消滅世界
村田沙耶香 著
河出書房新社
「コンビニ人間」で有名な村田沙耶香さんのSF作品です。
帯、裏表紙に書かれた説明
王様のブランチで特集!大反響!!
「セックス」も「家族」も世界から消える・・・
中村文則氏、岸本佐知子氏 驚愕
各雑誌で話題の衝撃作
「殺人出産」を超える著者最高傑作
壮大な世界。でもこれは母と娘の物語ではないだろうか。
さすが村田沙耶香。この作家はすごい ーーー 中村文則
見たこともないほど恐ろしい「楽園」が、ここにはあります。ーーー 岸本佐知子
去勢された灰色の世界が、豊潤に濡れている。震えのくるフィナーレ。ーーー 朝日新聞(片山杜秀)
小説の針が振り切れそうな迫力。ーーー 読売新聞(文芸月評)
グロテスクな思考実験、異様な設定のディストピア小説。ーーー 東京・中日新聞(佐々木敦)
書評
20歳、恋人と「アダムとイヴの逆(楽園に戻る最後の二人)」の話し。
人工授精が普通になっている時代に自然受精で産まれた少女。母子家庭で育つ。小学生、中学生、高校生、大学生っと学校制度は同じだけど結婚・性愛・出産などが異なる世界。
性愛、出産、親子、家族の概念が...読んでるうちに「何がリアルなんだっけ?」っと混乱するような小説です。全体的に、グロいので あまり好みではありませんが...。
自分の親の世代が「常識」だと思っていたことが、自分たちの「非常識」になっているように、「常識」は徐々に変わっていくんだなぁ~っと思いました。
2019年に読んだ本: MY BEST 5
1. 本と鍵の季節(米澤穂信 著)
2. フーガはユーガ(伊坂幸太郎 著)
3. 星の降る家のローレン(北川恵海 著)
4. 叙述トリック短編集(似鳥鶏 著)
5. 1分で話せ(伊藤羊一 著)
1. 本と鍵の季節(米澤穂信 著)
2. フーガはユーガ(伊坂幸太郎 著)
3. 星の降る家のローレン(北川恵海 著)
4. 叙述トリック短編集(似鳥鶏 著)
5. 1分で話せ(伊藤羊一 著)