競馬ブックレイティング手法の簡略説明 | 競馬ブック CPU泣き笑い 

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 競馬ブックの商品のひとつである競馬ブックレイティングは当日版、週刊誌の能力表中の予想欄および有料Webサイト等に掲載しています。(通常は新馬戦以外の全レース掲載です。但し持ちレイティングがない馬が出走頭数の半数以上いない場合は求めていません。)
 この競馬ブックレイティングは平場と障害では別ものです。障害は障害レースのみから求めたものです。同様に平場は平場戦のみから求めたものです。今回はまず初出走馬どうしの競走である新馬戦の競馬ブックレイティングの点数化方法と持ちレイティングを持っている馬どうしの競走におけるレイティング値の基本的な求め方を説明します。
 それまでに世間で言われているレイティングには馬個々に点数を持たせる(今現在の馬の格を表すものです。競馬ブックレイティングはこれです。)馬レイティングと個々のレースでの質とそのレースでの各馬のパフォーマンス値より求めるレースレイティングの2種類に大体大別されます。
 競馬ブックレイティングは馬レイティングです。その各馬の馬レイティングを求めるためにレースレイティングを使用しています。簡単に言えば、各馬個々のレースにおけるレースレイティングの集計で馬レイティング即ち競馬ブックレイティングは求まります。そこで先に書きました出走各馬個々のレースレイティングの求め方の基本を新馬戦と既存レイティング持ち馬戦で説明します。
 それでは新馬戦でのレースレイティングですが、新馬戦は現状出走全馬が初出走です。即ち持ちレイティングを全馬持っていません。そこで仮に持ちレイティングの初期値として全馬に持ちレイティング値を与えます。この与える点数も競馬ブックではいろんな条件より少し差のあるものにしています。ここでは全馬に48点を与えるとします。(これは企業秘密に属するもですので、現状もっとも標準的な値である48点とします。)この48点はオープンハンデ戦での通常は最低斤量となります。これにあわせています。競馬ブックレイティングがフリーハンデの値とも見られる意図の元に定めました。それでは本題に戻りますが、全馬48点の持ち点を持っての出走ですので、仮に11頭出たとするとその総和は48×11=528点です。競馬ブックのレイティング手法も一般的なレイティング手法と同じです。即ち全出走馬の持ち点の総和(今回は528点)を各馬のパフォーマン値の差で差をつけるが、その差をつけた値の総和は元の総和(528点)となるが基本です。そこで仮に着順で上下10点の差で点数を与えると、真ん中の着順である6着馬が元の48点となります。そうすると上下で10点の差なので、上だけ(1着から5着)で5点となり、1着=53点、2着=52点、3着=51点、4着=50点、5着=49点となります。同様に下位着順の馬に全体で5点の差となるように点数を与えると7着=47点、8着=46点、9着=45点、10着=44点、11着=43点となります。このように各馬がもっている持ち点の総和を各馬が示したパフォーマンスの差(タイム、着順、着差、斤量等を考慮した)で差をつけて与えるがその総和は元の総和と同じであるが基本です。こうして新馬戦におけるレースレイティングは求まりました。次にこのレースに出た馬が平場競馬に出たときの持ちレイティングは前走である新馬戦で得たレースレイティングが通常は持ちレイティングとなります。(ただし仮に出たレースと新馬戦で芝とダートの差及び距離の差等により微調整はあります。この微調整数値も過去データよりシュミレーションした結果より求めた値です。)
 次に1走では少なくとも2回以上走った馬の持ち点となる馬レイティングは過去の出たレースで得たそのレースでの各馬単位のレースレイティングの通常は平均値となります。たとえば1走目が上記の例と同じように11頭立て新馬戦で2着したとすると、そのレースで得たその馬のレイティングは52点です。通常は次走の持ち点は52点となります。かりに次に未勝利レースに出走とします。このようなことはありえませんが
前回走った新馬戦での本馬(2着馬)から11着馬までの10頭の再戦になったとします。そうすると2着馬から11着馬が得た持ち点となる値は2着馬以降3着馬から51、50、49、48、47、46,45、44、43点を新馬戦で得て、その馬の持ち点となっています。そうするとこの未勝利戦の持ち点の総和は475点です。そうして単純にレースでの着順でそのレースで得られるそのレースでの各馬のレースレイティングは新馬戦同様に上下で10点の差を持ち、その総和は元の475点とすると、1着から10着までの着間数か9個です。そうすると10点÷9=約1.1点が着間差となります。分かりやすいように小数第一位の合計値が元の総和となるように中間値を挟む5着馬及び6着を整数値とし、その整数値の上下(4着馬と7着馬)を0.1点プラスして点数を与えると、1着=52.5点、2着=51.4点、3着=50.3点、4着=49.2点、5着=48.0点、6着=47.0点、7着=45.8点、8着=44.7点、9着=43.6点、10着=42.5点です。こうするとその総和は元の475点となります。ここで注目していただきたいポイントは1着馬を省いた再戦となったこの未勝利の1着馬のレースレイティングは52.5点です。新馬戦1着馬は53.0です。この差は各馬が持っていたそのときの馬レイティングの総和の平均値の差となります。新馬戦の平均値は48点でした。この未勝利戦の平均値は47.5点でした。このように出走メンバーの質(格)によりレイティング値は変化します。その集合体である馬レイティングがその馬の質(格)表している根拠です。そうして単純にこの2走の内で仮に新馬戦2着で得た52点を持った馬が今回の未勝利で4着となって49.2点を得たとすると次走出走時の持ちレイティングは(52.0+49.2)÷2=50.6点となります。
 このように次走で得たレイティングも計算します。但し上記の例は2走しか走っていない単純な例ですが、仮に10走したとすると、重みとして前走、前前走の順で下げていって計算しています。(過去に得たその馬のレースレイティングを単純に平均したものではなく、より今に近いものに重きを置いて計算しています。)
 要約すると競馬ブックレイティングはその馬の格を表しています。その数値はフリーハンデ的な数値となっています。基本手法は一般的な持ち点を集めた総和をまた個々のパフォーマンスの差で分け与えるて元の総和となる手法です。以上です。これはあくまでが概説であり、基本手法です。実際はもっと複雑な法則でやっています。そのソフトはもちろん競馬ブック自社開発のものです。他の会社等のものとは違います。よって門外不出となっています。他の会社(関連会社は別)及び個人で競馬ブックと名乗っているものが、それは問題です。
 それでは皆さん   GOOD  LUCK(TY)