ブギウギ | 感想メモ

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連続テレビ小説 ブギウギ 完全版 ブルーレイ BOX1 [Blu-ray]

 NHKの朝ドラ。

 

 予告がやっているとき、もしかしてこのドラマ、苦手かも…と思った。つけまつげがすごくて、主人公が踊って歌っている姿にいまいち好きになれないかも…って思ってしまったのだ。

 

 でも、見始めてみたら、スズ子(趣里)の飾らない人柄にだんだん惹かれていって、気づいたらスズ子のことが好きになっていた。

 

 大阪のおばちゃんというか、大阪のギャグのセンスがすごいなと。

 

 でも、ものすごい苦労人というか、愛する人と次々に別れていて、それは悲しいことも多かったのではないかな…なんて思った。

 

 趣里の歌と踊りが素晴らしい。さすが両親の遺伝子を受け継いでいるのかなーなんて思ったりした。

 

 実在のスイングの女王、女優として活躍した笠置シヅ子をモデルとしたこの作品。史実と多少違うところはあったと思うけれど、時代に翻弄されながら、がんばって生きていくスズ子の生き方に感動した作品となった。

 

 スズ子は、梅丸歌劇団に入団し、歌と踊りを舞台で披露する道に入る。あまりパッとしなかったが、東京に出て、羽鳥善一(草彅剛)という作曲家と出会い、羽鳥の曲を歌い出したスズ子はスイングの女王として大活躍。

 

 しかし、太平洋戦争が始まり、ジャズやスイング、ブルースなどは適性音楽とされ、なかなか演奏する機会にも恵まれない。

 

 そんなとき出会った村山愛助(水上恒司)と恋仲になったスズ子。村山興行の御曹司である愛助とはなかなか結婚できなかったが、スズ子は妊娠。

 

 娘を生む前に愛助は病死してしまう。一人で娘を育てる決意をしたスズ子は、戦後、「東京ブギウギ」という大ヒット作に恵まれ、ブギの女王として活躍するが、若手の台頭もあって、一番良い時期に引退を決めるのだった。

 

 作曲家・羽鳥善一との関係、また羽鳥の奥さん・麻里(市川実和子)との関係がすごくよかった。

 

 そして、往年のライバルとなる茨田りつ子(菊地凛子)とのつかず離れずの関係も面白かった。

 

 特にりつ子の戦中のふるまいは、当時としては本当に勇気ある態度だったのでは?と思う。

 

 NHKだけにどの配役も素晴らしかったし、歌と踊りのショーの構成もすごくよかった。