人にいえない仕事はなぜ儲かるのか?
門倉貴史
角川oneテーマ21
ISBN4-04-710020-X

人にいえない仕事はなぜ儲かるのか? 角川oneテーマ21/門倉 貴史

¥720
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<目次>
第一章 野球選手はなぜ個人会社をつくるのか
第二章 長者番付に載る人、載らない人
第三章 サラリーマンの副業はどれだけ有利か
第四章 会社はどれだけ社員と国にお金を払っているか
第五章 税金を払わなくていい仕事の種類
第六章 地下ビジネスの担い手たち
第七章 先進各国の税体系
第八章 どのような税制が望ましいか

タイトルからして刺激的です。

「人にいえない」仕事とはなんでしょうか。

それは風俗やアンダーグラウンドの仕事です。

人に言えないだけでなく、税務署にも言えない儲けを出しているようです。

儲け、とは語弊で、税金を払っていないから儲けているのです。


本書は、上記のような非合法なビジネスを推奨しているわけではありません。

非合法なビジネスをする人は、法律の隙間を突いています。

すなわち、儲けの着眼点が鋭いということです。

そういう視点でビジネスを見る事も必要なのでしょう。


また、地下ビジネスで税金として浮かんでこないお金が社会の不公平であることを指摘しています。

その是正のためには、税体系をがらっと変える必要性を指摘しています。


それが第八章で提唱されている「支出税」です。

「所得税」とは違う枠組みの「支出税」を使うと、地下ビジネスに流れたお金が通常世界で使われるところで補足できます。

そこで支出税をかけると、地下ビジネスのお金を税金として徴収できます。

本書でも指摘していますが、最大の問題は支出税が理論的に最高の税制でも現実的に実行困難である点です。


本書のユニークさは、合法な話だけでなく、非合法またはスレスレのビジネスを取り上げていることでしょう。

さらに、税制までに踏み込むのはビジネス書としては珍しい部類です。

おそらく、税制を書きたかったための前フリがタイトルの内容だと思います。

それでも魅力的な内容の本だと思います。
ユニクロ型デフレと国家破産
浜 矩子
文藝春秋
ISBN978-4-16-660759-4

ユニクロ型デフレと国家破産 (文春新書)/浜 矩子

¥893
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<目次>
第一章 ユニクロ型デフレとは何か
第二章 グローバル•ジャングル
第三章 国債バブルと金融再暴走
第四章 国家総破綻
第五章 通貨大波乱
第六章 第三次グローバル化時代
第七章 二十一世紀型への処方箋

タイトルに「ユニクロ型」と書かれていますが、本書はビジネス本ではありません。

ビジネス本の内容を期待する方にはおすすめしません。


本書は学術書だと思われます。

しかし、ビジネスは経済活動であるため、経済を分析する学問的知識を持つ事は、決して無駄ではありません。


バブル崩壊後、失われた20年と言われています。

欧米各国もバブル崩壊後の日本に似たような状況に陥りつつあります。


そればなぜか?


どうしたらデフレから脱却できるのか?


それを学問的アプローチで論じているのが本書です。


学問的とは、歴史や支持されている学説をもとに考えることです。

2009年のリーマンショックは、100年に一度の危機と言われました。

その前の危機は1929年の世界恐慌を指しているようです。

1929年の世界恐慌を脱出するために、アメリカはニューディール政策をとりました。

大規模な公共事業を行うことで、財政支出は大幅に増えるが、仕事を増やし、経済を回すやりかたです。

ケインズ的アプローチで成功しました。


では、現代ではどうか?

日本ばバブル崩壊後、やはりケインズ的アプローチで公共事業に財政支出を重点的に行いました。

しかし、結果として経済状況は良くなりませんでした。

逆に国債が増え、GDPの200%が借金という状況です。


アメリカFRBのバーナンキ議長もヘリコプターマネー(お金をバラまく)で景気浮揚を試みましたがうまくいかないようです。

世界恐慌時と今では、社会インフラの整備度合いが異なります。

1930年代は、道路や建物などの社会インフラが不足していたので、そこにお金をつぎ込めば、良かったのです。

社会インフラへの投資が新しいビジネスを生み、お金を回していったのです。


しかし、現代は社会インフラが飽和しているため、公共投資がお金を回さないのです。

こういった経済状況を知っていれば、どうビジネスをしていくか、どこで儲けるかのポイントを絞っていけます。

これから、ビジネス書だけでなく、経済の学問も勉強していきたいと思いました。
がっちりマンデー!!儲かる秘密
がっちりマンデー!!製作委員会編
幻冬舎
ISBN978-4-344-01901-0


がっちりマンデー!!儲かる秘密/著者不明

¥1,365
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<目次>
CHAPTER 1 これを知らなきゃ儲からない!?
CHAPTER 2 儲かり外食のヒミツ
CHAPTER 3 地方でガッポリ!
CHAPTER 4 食卓のロングセラー
CHAPTER 5 ニューリッチ•ニューサービスでがっちり!
CHAPTER 6 意外な場所•ものでがっちり!

本書はテレビ番組の「がっちりマンデー!!」の内容を凝縮した本です。

「がっちりマンデー!!」自体が、儲けのカラクリを紹介する内容なので、本書もそこに集中しています。

その分、掘り下げは浅いですが広い業界の儲けの仕組みを知るには良いでしょう。

一般の方やこれから儲けの仕組みを知りたい初心者にはうってつけでしょう。

中学生や高校生に読んでもらうのもおすすめです。


一方、すでに経営学や会計知識を持っている人にとっては、物足りないでしょう。
広い事例は参考になりますが、表面的な説明にとどまっているので、ビジネスへの即戦力には力不足です。

面白いのは、有名な企業から小さな企業まで同列に扱っている点です。

特に小さい企業は、他のビジネス本では拾っていない企業も多くあるので、調査のとっかかりとして便利です。

読んでいくと、さまざまな企業規模で、さまざまな儲け口を考えていることが分かります。

これは、どんなところでも、儲ける方法が存在する、ということです。

大きな企業でしかできないこと、小さな企業でしかできないことがあるのです。

つまり、身の丈に合ったビジネスを行い、マーケットを定義できれば、儲かるのです。

実は自社のマーケット、ターゲットを的確に定めることが一番難しいのでは?と感じます。

短時間で読めますので、ご一読をすすめます。
世界一利益に直結する「ウラ」経営学
日垣隆 岡本史郎
アスコム
ISBN978-4-7762-0517-3

世界一利益に直結する「ウラ」経営学/日垣 隆

¥1,470
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<目次>
第1章 《間違いだらけの会計常識》だからあなたは儲からない
第2章 《価格常識のウソ》安売りは自分の首を絞めるだけ
第3章 《資産づくりの勘違い》財産と思ったら負債だった!?
第4章 《かけ算の経営戦略》衰退産業にこそチャンスが眠っている
第5章 《経営者の資質》この社長なら会社は安心か?
第6章 《ビジネスの落とし穴》格差社会で抜きん出るには

本書はタイトルにあるとおり経営学の「ウラ」を行く内容です。

正統な経営学で言う事とは異なる視点で、実際に儲かるための方法を説明しています。


本書は、すべて対談形式ですすんでいきます。

経営コンサルタントとジャーナリストの対談なので、話のテンポが良いのでどんどん読み進められます。

経営指導の専門家の意見と、それを引き出すジャーナリストの技でしょうか。

その会話から、通常の経営学には出てこない、逆張りの実例がいくつも出てきます。


読んでいて感じることは、正統でもウラでも、儲けている人は現実を良く見て、それに対応しているのだと思います。

正統は大衆を掴み、ウラはニッチな市場でもニーズをがっちり掴んでいる。

つまり、儲けるにはどんな方法でもアリなのです。


そこにお客様がいて、納得してお金を出していただければ、それが商売として成立するのです。


そのためには、お客様が求めることを感じ取ることが必要です。

すでに存在しているニーズを汲み取る事はもちろん、潜在的なニーズを発掘することも大切です。

潜在的なニーズを嗅ぎ取れば、それはまだビジネスに競合がいないので、大きな利益を得る事が可能です。


あらゆるビジネスに競合がたくさんいる現代は、小さくても差別化がなくては価格競争に陥ります。

価格競争では以前から存在する会社や大きな会社には勝てません。

独自の視点でビジネスを構築することが大切です。

そのための知識として、本書の内容や考え方を知っておくことは、将来の一助になると感じた本です。
「1回きりのお客様」を「100回客」に育てなさい!
高田靖久
同文舘出版
ISBN978-4-495-58301-9

「1回きりのお客様」を「100回客」に育てなさい! (DO BOOKS)/高田 靖久

¥1,470
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<目次>
1章 なぜ、お客様はリピートしないのか?
2章 1回きりのお客様を「7倍」固定客にする方法
3章 7倍固定客にする「3つのツール」
4章 成功を左右する「顧客情報」の活用法
5章 なぜ、新規客が集まらないのか?
6章 新規客をザクザク集める方法

本書の著者は変わった経歴を持っています。

もともとは「コンピュータ屋」だそうです。

飲食店や美容院に顧客管理ソフトを販売していたそうです。

そこで得られた800店舗以上のデータから本書のノウハウが得られたそうです。


ビジネス本の中には、個人の実体験で書かれたものが多くあります。

中には、その人の特殊事情で成功したのでは?と思われるものがあります。

本書は多くのデータから統計的に導き出されたベストメソッドのようなので、説得力があります。


本書では、まず新規客をリピート客にすることを勧めています。

その理由は、リピート客が利益の大半を出してくれる、からです。

リピート客を掴むと、定期的に利益をいただけます。


また、お客様に店を知らせるコストがかからないため、利益額が増大します。


リピート客をつくるためには、効果的な方法があります。

それが、定期的に手紙を出し、お客様にお店を思い出してもらう方法です。

さらに、お店の特徴やこだわりを積極的にお客様に伝え、再来店の動機をつくることも行います。

このようにすることで、多くのリピート客を確保し、儲けを増やすことができます。

お客様にファンになっていただけるようになると、値引きで集客する必要が無くなります。

お店にとっていいことだらけですね。