「神去なあなあ日常」
三浦しをん著。
「三浦しをんさん、とても楽しい時間をありがとう。」
久しぶりにぐいぐい夢中に本を読みました。
どちらも、3、4時間くらいであっという間に読めてしまいました。
といっても、中身がないわけではなく、反対に中身が濃くて、
それこそ読後に日常に戻るのがもったいないほどでした。
「神去~」
なんとなーく沖縄地方っぽいゆるさ加減と、人々のエネルギー、
特に、老人と女性のめちゃくちゃな力強さは、読んでいて
こちらが生き返るような気がするほどです。
本屋さんのポップに「宮崎駿氏絶賛」とあったけど、
ジブリアニメのような、ありえない生命力にみなぎってるんですよね。
石川の放送局にいたときに、ちょっとこういう感覚を味わいました。
能登のほうのお祭とか神事って、
まさに村人全員全力陶酔状態って感じで
ナニがあってもおかしくない雰囲気まんまんで。
それに白山ろくの山奥では樹齢何百年とかの
ぶっとい御神木が祀られていて、
そのすぐそばでじいちゃんが熊狩りやらイノシシ狩りやら
やってるんですよ。
みんな、お酒ほんとに強いし…。
ゆるいからこそ、強い。
柳のようなしなやかさを隠し持ってるんですよね、
田舎の人々って。
なんて、そんなことを思い出しました。
おかげさまで現在「しをん祭り開催中。
今は「白い蛇眠る島」を読んでます。
これも田舎の隔絶された島に今も息づく
神事やらなにやらの物語。
なあなあよりもっとファンタジックで、
少女小説っぽい感じですかね。
これも読みました。
「仏果を得ず」
テーマは文楽の世界。
人形浄瑠璃の太夫に魅せられた健を主軸に、
人間国宝の師匠、厳しい三味線の相方、
小学生女児、その母親など様々な人々が繰り広げる
人間模様。
文楽、なんて全然わかんない、
聞いたことも見たこともない、という
ワタシでも、アナタでも、全く問題ありません!!
気がつけば、ひとつの道に精進する人々の熱い想いと、
くせのあるキャラクターにぞっこんになってます。
とりあえず、今文楽見にいきたいですから。
しをんさんの本の特徴は、とにかく映像が見える、
ってことじゃないですか?
人物がどんどん頭の中でたちあがり、動き回っていくかんじ。
映画を一本みたような”楽しさ”が残る、
上質のエンターテイメント。
本読むの苦手、でもジブリは好き、って方には
超おススメですよね。
難しい本もいいけど、
こういう単純におもしろい本もやっぱりイイですね。
