毒入りチョコレート事件 The Poisoned Chocolates Case | ⛳ボギーオン100%を目指すゴルファーのブログ

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☆☆☆

毒入りチョコレート事件 The Poisoned Chocolates Case

アントニイ・バークリー 著

創元推理文庫

 

帯、裏表紙に書かれた説明

 

ロジャー・シェリンガムを会長とする「犯罪研究会」にゲストとして招いたスコットランド・ヤードの首席警部が持ち込んだ難問題。ロンドンのクラブに送られてきた新製品のチョコレートにより、毒殺事件が発生する。この一見単純な事件に対し、「犯罪研究会」の面々が、次々と珍説、奇説を披露する。二転三転する真相。本格推理小説の醍醐味を満喫させる奇才バークリーの傑作長編!

 

 

ベンディックス卿夫妻は友人宛にチョコレート製造会社から送られた新製品を試食したところ、夫人は死亡し、夫は命をとりとめた。会社はその製品は作っていないという。卿夫妻を殺害して利益を得る者もいない。殺人狂の仕業か?シェリンガムを会長とする犯罪研究会の面々はその推理力と探偵能力とを結集して犯人の調査に乗り出した。会員六人六様の推理と解決策。同一事件に対して示される六種の視点と証明法。本格推理文学の典型的手法を縦横に駆使した古典的名作。

 

 

レビュー

 

1929年に発表された超古典。日本(創元推理文庫)での初版は1971年10月。298ページの長編ミステリー小説。

 

【登場人物】

ユーステス・ペンファーザー卿: 中年の男爵

ポーリン・ペンファーザー: ペンファーザー卿の妻

グレアム・ベンディックス: 実業家

ジョウン・ベンディックス: グレアムの妻

モレスビー: ロンドン警視庁首席警部

ロジャー・シェリンガム: 「犯罪研究会」会長、小説家

チャールズ・ワイルドマン卿: 「犯罪研究会」会員、刑事弁護士

フィールダー・フレミング: 「犯罪研究会」会員、劇作家

モートン・ハロゲイト・ブラッドレー: 「犯罪研究会」会員、推理作家

アリシア・ダマーズ: 「犯罪研究会」会員、小説家

アンブローズ・チタウィック: 「犯罪研究会」会員

 

登場人物の紹介、お約束事などが20ページぐらいあって、その後にやっと事件の詳細が警部から。ユーステス・ペンファーザー卿に届いたチョコレートボンボンを、グレアム・ベンディックスが貰って自宅に持ち帰り、妻のジョウン・ベンディックスと一緒に食べた。妻のジョウンが亡くなり、夫のグレアムは一命をとりとめた。

 

犯罪研究会」会員がそれぞれ推理して、1日ごとに披露するが...回りくどい表現が多く、誰が犯人なのか、どうやって犯行をおこなったのか さっぱり分からず...。ただただ、グダグダなお話しが続き、苦痛。

 

しかし、3人目の会員あたりから、面白くなってくる!なるほどっと思った推理や証拠が、次の会員には否定されて、真相(らしいもの)が提示されてく感じ。そして最後は...驚愕の真相に辿り着く。

 

推理小説が好きな方、安楽椅子探偵ものが好きな方、古典ミステリーが好きな方にはお勧めの作品です。