随分長い間このブログの更新を行えていませんでした。未だ競馬ブックに所属しています。そろそろ書かないとお払い箱となってしまいます。(他の仕事はちゃんとやっていますよ。弁解)
そこで上半期の3歳クラシックを自分なりに総括して、総集編を書くことにしました。先ずは牝馬クラシック第一弾の桜花賞です。戦前には、本年の桜花賞の最有力馬は、暮れの2歳牝馬G1である阪神JFを勝ち、トライアルのチューリップ賞も勝っての挑戦であったラッキーライラックと思われていました。この馬は4連勝での挑戦でしたので、単勝は1.8倍の断然の1番人気でした。このラッキーライラックなどと同じような、最も桜花賞に進む路線としては多い牝馬重賞路線ではなく、牡馬も走るシンザン記念勝ちとなったアーモンドアイが単勝3.9倍で続きました。おそらくラッキーライラックと初めての対戦であること。それとラッキーライラックと一緒に走ったことがある馬は、一度もラッキーライラックに勝っていない。この2点から2番人気になったと思います。そして3番人気がリリーノーブル、4番人気がマウレアとなりました。この両馬はともに、阪神JFとチューリップ賞でラッキーライラックと走っています。そしてそれぞれのレースで2,3着しています。リリーノーブルが阪神JF2着、チューリップ3着で、マウレアが阪神JF3着、チューリップ2着での挑戦でした。ラッキーライラックとの勝負付けは終わっていると思われ、単勝ではリリーノーブルが7.4倍の3番人気、マウレアが13.5倍の4番人気でした。
結果はアーモンドアイが1着、2着がラッキーライラック、3着リリーノーブルと1,2番人気が2,1番人気となっただけで馬券としては人気サイドでの決着となりました。それよりも勝ったアーモンドアイの示したパフォーマンスに驚嘆させられました。最後の直線の入り口である4角位置取りが16番手で、上がり3Fが出走メンバー最速で、その最速が次位最速の34.2秒より1.0秒も速い33.2秒で走ってきました。出走馬の中で1頭だけ別次元の瞬発力で勝ちました。まさに矢のような脚力でした。本年3歳馬が初産駒となるロードカナロアが父で、父の評価を押し上げる素晴らしい勝利でした。この時点では、父がロードカナロアなので、オークス2400㍍の距離適性に一抹の不安があると思っていた人も多くいたと思います。(それも危惧に終わるのですが、その辺りはオークス編で書くことにします。)2着ラッキーライラックはアーモンドアイには完敗でしたが、父がオルフェーヴルなので、オークスでの巻き返しがあるのではと、この時点では思われていました。3着リリーノーブル以下はオークスでも無理と思われる完敗ぶりでした。
それでは皆さん GOOD LUCK(TY)