他人を攻撃せずにはいられない人 | BOOKROOM

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本と本屋が大好きな私の、おすすめする本です。

「他人を攻撃せずにはいられない人」

                  (片田珠美   PHP新書)

 

私は、精神的に弱るような出来事

(理不尽とか不条理、突発的なことにとても弱い)にぶつかると

粘膜系にトラブルが起こります。

口内炎、ものもらい、胃痛等々は

気弱になって免疫系が下がったしるしです。

 

先週は、妙なトラブルに巻き込まれて

びっくりするくらいの攻撃や罵倒を

一方的にされ続ける、という嫌な経験をしました。

 

その衝撃、混乱、気分の悪さ。不安。気持ち悪さ。

それがきっかけに粘膜系は弱りまくり、

変な微熱も出ました。

そういうしんどい時間に

私が信頼し、私を信頼してくれる人の

「あなたに悪いところはない」

「たまたまその人の、地雷を踏んでしまったという災難」

という言葉といたわりは、本当に身に染みました。

 

ゆるゆる立ち直ってから本屋で出会ったこの本。

数年前に気になりつつも買わなかった本は

今こそ読むべきタイミング、と確信して

いっきに読みました。

 

この本で指摘されている

「他人を攻撃せずにはいられない人」の特徴は

今まで出会った、攻撃欲が異常に高い上司や同僚、

今回のトラブルの相手にぴたりと合致します。

 

彼らの、巧妙な攻撃パターン。

その攻撃欲の理由。深層心理。目標。

彼らが上司になったときの組織の腐り方。

そして、気づくためのチェックポイント。

こちらが備えるべき観察力。

 

こういう相手は、まず変わらないので

話し合えるかも、とか和解、という期待は捨てること。

うまく逃げる。避ける。会わないようにする。

礼儀正しくしつつ、できるだけ話さない。

・・・・・というアドバイスは

今まさに困っている人にも、

今はまだ困っていない人にも

有効です。