ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー) | 感想メモ

感想メモ

読んだ本や、見たドラマ、映画などの感想メモ。内容を忘れないために…。

 息子も中学生になって、もうドラえもんは卒業かな?とも思っていたのだけれど、音楽ネタみたいなので見たくなったようで、一緒に見に行ってきた。

 

 そして、息子の評価としては、去年の方が断然よかったらしく、不評のようだった。

 

 確かに楽器を習っていて楽器の習得がそんなに甘いものではないと知っている者に、この内容は結構安直だったかなーとも思わなくもない。

 

 私が子供時代に見たドラえもんの映画は本当に面白かったけれど、最近のドラえもんの映画でそこまでの感動に出会うことはない。やはり原作者・藤子先生の偉大さだったのかな…。それとも当時は子供だったから?

 

 でも、今見ても当時の作品はやっぱり面白いと思うから、やっぱり先生の偉大さかな…。

 

 今回ちょっと無理があると思ったのは、まず音楽をやる人たちはたくさんいるのにのび太(かなり演奏が下手)たちが選ばれる必然性があんまり感じられなかったことと、ドラえもんの道具を使うにせよ、音楽がこんなにすぐに上達するか?ということ。

 

 まずビギナーで始まったのに、すぐにアマチュアになり、アマチュアの次がプロ…そしてヴィルトゥオーゾなんだよね。

 

 まあ、秘密道具なんだし、終わりには「有効期限切れ」というカードが出てきていたから、急速に上達してその効能は長続きしないということなのかも…なんだけど。

 

 そして、息子に不評だったのは、バイオリンの描写にもあったみたい。弓が張りすぎでおかしいとか、黒いところを弾いているとか…。そこかい…。

 

 あとは、もっと秘密道具が活躍するかと思った…ということらしい。伏線とかは回収されていたとちょっと大人っぽいことも言っていた。

 

 あらすじはこんな感じ。

 

 音楽会のためにリコーダーの練習をするのび太(大原めぐみ)は、うまく吹くことができないでいる。ドラえもん(水田わさび)の道具の「あらかじめ日記」を使って「音楽がなくて楽しかった」という内容を書き込むと、地球上から音楽が消えてしまう。ドラえもんが気づいて事なきを得る。

 

 のび太たちは河原でリコーダーの練習をする。すると、言葉の通じない女の子のミッカ(平野莉亜菜)が現れ、一緒に歌ってくれる。

 

 その夜、謎の招待状を受け取ったのび太たちは学校の音楽室へ。音楽室はファーレの殿堂につながっており、ミッカとロボットのチャペック(菊池こころ)が待っていた。5人を音楽の達人と思ったミッカは、殿堂を音楽の力でよみがえらせてほしいと言う。

 

 ドラえもんの道具「音楽家ライセンス」「運命の赤い糸」を使って、自分たちが演奏する楽器を選ぶことになる。ジャイアン(木村昴)はチューバを、スネ夫(関智一)はバイオリンを、しずか(かかずゆみ)は打楽器(ボンゴ・マンドリン)を選ぶ。のび太が選んだのはなんとリコーダーだった。

 

 4人は音楽の力でどんどんエリアを復活させていく。

 

 一旦地球に戻り、夏休みの宿題を終わらせたのび太たちは、再び殿堂へ。

 

 ドラえもんの調子が悪くなり、それはムシーカ星を滅ぼしたノイズの仕業だということがわかる。ドラえもんを助けるために、ノイズを倒すために音楽の力が必要だ。

 

 みんなでドラえもんと地球を救うのだ!