勝ちタイムは1分35秒6でした。良馬場で行われ競馬ブックの推定勝タイムに0.1秒遅いだけのものでした。勝ちタイムはまさに標準タイムでした。レースのペースは前半3Fが35.8秒。後半3Fが35.4秒でした。これは逃げて勝利したインティの前後半3Fタイムでもあります。前半3Fはスタート時が速力0ですので、5メール後の計測開始地点でも速度はさほど上がっていません。加速するのにタイムを要します。したがって絵に描いたようなイーブンペースであったといえます。イーブンペースで走行するのがもっともエネルギーロスが少なく、一般的にはもっとも速く走れるペース配分です。それで前記のように勝ちタイムが平凡となると、これは逃げたインティが楽に勝てるペースでもありました。レジェンドの域に達した武豊ジョッキーの絶妙な手綱捌きでありました。2着がもっとも強い競馬をしたゴールドドリームで、自身の前後半3Fが36.6秒の34.8秒でした。ゴールドドリームが勝った2017年がレース前半3Fが34.0秒。2着した2018年でもレース前半が34.1秒でした。2017年と2018年では2017年が0.1速いですが、いろんな状態を考えると2017年が前半がヤヤ速いペースで、2018年が非常に速いペースといえます。ゴールドドリームは前半ヤヤ速いペースの時がもっとも力を発揮できるようでです。今回は展開の味方はなかったですが、地力で2着したと思います。そして3着が2着から4馬身も離れて入線したユラノトです。この馬の前半3Fが36.5秒で後半3Fが35.5秒でした。2着したゴールドドリームと前半3Fタイムが殆んど同じです。それでいて4馬身も離れの入線ですので、上位2頭とは、大きな地力差を感じました。藤田菜七子ジョッキー騎乗で注目されたコパノキッキングは4角が14番手と最後方でした。それで5着しました。ただしその後半3Fタイムが35.2秒だったことを考えるとやはり地力がまだ足りてないと考えるの正解だと思います。レースを見たままの回顧としてはこのような感じに受けとめました。
究極分析からの事前予想では◎はゴールドドリームでしたが結果は2着となってしまいました。やはり究極分析(ホットコーナー指数とゴールデン比率)からの予想でも、今回どのような展開になるかまで細かく分析しなければいけないことを痛感しました。究極分析からの事前予想時には前回のこのブロクで前半スローの前残りが30パーセント。前後半イーブンペースが50パーセント。前つぶれがの前半オーバーペースが20パーセントと予想していました。結果からみると前後半イーブンペースでしたが、そのタイムが考えていたものより遅いタイムで推移しました。やはりそこまで事前予想時に推測しないと、完璧な予想が出来ないことを思い知らされました。この歳になってもまだまだ反省の日々が続きます。
それでは皆さん GOOD LUCK(TY)