皐月賞を究極分析(ホットコーナー指数とゴールン比率)より勝馬考察 | 競馬ブック CPU泣き笑い 

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 今回の舞台である中山芝コースは高低差が5.3㍍もあります。この高低差は日本の平地馬場の芝コースとしては最大の高低差です。特に今回はその高低差がより強調される内回りで行われます。外回りに比べて1コーナーから2コーナー過ぎにかけて下り坂の度合いが急です。そして最後のゴール前の上り坂となります。このコース形態の特徴が競馬ブック有料Webサイトに掲載している究極分析(ホットコーナー指数とゴールデン比率)の過去上位入線馬の数値にもよく出ています。

 ホットコーナー指数(4角位置取り)の過去1~3着馬の数値は平均で4.95.7となっています。日本競馬の標準的な値です。所謂好位組が上位入線しています。

 次にゴールデン比率(後半3F÷前半3F)の同じく1~3着馬の平均数値は、良馬場で0.9360.944です。重馬場では0.9610.984です。このゴールデン比率の数値に中山芝内回りのコース形態特徴がよく出ています。中山芝内回りでの2000㍍スタート地点は4角過ぎの直線よりスタートとなっています。平坦コースならば最初が直線なので、もっと速いタイムとなります。それがゴール前の上り坂及びゴールを過ぎて1コーナーにかけての上り坂の影響でどうしても前半過かっています。タイム的には良馬場でのGⅠクラスで前半3Fタイムが約37.0秒が理想となっています。また後半3Fも平坦なゴール前であれば33秒台で軽く走ってこられるものを、平均で34秒台中盤のタイムとなっています。やはりゴール前の上り坂が堪えています。ここで33秒台が出せれば上位入線できるとなります。

 このようなことを踏まえて今回は勝ち馬考察してみます(究極分析を用いて)。絶対的なエースであるダノンプレミアムが不在なので、例年以上に展開が不安定になると推測します。1前残り、2前潰れとなり最後の決め手勝負。この真逆の2点を究極分析から推奨馬を探ります。今回使用する究極分析のポイントは

1. ホットコーナー指数が2.5以内の数値を持っている馬。前残りがあるとなるとの馬   を探る。

2. ゴールデン比率の構成要素である後半3Fが33秒台の数値を持っている馬。最後にグイッと伸びる可能性のある馬。

この真逆の2点より推奨馬考察します。

1のホットコーナー指数が2.5以内の数値を持っている馬は、1.5エポカドーロ、1.1ケイティクレバー、1.8サンリヴァル、2.5ジェネラーレウーノ、2.4マイネルファルコンの6頭です。

2のゴールデン比率の構成要素である後半3Fで33秒台の数値を持っている馬は、

重(33.4)オウケンムーン

良(33.7)キタノコマンドール

重(33.0)ワグネリアン

の3頭です。次点の数値を持っている馬は、良(34.0)グレイル、良(34.1)ステルヴィオとなっています。タイム前の良、重は良馬場でのもの、重馬場でのものを表しています。()が無いものは当該の中山芝内2000のもので、()があるものは中山芝の近辺距離もしくは他場の2000芝及び近辺距離のものです。特にワグネリアンは良馬場でも33.7秒の数値を持っています。この条件からは最強馬となります。

 今回は1,2の条件の内でも2の条件克服馬をより上位と考えます。これらより予想印に置き換えると

 ワグネリアン


○ オウケンムーン
 
キタノコマンドール

この3頭が決まります。以下は1の条件からですが、その中の優劣は同じようにゴールデン比率の構成要素ある後半3Fのタイムがより優秀な馬を上位とします。そうなると

良(34.7)エポカドーロ、良35.0マイネルファンロン、良(35.1)ケイティクレバーとなります。これらより予想印に置き換えると
 
1 エポカドーロ
 
2 マイネルファンロン
 
3 ケイティクレバー
このようになります。以下に2の条件の優秀な馬の次点馬である2頭を

 
4 グレイル
 
5 ステルヴィオ

このように考えます。今回は条件として真逆のものより勝ち馬考察しました。このような究極分析(ホットコーナー指数とゴールデン比率)の使用法もあります。参考になればと思い書きました。

それでは皆さん   GOOD  LUCK(TY)