぎ逍遥」さんを訪ねてみてください。

明治39年(1906)に「神社合祀令」が交付され1町村1神社が基本となり、約7万社が取り壊されたそうです。そして近年、土地開発が進み急激な宅地化により行方不明になる御社が多く見受けられます。

この状況に危機感を抱き、名称だけでも伝わっているお社は載せております。

明治期に作成された「千葉県神社明細帳」をベースに市町村誌も参考にし掲載しておりますので、地名変更により行方不明となっている場合もあり重複して紹介している神社もあるかと思いますので、ご了承ください。

またグーグルマップで神社鎮座地を確認しておりますが、マップで発見した新たな神社も載せております。その場合御祭神・由緒等は不明となっております。

 

【あ行】
●秋葉神社 花見川区幕張町4-803
御祭神…火之迦具土大神
通称権現様。男千木。往古、捕陀楽山宝憧寺境内に鎮座、享保年中(1716~1735)同所字下宿寺口へ遷座。これにより現在の地域を権現町と呼んだ。境内に昆陽コンヨウ神社(青木昆陽)が有る。弘化3年(1846)の創建で青木昆陽は甘藷栽培に取り組み江戸期の食料危機を防いだ人物。当地は昆陽が甘藷を試作した地でもあり、その記念碑が道路を挟んだ反対側にある。

●愛宕神社 稲毛区宮野木町1191付近
御祭神…迦具土神
創立年代不詳、京都の愛宕神社を勧請したもの。

●愛宕社 花見川区武石町1-1420付近
御祭神…不詳
旧武石城址にある石祠。

●愛宕神社 花見川区武石町2-940の住宅街の中
御祭神…火具土命・千葉介常胤(千葉常胤正室との伝承もある)
古墳がある。正治年中(1199~1120)千葉常胤の正室で武石三郎胤盛の母は故あって海中に身を投じた。遺体が須賀原に漂着したので葬り祀って愛宕社としたという。当社は古墳の上に祀られていたが、平成21年(2009)、常胤の33回忌に併せて改築された社殿に遷宮(通称あたご様)。社殿背後の古墳からは石棺や金輪・直刀・鉄鏃が出土したという。

●穴川神社 稲毛区穴川3-6
御祭神…八衢彦命・堀田相模守・青木安太郎・白藤左衛門
神紋…左三つ巴
当地は元々道祖神社の鎮座地であったが昭和17年(1942)に旧村社石尊神社と道祖神社が合祀され改称。石尊神社の御祭神は堀田相模守他2柱。文政9年(1826)に穴川を開拓した人々により建立。初め集落の東方に祀られていたが境内地を軍が収用するところとなり遷座。道祖神社の御祭神は八衢比古神。天明4年(1784)の創建で千葉三道祖神の一社。石尊神社の分社が中央区登戸5-13-11にある。

●天津神社 花見川区長作町286
御祭神…天御中主命
神紋…三光紋
元妙見神社で弘長年中(1261~1264)武石小三郎長胤が千葉六妙見の一つを当地に遷宮。この妙見像は昔盗まれたが、海中から拾い上げた寒川の漁師により無事に戻されたという。大正元年(1912)に改名。境内に風神社(石祠)がある。

●天津神社 花見川区花島町364
御祭神…天御中主神
神紋…左三つ巴
旧村社。元妙見社(北神尊星妙見神)。花島観音で有名な天福寺と同境内となっている。境内に金刀比羅神社(琴平神)がある。

●有吉日枝神社 緑区おゆみ野中央5-2-3
御祭神…大己貴命
御祭神…左三つ巴
旧村社。元山王社有吉南貝塚の台地上に鎮座。隣接して有吉貝塚公園がある。境内に子安神社・大六天神社・三峯神社・冨士浅間大神・道祖神がある。

●淡島神社 若葉区下泉町字淡ノ洲83 
御祭神…淡島大明神(現在は少名彦命)
旧村社。女千木。寛文元年(1661)村人・小出孫兵衛が霊夢を見て小板を作り、土気本郷村の本寿寺13世大僧都日静上人に直筆の曼荼羅を書いてもらい御本尊としたのが始まりという。のちに少名彦命を祀った。境内に子安神社がある。

●雷イカヅチ神社 若葉区五十土町字駒込19
御祭神…雷神(別雷命とも)
旧村社。創建年代不詳。明治43年(1910)に日枝神社(字白幡:大山咋命、大山祇命とも)・八坂神社(須佐之男命)・天神社(字腰巻と字清水台の2柱:天満天神)、昭和27年(1952)に馬頭観世音社(駒形大神)を合祀。当地の地名由来にもなったという神社。

●雷神社 旧白井村大字川井字宮巡 所在不明
御祭神…不詳
創建年代、由緒不詳。

●和泉神社(元熊野神社) 若葉区和泉町字上原498
御祭神…伊弉諾尊・伊弉册命・事解男命
旧村社。創立年代不詳。昭和62年(1987)に新築再建。もとは熊野神社であったが明治43年(1910)字上原にあった諏訪神社(建御名方命)を合祀し現在の名称に改称。当神社と東光寺には寺井田古墳出土の石棺の蓋石など数枚残されている。

●厳島神社 旧寒川村下池尻 所在不明
御祭神…市杵島比売命
創建年代、由緒不詳。寒川神社末社、石祠。

●厳島神社 旧寒川村神明下 所在不明
御祭神…市杵島比売命
創建年代、由緒不詳。寒川神社末社、石祠。

●伊都伎島社 旧中央区南生実町1338 八剱神社に合祀
御祭神…市杵島姫命
明治42年(1967)に八剱神社に合祀。通称弁天様。宝永元年(1704)に大百池の北西にある沼地開発をした際、水土五穀成就万民安全のため集落の人々により勧請されたという。

●厳島神社 中央区生実町 生実池の南端の中の島 生實オユミ神社に合祀
御祭神…市杵島媛命
明治43(1968)年に生實オユミ神社に合祀。別名弁天様。創建由緒不明。

●厳島神社 旧中央区浜野町字弁財天1 八剱神社に合祀
御祭神…市杵島姫命
明治42年(1967)に南生実の八剱神社に合祀。創建由来不詳、水田の中に島状の神域があり大木の根元に石塔があった。

●巖嶋神社 中央区弁天3-1-1
御祭神…弁財天3柱(現在は市杵島姫命)
神紋…波に三つ鱗
通称弁天さま。徳川時代、村境の争いに千葉家七弁天碑が用いられたという。境内には他にも弁天様があるほか子安神社がある。

●嚴島神社 中央区港町10-7
御祭神…市杵島姫命
神紋…波に三つ鱗
創建年代不詳。寒川神社摂社の一つ。半農半漁を生業とする村人たちが豊穣・多産の福徳を願い小さな祠を都川河口の旧寒川村字結城ケ原に建て弁天様を勧請したのが始まり。明治になり厳島神社弁財天となる。昭和41年(1966)土地区画整理により現在地に遷宮。拝殿の後ろには御神水や御穴がある。

●厳島神社 花見川区幕張町2-990 旧幕張町馬加字花立 子守神社の境内
御祭神…市杵島姫命
創建年代不詳、元は現幕張小学校北側のJR線路のさらに北側に鎮座していたという。

●厳島神社跡 若葉区更科町字上五反田
御祭神…不詳
弁財天宮の右手の水路の脇に石祠があり、祠の中に「昭和56年(1981) 厳島神社跡」と記されている。

●厳島神社 若葉区中田町字敷内 御霊神社に合祀
御祭神…市杵島姫命
万治9年(1666)に地頭・北条新蔵が建立。昭和56年(1981)に御霊神社に合祀。

●稲荷神社 旧誉田村大字平山字稲荷脇 所在不明
御祭神…倉稲魂命
創建年代、由緒不詳。

●稲荷神社 旧中央区生実町1341 生實神社へ合祀
御祭神…倉稲魂命
字旧邸にあった。寛永4年(1627)生実藩主・森川氏が陣屋構内に勧請したという。明治2年(1869)12代目藩主が御霊社の北隣に遷宮、社殿を造営し東京の屋敷にあった稲倉魂命と阿遇突知命の2座を遷して相殿とし、生實神社と改称した。同4年(1871)に森川氏が東京へ戻ると2座を戻し社号も稲荷神社に復旧。明治35年(1902)風害により社殿が倒壊したため明治39年(1906)に御霊神社の境内末社として遷宮、同43年(1910)生實神社へ合祀。

●稲荷社 旧中央区浜野町・旧浜野村蔵ノ後1199 所在不明
御祭神…倉稲魂命
江戸期には生実藩の米蔵の傍にあった。通称「日置のお稲荷さん」と呼ばれる。近年は個人所有となっているという。

●稲荷神社 中央区赤井町字椀田156
御祭神…不詳(現在は倉稲魂命)
旧村社。男千木。創建年代、由緒不詳。昔は2月の初午の日にオビシャが行われた。付近に稲荷山と呼ばれる地があり古墳があったが開墾され畑地となっている。大正2年(1913)稲荷神社に社号改称。大正11年(1922)八幡神社(字大堀492:誉田別命)、天神社(字大堀:菅原道真)を合祀。境内社に須賀神社・子安社(石碑:子安観音【木花開耶姫】)・三峯社(石碑、武蔵国秩父の三峯神社を勧請)・金刀比羅大権現(石碑:大物主神【大国主命】)・道祖神(猿田彦命・塞の神)・八坂神社(素戔嗚命)・疱瘡神(大山津見命)がある。

●稲荷神社 中央区稲荷町字五田保2-8-13
御祭神…豊宇気毘売命・久々能知命・草野知毘売命
駒原神社とも称した。日本武尊が東征の際、当社に夷賊退治を祈誓し、その時に駒を放ったことから当地を駒ヶ原と称するようになったと伝える。千葉氏の守護神の一つで「五達報(五反保)の稲荷大明神」として知られ、千葉常重が猪鼻城の裏鬼門除けに崇拝したものと考えられている。源頼朝が治承4年(1180)に大刀一振りを献上祈願。寛政7年(1795)には京都伏見稲荷大社から正一位五社稲荷社の神号が与えられている。境内に天神社(菅原道真)・三玉神社(少彦名命)・琴平太神社(金山彦命・大己貴命)・道祖神社(猿田彦命)・水神社(罔象女命)・稲荷太神社(豊宇氣比売命)及び無数の稲荷社石祠・浅間神社(木花開耶姫命)・天御中主神・木花開耶姫神・高皇産霊命・神皇産霊命の板碑・磐長姫命の板碑がある

●阪東稲荷神社 中央区中央4-7-13
御祭神…倉稲魂神
千葉町の長者・紅谷四郎平の宅地にあったが明治10年(1877)に同氏所有地を商店街にした際、町の繁栄の守護神として現在地に奉還。昭和20年(1945)戦災により社殿焼失、昭和23年(1948)に再建。

●栄徳稲荷大明神 中央区出洲港7
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●夜光稲荷神社 中央区浜野町1262附近
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。境内に三十番神社がある。

●稲荷神社 花見川区天戸町字矢ノ内747
御祭神…天照皇大神
明応2年(1493)創建、文化5年(1808)に再建。当村が開創の頃に天神七代地神五代の神を以て十二社を祀り、当地を字十二所と名付けて天照皇大御神を鎮守とした。他の11社を末社としたことから天戸村と命名したという。のちに千葉家の臣・亘内蔵之亟永行他数名により稲荷大神と改宗され字矢の内に遷座。昭和2年(1927)に八幡神社(字八幡前:応神天皇)、稲荷神社(字道灌堀:天照大御神)を合祀。境内社に疱瘡神社(大己貴命)・浅間神社(木花開耶姫)・子安神社(合祀した八幡神社の境内社:武内大神)がある。

●稲荷神社 花見川区柏井町字堀込181
御祭神…倉稲魂命
旧村社。創建年代、由緒不詳。

●稲荷神社 花見川区花島町350-3
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●稲荷神社 緑区大木戸町 所在不明
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●稲荷神社 若葉区大広町 バス停「大広稲荷神社」の前
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●稲荷神社 若葉区小倉町字山ノ腰382
御祭神…豊受比賣命
旧村社。万治2年(1659)旗本赤井弥平兵衛直忠によって勧請された。明治41年(1908)に日枝神社(字山王411:大山咋命)、八幡神社(字木乃作587:誉田別命)を合祀。その他合祀時期不詳の御霊神社(字脇1518:権五郎景政)がある。

●稲荷神社 若葉区御殿町字宇都志野3-14 御殿町集会所の前
御祭神…不明
大正15年(1926)創建、元は字中塚にあったが区画整理により現在地に移転した。

●稲荷神社 若葉区小間子町 所在不明
御祭神…倉稻魂命
明治12年(1879)の創建。

●稲荷大六天神社 若葉区更科町1744 旧更科村大字中田字奥堀込
御祭神…倉稲魂命
旧村社。創立年代不詳、元禄元年(1688)再興。明治42年(1909)に天神社(字宮ノ台:菅原道真)・日枝神社(字花立:大山咋命)・道祖神社(字花立:猿田彦命)・稲荷神社(字外道:倉稲魂命)を合祀。境内社の疱瘡神は元禄元年(1688)再建、他に三峰神社がある。

●犬飼神社 旧検見川町検見川字道祖神
御祭神…大山祇命
創建年代、由緒不詳。検見川神社境外末社の一つか。

●犬飼神社 旧検見川町検見川字濱竹
御祭神…大山祇命
創建年代、由緒不詳。検見川神社境外末社の一つか。

●今井神社 中央区今井字廣田1-24-14
御祭神…天照皇大神
神紋…左三つ巴
旧指定村社。元神明社。明治32年(1899)に八幡社(誉田別尊)・天神社(字天神作:菅原道眞命)を合祀。明治41年(1908)に社殿を改築し今井神社と改称。境内に稲荷神社と他4社がある。

●姥嶽ウバタケ神社 若葉区谷当町字西海道481-1
御祭神…不詳(現在は玉依姫命)
神紋…菊
旧村社。安永4年(1776)創建。明治42年(1909)に日枝神社(字台口:大山咋命)・子之神社(字西海道:大己貴命)を合祀。境内に天神社(菅原道真)・大六神社(面足尊)・疱瘡神社(大直日命)・愛宕神社(迦具土命)・子之神社(大己貴命)・日枝神社(大山咋命)・金刀比羅大神・社日塔がある。道祖神社(八衢比古命)もあったが明治43年に撤去。

●産土神社 若葉区源町1006-9
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●雨龍神社 旧検見川町検見川字下宿 所在不明
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●栄徳稲荷大明神 中央区出洲港7
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●王子神社 中央区神明町33
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。境内に水神社(水波之女命)がある。もう一祠は不明。

●大杉神社 花見川区柏井町251
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●太田神社 若葉区太田町字太田113
御祭神…天宇受売神・天鈿女神・菅原道真
創建年代、由緒不詳。当地は万葉集に防人の歌「千葉の野の児手柏の含まれど あやにかなしみ 置きてたが来ぬ」を載せている太田部足人の出身地といわれている。

●大鳥神社 中央区生実町1926 生實神社に合祀
御祭神…天日鷲命
字峠ノ台の七廻り塚古墳上にあり、元は鷲宮と称した。当祭神から古墳の被葬者は麻績連だろうと推測されている。明治43年(1910)に生實神社に合祀。

●大宮神社 旧千葉郡馬加村字宮ノ台→現千葉市花見川区幕張町2
御祭神…少彦名命
元は大宮大明神。享保12年(1727)小川左平太・高橋弥平・市原嘉左衛門の三名が初めて祠を祀る。境内に日吉神社(大山咋命)・冨士浅間社(木花開耶姫命)がある。江戸時代頃は子守神社を一宮と呼び、こちらは二宮と呼ばれていた。現在は社殿の跡地が残るのみの状態で荒れており、境内社の浅間神社の板碑が残る。江戸中期の下総国千葉郡馬加村絵図を見ると大宮大明神と記されているが、昭和4年(1929)8月写生の千葉県幕張鳥瞰図には浅間神社として記されている。おそらく江戸中期から昭和4年までの間に大宮神社が遷座、または合祀されたものと考えられる。

●大宮神社 旧千城村大宮字太田 天神社に合祀
御祭神…天鈿女命
創建年代、由緒不詳。明治41年(1908)天神社に合祀。

●大宮神社 中央区川戸町字大宮戸642
御祭神…天鈿女命
神紋…左三つ巴
旧村社。創建年代、由緒不詳。明治41年(1908)大六天神社(字郷:皇産霊尊)、明治43年(1910)諏訪神社(字郷:建御名方命)を合祀。境内社に天照皇太神宮(天照大御神)・疱瘡神社(大汝持命・少彦名命)・天武天皇がある。

●大宮神社 緑区大金沢町字宮海津 日枝神社に合祀か
御祭神…不詳
創建年代、由緒不詳。境内に二十三夜大月天子、子安大明神がある。明治32年(1899)暴風雨により倒壊。

●大宮神社 若葉区大井戸町字沖ノ内614
御祭神…大宮比賣命
神紋…右三つ巴
創建年代不詳、古くは大宮大権現といわれた。別当が金光院薬王寺。明治43年(1910)に子ノ神社(字ドウカイドウ:大己貴命)・浅間神社(字浅間ビヨ:木花開耶姫命)、同44年(1911)に道祖神社(字ダイ:猿田彦命)・厳島神社(字厳島126:市杵嶋姫)を合祀。境内社に天神社(菅原道真)・五穀神社(石祠:倉稲魂命)がある。

●大宮神社 若葉区大宮町字大宮田1113
御祭神…天鈿女命
神紋…五三桐
旧村社。女千木。創建年代、由緒不詳。明治43年(1910)に王子神社(字城ノ腰:伊邪那岐命)、神明社(字宮ノ腰:天照大御神)、道祖神社(字宮ノ谷:猿田彦命)、淡ノ洲神社(字淡ノ洲:玉依姫命)、西宮神社(字東屋保:事代主)、皇産霊神社(字大宮田:皇産霊命)、日枝神社(字大宮田:大山咋)、稲荷神社(字稲荷台:稲倉魂命)、水神社(字宿:罔象女命)、鹿島神社(字細田:厳島姫命)、浅間神社(字大久保:木花開耶姫)、皇産霊社(字押元:皇産霊命)、熊野神社(字押元:伊邪那册命)、吾妻神社(字川下:橘神社)、筑波神社(字北根:日本武尊)、厳島神社(字宿1125:厳島姫)、飯綱神社(字上和田:天鈿女命・菅公)を合祀。境内に三峰神社(伊邪那美命)・金比羅神社(金山彦命)・浅間神社(木花開耶姫)・疱瘡神社(大汝少彦名命)・妙見神社(天御中主命)・子安神社(木花開耶姫)・日枝神社(字坊屋敷:大山咋・木花開耶姫・誉田別命)がある。

●大宮神社 若葉区金親町字前田28
御祭神…天鈿女命
旧村社。創建年代、由緒不詳。境内に天神三柱の社(天神社:菅原道眞公・八幡神社:誉田別命・塞神社:猿田彦命)がある他、疱瘡神・道祖神がある。

●大宮白幡神社 若葉区下田町字宮ノ後713
御祭神…大宮比賣命・誉田別命
旧村社。男千木。創立年代不詳、明治45年(1912、明治43年とも)別立であった大宮神社と白幡神社を一社とし、大宮白幡神社と社名を改めた。境内地に寛政5年(1793)建立の疱瘡神・愛宕大権現の碑有り。昭和48年(1973)本殿・拝殿を改造、翌年遷座。明治43年(1910)に道祖神社・大六神社を合祀。境内社に疱瘡神社(石祠:大直日命)・愛宕神社(石祠:迦具土命)・第六天神(石祠:惶根命)・橿原神宮・五穀神社(石祠:倉稲魂命)・道祖神社(石祠:八衢比古命)がある。

●大宮神社 若葉区高根町字上ノ台624
御祭神…国常立命
相殿…面足命・惶根命
旧村社。創建年代不詳、宝永4年(1707)社殿再建。明治35年(1902)の暴風で境内の大木が倒れ社殿を破壊、同39年改築。明治41年(1908)に白羽神社(字上ノ台:日本武尊)・日枝神社(字向海道:大山咋命)・天神社(字トウカン山:菅原道眞)・稲荷神社(字トウカン山:稲倉魂命)・諏訪神社(字上ノ台:健南方刀美命)・三山神社(字大田原:大山咋命・月夜見命・稲倉魂命)・厳島神社(字八石:市杵島比売命)・鹿島神社(字新谷脇:武甕槌命)・道祖神社(字トウカン山:猿田彦命)を合祀。境内社に疱瘡神社(大直日命)がある。

●女化オナバケ神社 若葉区平川町 大池沿いの道を千葉中央霊園に行く途中
御祭神…保食神
字鳥喰に鎮座。通称稲荷様。附近7軒の氏神様で明治14年(1881)鳥喰野という官有地が払い下げられ、開墾にあたった人々が茨城県龍ヶ崎市駆馬町の女化神社から分霊。

●生實オユミ神社 中央区生実町字町並1550-1、1551-1
御祭神…崇道天皇・伊豫親王・藤原吉子・藤原廣嗣・吉備真備・橘逸勢・文屋宮田麿・菅原道真
神紋…左三つ巴
旧村社。創立年代不詳、元は御霊神社と呼ばれていた。戦国期、小弓城主・原胤栄が建立したと伝えられ、市内唯一の大名であった生実藩森川氏も信仰していた。同神社で10月16日夜に行われる湯立という湯花進献式は古い信仰の名残で、この湯を目につけると眼病が治るという言い伝えがある。明治4年(1871)に付近の10数社を合祀、北生実区の産土神として崇敬された。明治43年(1910)10月に生實神社と改称。境内末社としてあった琴平社(崇徳院)・天神社(菅原道真)・痘神モガミ社(大直日命)・阿夫利神社(石凝姥命)・日枝神社(大己貴命)の他、明治39年(1906)当社北隣にあった稲荷神社(稲倉魂命)が境内社となり、生実神社改称時に6社を合祀し御所神社と称して境内末社は1社となった。また改称前の明治43年(1910)には八幡神社(字柏崎前:応神天皇)・厳島神社(同所の池の弁財天:市杵嶋媛命)・頼政神社(字柏崎台:源頼政)・西宮神社(字町並の市神様:事代主命)・日枝神社(字町並横宿:大己貴命)・字出戸の道祖神(猿田彦)と山王社・字大明神前の諏訪神社(健御名方命)と道祖神・字大覚寺脇の山王社の10社が本社へ合祀されている。境内社に御所神社の他、浅間神社(木花開耶媛命)・子安神社がある。



【か行】
●鹿嶋神社 若葉区東寺山町字稲毛台288
御祭神…武甕槌命
旧村社。創立年代不詳だが樹齢400年以上の立木が多く、かなり古くから鎮座していたと思われる。明治37年(1904)老婆神社(字二十五里)・駒形神社(字海老)・鷲尾神社・駒形神社(字浅間)を合祀。明治41年(1908)に同所浅間神社(字浅間:木花開耶姫命)と境内社の大六神社(面足命)・摩利支天神社(素戔嗚尊)を合祀。明治44年(1911)に山王神社(大山咋命)・天神社(菅原道真)を合祀。隣りは東寺山貝塚のある公園となっている。

●鹿嶋神社 若葉区若松町2219 旧犢橋村宇那谷字宮ノ越
御祭神…武甕槌尊・月讀命・倉稻玉命・猿田彦命
旧村社。通称鹿嶋様。寛永2年(1625)の創建。明治44年(1911)に旧犢橋村宇那谷字屋敷内の神社を始め近隣5つの神社(子安神社(木花開耶姫命)・疱瘡神(大直日命)・石尊神社(大山祇命)・八坂神社(素戔嗚尊)・八幡神社(応神天皇))を合祀。もとは旧犢橋村宇那谷字宮ノ越に鎮座していたが昭和5年(1930)に陸軍演習場として買収されたため現在地に移る。

●火消カショウ神社 若葉区中田町字宮田脇1118 所在不明
御祭神…埴山姫命
元火消善神。創建年代、由緒不詳。御霊神社境外末社。文化12年(1815)再建。真光寺の高林坊に無火災を祈願していただいた。

●春日神社 中央区矢作町字宮田455
御祭神…天兒屋根命・齋主命・武甕槌命
旧村社。創建年代、由緒共に不詳。明治41年(1908)白山神社・天神社・日枝神社を合祀。

●春日神社 花見川区作新台5-14 長作チビッコ広場の隣り
御祭神…健御賀足智命・伊波比主命・天子八根命・比売命・健御名方命・下照姫
創建年代不詳。享保15年(1730)石宮を建立、明治7年(1874)社殿創建。大正元年(1912)に長作の諏訪神社に合祀されたが、昭和60年(1985)に氏子の尽力により新たに社殿を造り奉斎された。

●春日神社 緑区高田町648-11
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●春日大明神 緑区平川町1215
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。佐倉藩領分の百姓であった家が氏子といい、神殿は残して拝殿は撤去したという。

●春日神社 若葉区北谷津町字廣58
御祭神…武甕槌命・経津主命・天児屋根神
旧村社。創建年代不詳。元は字廣にあったが大正3年(1914)火災にて焼失したため大正4年に無格社厳島神社(字上ノ台:市杵島比賣命)に村社春日神社と境内社であった子安神社(磐長比売命)・年神社(大年神)・道祖神社(八衢比古命・八衢比売命)・疱瘡神社(大直日神)を合祀して春日神社に改称。大正7年(1918)に社殿再建。昭和45年(1970)に道路拡張要請により境内地の一部を提供し元は20メートル程の高台にあった社殿は翌46年に整地された平地の境内地に遷宮。昭和54年(1979)に行人塚も移動。

●春日神社 若葉区高品町字山中943
御祭神…天兒屋根命・興玉命
旧村社、通称権現様。明治41年(1908)天神社(字天神原:菅原道眞)を合祀。明治43年(1910)字宮ノ腰から山中にある高峯神社(字山中)の境内に移転、興玉命を合祀して境内地を拡張し村社春日神社と改称。境内社に丹生大明神がある。

●香取神社 中央区院内2-17
御祭神…経津主命
仁和元年(885)村人により勧請。現在は千葉神社の境外末社となっているが千葉神社が建っている土地は元は当神社の境内地で香取山(かんどりやま)と呼ばれていた。土地を譲って千葉神社が遷座した経緯がある為、千葉神社は経津主命を合祀し、祭礼時には敬意を表して最初に当神社に神輿が渡御、当神社にて神輿に鳳凰を取り付けるというしきたりがある。この時、神輿は鳥居を潜ることを憚るという。

●鹿殿カノト神社 緑区下大和田町864
御祭神…武甕槌命(天迦具神とも)
神紋…楓
旧村社。寛正4年(1463)創立、元禄年間(1688~1704)に社殿再興。珍しい狛鹿が拝殿をお守りしている。

●甲大神カブトオオカミ 稲毛区宮野木町字東海道1474
御祭神…大穴貴命
創立年代不詳、往古よりこの地を開拓した人々が守護を願って勧請したのが始まりといわれている。江戸時代以前より各集落に祀られていた天神社(字旭原:菅原道眞)・水神(字東海道:龍神または弥都波能売神とも)・稲荷大神(字堂ノ内:稲倉魂命)・道祖神(字渡戸:猿田彦命)・三山大神(大山祇命・月讀命・稲倉魂命)・愛宕大神(字郷之内:火産靈神)を明治43年(1910)に甲大神に合祀奉遷。境内社に子安神社(櫛稲田姫命)がある。

●鬼子母神堂 緑区古市場町346
御本尊…鬼子母神
創建年代、由緒不詳。

●貴舩神社 旧都村加曽利字滑橋北 所在不明
御祭神…高龗神
創建年代、由緒不詳。

●貴船大明神 緑区土気町497-1
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●貴船神社 若葉区加曽利町字立木963
御祭神…高龗神他2柱
神紋…三光紋(月星)
旧村社。通称貴船さま。慶安3年(1650)社殿改築、元禄元年(1688)再建。明治44年(1911)天御中主神社(字作:天御中主神)・姫宮神社(字姫宮)・浅間神社(字台畑:木花佐久夜比売命)・八幡神社(字永作:誉田別命)・日枝神社(字立木:大山咋命)・日枝神社(字和田:大山咋命)・八坂神社(字新山:健速須佐之男命)・大六天神社(字小長作:面足尊・惶根尊)を合祀。大正3年(1914)神直日神社(字作:神直日命)・日枝神社(字作:大山咋命)・八幡神社字作:誉田別命)を合祀。

●貴船神社 若葉区若松町2115
御祭神…高龗神
相殿…天照皇大御神
天保13年(1842)加曽利村の市原重平治ほか10名の次男三男の若者がこの地を開墾開拓、加曽利村より鎮守貴船大明神を勧請し当社を建立。境内に妙見大菩薩・貴舩大明神・社日塔がある。

●草野神社 稲毛区園生町390-76隣り
御祭神…妙見尊星王(別名 天之御中主大神)
神紋…三光紋(月星)
大正初期に当地を開拓した人々により千葉神社より分霊を勧請。

●熊野社 旧中央区南生実町218 八剱神社に合祀
御祭神…伊弉冉命・事解男命・速玉男命
明治42年(1909)に八剱神社に合祀。字百亀喜ドウミキにあったもので和歌山の熊野三社を勧請したといわれている。

●熊野神社 旧椎名村古市場字五出橋 所在不明
御祭神…不詳
創建年代、由緒不詳。明治42年(1909)蔵王社(字輪ノ内)を合祀。

●熊野神社 稲毛区小中台町字西台1
御祭神…伊邪那美命・速玉男命・事解男命
神紋…左三つ巴
旧村社。男千木。創立年代不詳。一説によれば同区浅間神社は大同3年(808)に当地にて創始という。明治41年(1908)に同所の稲荷神社(字新堀:保食神)・疱瘡神社(字八丁:素戔嗚命)・天神社(字下田:菅原道真)・日枝神社(字新山)・道祖神社(字越作:猿田彦命)を合祀。境内社に鷲神社(天日鷲命)・第六天がある。

●熊野神社 花見川区天戸町810
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●熊野神社 緑区板倉町字宮之根330
御祭神…伊邪那美命・速玉男命・泉津事解男之命
旧村社。紀州熊野神社より勧請と伝わる。

●熊野神社 緑区大高町 大網街道沿い大高町41-31付近
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●熊野神社 緑区落井町92
御祭神…不詳(現在は伊邪那岐尊・速玉之男尊・熊野夫須美尊)
神紋…左三つ巴
創建年代、由緒不詳。

●熊野神社 緑区小山町142
御祭神…伊弉冉命・事解男命・速玉男命・櫛御毛野命
旧村社。延暦16年(797)創立、宝暦12年(1762)社殿建立。一の鳥居の根元に熊野神社の石碑の外、三峯神社の石碑もある。境内神社に日晴神社・天神社有り。

●熊野神社 緑区上大和田町269
御祭神…伊弉冉命・事解男命・速玉男命
旧村社。延暦16年(797)創建。寛文9年(1669)御神体を奉斎、天保7年(1836)社殿改築。

●椎名神社(元熊野神社) 緑区椎名崎町字宮ノ下633
御祭神…不詳(現在は天之御中主命・伊邪那岐尊・速玉之男尊・熊野夫須美尊)
神紋…左三つ巴
天平16年(744)勧請。元は熊野神社で明治22年(1889)に椎名大明神を合祀。平成12年(2000)に千葉東南部土地区画整理事業に伴い改修、宅地造成のために高台にあった当社は掘り下げられた。明治42年(1909)に香取社(字谷津前:石碑)・天神社(字宮ノ下)・第六天社(字池ノ入:石碑)・八坂社(字谷津前)・弁財天社(字泉谷)・妙見社(字椎名台:天御中主命)を合祀。昭和46年(1971)に合祀された白幡大権現(椎名崎町510金子氏所有山林内)は源頼朝が安房より上洛の道すがら将兵の武運と住民の平穏を希うため創始という。


●熊野神社 緑区高津戸町357
御祭神…伊弉冉命・事解男命・速玉男命・櫛御毛野命
神紋…左三つ巴
旧村社。大永2年(1522)勧請。

●熊野神社 緑区富岡町字平台298
御祭神…不詳(現在は伊邪那岐尊・速玉之男尊・熊野夫須美尊)
創建年代、由緒不詳。明治43年(1910)妙見社(字寺畑)・天神社(字池ノ上)を合祀。境内に平成8年(1996)建立の大山祇神の小祠と安永10年(1781)建立の天神山神社の石碑がある。

●熊野神社 緑区古市場町380 旧椎名村古市場字五出橋のものか旧椎名村古市場字平台のものか不明
御祭神…伊邪那岐尊・速玉之男尊・熊野夫須美尊
創建年代、由緒不詳。

●和泉神社(元熊野神社) 若葉区和泉町字上原498
御祭神…伊弉諾尊・伊弉册命・事解男命
旧村社。創立年代不詳。昭和62年(1987)に新築再建。もとは熊野神社であったが明治43年(1910)字上原にあった諏訪神社(字前畑:建御名方命)を合祀し現在の名称に改称。当神社と東光寺には寺井田古墳出土の石棺の蓋石など数枚残されている。

●熊野神社 若葉区佐和町字台148
御祭神…伊邪那美命
旧村社。創立年代不詳、万治2年(1659)に社殿再建。古来より病気平癒の神として祀られる。明治44年(1911)に水神社(字佐和向:水波女命)・天神社(字天神台:菅原道真)・道祖神社(字西ノ作:八衢比売命・八衢比古命・久那斗神)を合祀。

●熊野三社大神 若葉区原町字山王110
御祭神…伊弉册命・伊弉諾命・事解男命
旧村社。明治41年(1908)に同所の駒形神社(字根崎:稚皇産霊命)・八坂神社(字山王:素戔嗚命)・天神社(字殿山:菅原道真)・道祖神社(字大堀込:猿田彦命)を合祀。境内社に鷲宮大明神・道祖神・石尊大権現の石祠がある。

●検見川神社(元八坂神社) 花見川区検見川町字東上宿1-1
御祭神…素盞嗚尊(中神殿)・宇迦之御魂神(東神殿)・伊弉冉尊大神(西神殿)
神紋…五瓜に唐花・宝珠・九曜
本殿は3柱それぞれに分かれている。すべて男千木。旧村社。旧称は八坂神社。古くは「花輪の森」と呼ばれたと伝承される。御祭神・素戔嗚命は貞観11年(869)に全国に流行した疫病を鎮めるために全国で消除を祈った際、下総国の嵯峨の地(現浪花町)で祀られ災厄消除を祈ったのが始まり。その後、嵯峨天皇に仕えた平春績の子孫が下総葛飾の原(検見川)に土着し開墾を始めた所、災害が重なり疫病が流行した。その時期に嵯峨の地から素戔嗚尊の御神鏡が出土し開墾によって土地を犯したことから起きた災いであるとお告げがあった。そこで承平4年(935)嵯峨の地に社殿を建立し検見川大明神として祭祀をしたところ災いは平癒し開墾することができたと伝承されている。現在地に遷宮したのは文禄年間(1592~96)という。御祭神・宇迦之御魂命は久寿2年(1155)、野州奈須野ケ原にて上総介広常・三浦介義澄・金田小太夫頼次が勅命で九尾の妖狐を退治、後に頼次が祟りを畏れて崇敬していた宇迦之御魂神を祀ったものという。そして頼次20世孫である金田銀太夫正明が検見川の地を領有した元和2年(1616)に合祀。また御祭神・伊邪那美大神は応永16年(1409)嵯峨の地へ熊野大権現の御尊霊が村人に勧請され寛永年間(1624~45)の遷座という。明治20年(1887)道祖神社2柱(字道祖神後・字花輪)を合祀。境内社に寄宮社として下総天満宮(菅原道真)・嵯峨大地主神社(土公神)・天地神集神社(八百萬神)・難波塞神社(疱瘡神)・江戸湾金刀比羅宮(金刀比羅大神または崇徳天皇)・天津神社(大己貴命・櫛稲田姫)がある。その他、三峯神社(三峯大神)・古峯神社(日本武尊)・市神之社(夷神)・浅間神社(浅間大神)・祓戸大神がある。境外社に鷲神社(検見川3-341:鷲大明神、尾鷲神社とも)、三峯神社(検見川町5丁目:三峯大神、元犬飼神社)がある。

●庚申神社 旧犢橋村花島字天戸境 所在不明
御祭神…猿田彦命
由緒不詳。天保2年(1831)の石祠がある。

●庚申神社 旧幕張町天戸字出戸 所在不明
御祭神…猿田彦命
由緒不詳。享保20年(1735)に祀る。

●皇太神社 緑区平川町字向山436 
御祭神…天照皇大神
神紋…左三つ巴
旧村社。通称皇太社、ニッテンジ様ともいう。創立年代不詳、明治41年(1908)春日神社(字本郷:武甕槌命・経津主命・天兒屋根命・比売神)・八幡社(字ナギ:誉田別命)・天満宮(字柳井戸:菅公)・明星神社(字ナギ:星神)を合祀。八幡社は旗本林氏知行所の百姓が氏子で現在は八幡会館になっている。天満宮は旗本神谷氏知行所の百姓が氏子で現在はゴルフ場の敷地内。2月1日にオオビシャがあり、本郷(上中下の三組)・新田(上下の二組)・向・金クソの七組が順番に来当ライトを招待して行っている。

●五社大神 若葉区多部田町字落居352
御祭神…鵜草葺不合命・大日孁貴命・忍穂耳命・瓊瓊杵尊・彦火火出見
旧村社。創立年代不詳、寛文10年(1670)に社殿再建。御祭神は「千葉県神社明細帳」によれば大日孁貴命・忍穂耳命・瓊瓊杵尊・彦火火出見命・鵜葺草葺不合命となっているが、「千葉県神社名鑑」には大日孁貴命・忍穂耳命・瓊瓊杵尊・彦火火出見の他、明治35年(1902)に天神社(字大徳:菅原道真)・諏訪神社(字尾崎:武南方刀美命)・厳島神社(字内馬場前:市杵島姫命)・春日神社(字宮ノ作:武甕槌神、経津主神、天照大御神、天児屋根神)・道祖神社(字聖天:大八衢命)を合祀。現在は春日神社と天神社の御祭神のみが由緒に記載。境内社に鹿島神社(武甕槌命)・日神社(天照大御神)・疱瘡神社(大直日命)・天神社(菅原道真)がある。

●金刀比羅神社 緑区あすみが丘4-34
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。

●金刀比羅神社 緑区東山科町字中峠10
御祭神…倭大物主命・櫛𤭖玉命(竒𤭖玉命とも)・崇徳天皇
神紋…左三つ巴
旧村社。男千木。明治9年(1876)京都の郷士・比留田権藤太が旧千葉郡平山村の一部を賜り東山科と命名し開墾。開拓が出来た終了した時に勧請したという。境内社に稲荷神社が有る。

●子守コマモリ神社 花見川区幕張町2-990 旧幕張町馬加字北下川
御祭神…建速素戔嗚尊・奇稲田姫命・大己貴尊(大国主命)
神紋…中央が月の十曜
旧指定村社。女千木。昔当地が素加の庄と呼ばれた頃、御祭神の建速素戔嗚尊(=素加湯山主弥那佐呂彦八嶋篠尊)から素加天王社と称し、千葉常胤四男・大須賀四郎胤信により建久5年(1194)に馬加城の近く字上縫坂に造営され永正5年(1508)に現在地に奉遷。当社を含め近隣9社による「下総三山の七年祭り」があり、祭礼では子守役を演じる。(詳細は船橋市の二宮神社を参照)伝承では治承4年(1180)に藤原師経が東国に下る途中、当地に流れ着き、上陸して近くにあった神社が大須加庄本郷素加天王神社(現在の子守神社)であったという。師経は3年当地に隠れ住み、その後三山に移り素加天王を崇敬して三山に勧請、境内に祖先・時平の御霊を祀って神主となったという。また馬加康胤の奥方の出産にちなむ伝承では、神主が祈祷していたところ満願の夜に「素加と宮山の両社の神影を重ね、波に寄せて清め磯辺にしばらく祭れば無事に出産を迎えるだろう」との神託があった。早速磯辺に神輿を神幸させて祭事を行った所、海中から龍灯があがって素加神社に飛来した。その翌日に男児が誕生したという。当社の神輿は祭礼に参加する9社の中で最も大きいので二宮神社の拝殿に入れない為、昇殿参拝では外で待つ。また明治43年(1910)大六天神社と合併。同年猿田彦大神(字八坂通:猿田彦命)・第六天神(字八坂通:惶根命・面足命)を合祀。同時に大六天神境内社の龍神社(豊玉彦命)・三峯神社(日本武尊)を子守神社境内社の一ノ宮神社に合祀。境内神社に稲荷神社・大宮神社・三神社・厳島神社(花見川区幕張町2-990 旧幕張町馬加字花立:創建年代不詳、元は現幕張小学校北側のJR線路のさらに北側に鎮座)が有る(「千葉県千葉郡誌」によれば境内社に福田稲荷神社(保食神)・素加神社・一ノ宮神社・天満天神社となっている)

●子安神社 旧緑区有吉町字駒見台424 日枝神社に合祀
御祭神…豊玉姫命
創建年代由緒とも不明、明治43年(1910)同町の日枝神社に合祀。

●子安社 中央区花輪町字藤葉258
御祭神…不詳(現在は子安大神)
旧村社。創建年代、由緒不詳。明治42年(1909)日枝神社(字中峠)を合祀。境内社に須賀神社(石祠)・仙元大菩薩(石祠)・疱瘡神(石祠)・石尊様がある。

●子安観音 花見川区検見川町3-339-9
御本尊…観世音菩薩
創建年代、由緒不詳。

●子安神社 花見川区検見川町5丁目 検見川陸橋側 所在不明
御祭神…不明
創建年代、由緒不詳。現在社殿は失われており、どこかに合祀されたのかは不明。

●子安神社 花見川区畑町西口2093
御祭神…櫛稲田姫
神紋…中央が月星の九曜
延暦年間(782~806)の創祀。建久4年(1193)千葉常胤が娘の安産祈願をして霊験あらたかであったので社殿を改築した際の棟札が残る。明治21年(1888)厳島神社を合祀。境内に妙見社(天御中主尊)・石尊社(大山祇命)・金比羅神社(大己貴命)・白山神社・富士山の板碑・浅間大神・秋葉大権現・水神様?・馬頭観世音・大杉神社・古峯神社・三峯神社がある。社殿の背後には子安古墳がある。当社を含め近隣9社による「下総三山の七年祭り」があり、祭礼では妻役を演じる。当神社には稚児行列があり、神輿に先立って神揃場に到着し、二宮神社に昇殿する。また磯出式で重要な役割の両男女(りょうとめ)が常に神輿に同行する。

●小安神社 若葉区古泉町8付近
御祭神…不詳
創建年代、由緒不詳。

●子安神社 若葉区中田町317付近 宮田自治会館のとなり
御祭神…鬼子母神(訶利帝母かりていも)
元は318番地にあったが昭和52年(1977)に自治会館が市補助金により建築されたのを機に現在地に移転。社殿の前の両側に力石がある。

●御霊宮 緑区茂呂町字川田前415
御祭神…不詳(現在は吉備文堂・宮田麻呂・火雷天神・藤原基経)
創建年代、由緒不詳。

●御霊神社 緑区小食土字吾妻山200
御祭神…日本武尊(または伊邪那岐命・伊邪那美命)
神紋…左三つ巴
創建年代不詳、明治期に現在の社名に改称。日本武尊が東征の際、さらに東国へ向かう途中、当地で休憩された尊に村人が献上した食事を召し上がられた事から小食土という地名になったという。境内に天満神社と子安神社がある。

●御霊神社 若葉区小倉町1518
御祭神…鎌倉権五郎景政
創建年代、由緒不詳。

●御霊神社 若葉区中田町字御霊堀地362
御祭神…伊邪那岐命・伊邪那美命・譽田別命・菅原道真
旧村社。創立年代不詳、元禄元年(1688)再興。明治41年(1908)に八幡神社(字稲葉:誉田別命)・天神社(字吹楽:菅原道真)・子安神社(字小ナギ:磐長姫命)・日枝神社(字花立:大山咋命)・道祖神社(字稲葉:猿田彦命)・日枝神社(字宮ノ台:大山咋命)・稲荷神社(字外道:稲倉魂命)・大六神社(字五卯松:面足命・惶根命)・火消神社(字宮田脇:埴安姫命)・稲荷神社(字奥堀込:稲倉魂命)・厳島神社(字敷内:市杵島比売命)・天神社(字宮ノ台:菅公)を合祀。境内社に天神社(菅公)・子安神社(磐長姫命)・道祖神(猿田彦命)がある。

●権現神社 若葉区古泉町字権現堂290 所在不明
御祭神…不詳
創建年代、由緒不詳。

●権現尊宮 若葉区下泉町字内山958
御祭神…徳川家康(東照大権現)
寛政6年(1794)名主弥惣兵衛が建立。

●金毘羅神社 花見川区幕張町1 小川石油附近
御祭神…面足命・惶根命
旧名は八坂神社。天明8年(1788)青柳村市川与兵衛の家内より遷宮。往時は漁民より厚い信仰を集めたが現在は社殿が失われた状態のままになっている。これは神社鎮座地が区の管理地となっていて勝手に社を再建できない為であるという。