ローズSとセントライト記念レース回顧 | 競馬ブック CPU泣き笑い 

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 まずローズSですが、私が前日考えていた重よりも悪い重馬場での競馬となりました。

勝ちタイムが1.46.7秒と我社の重、不良時の推定タイム1.46.9秒より0.2秒だけ速い標準的な重馬場での競走であったと言えます。

逃げが予想されたクィーンズベストが逃げず、1枠1番のクロコスミアが出たなりのインピッタリを押し出される感じで逃げ、4Fぐらいから少し緩めて脚貯めての直線となりました。4,5番手に付けていたカイザーバルも直線では、クロコスミアをかわすのではと思われる状態で走っていました。そこを4角10番手のシンハライトが見事に差しきりました。シンハライトの上がり3Fタイムが33.7秒と重馬場にしては非常に速い脚で差しきりました。

絶妙の逃げをしたクロコスミアはハナ差2着と惜しい結果となりました。ハナ差2着と好走した要因を挙げると

①重が非常に巧い。(出走メンバー中図抜けたNo1)

②逃げられたこと。

③騎乗した岩田騎手は4Fぐらいから脚を貯める為に、速度を若干緩め、直線も追い出しを出来るだけ遅らせる絶妙な騎乗をしたこと。お見事。

④1枠1番に入ったこと。

⑤夏の成長と思われる太く映らないプラス14キロのいい状態で出られたこと。(出来良し)

このようなことが考えられます。

その中でも、おそらく最大要因ではないかと思われる超重巧者であるとの情報が実は我社コンピュータファクター予想欄にありました。

道悪欄が◎となっていました。ここを強調すべきほどの悪い馬場状態であったと思います。(自社の出している商品をよく見よと教えられました。私自身は前日は馬場状態を然程考慮しなくてもいい状態と考えていたので、当日馬場が思っていた以上に悪くなっていると分かっていても、グイッとそこに目が行きませんでした。この辺りがバクサイの無さです。)

桜花賞馬のジュエラーも人気になっていましたが、これほど悪い馬場は不向きなようです。

テレビで見た返し馬でも、滑るのを気にしているのか、所謂小走りになっていました。関西テレビの競馬放送のゲスト出演されていた元騎手の佐藤哲三さんもそのことを言っておられました。

少し重いぐらいであれば、おそらく克服可能と思いますが、これほど悪くなると良くないみたいです。

3着のカイザーバルは前のクロコスミアをかわせば、1着も有り得ると思われる手ごたえで4角を回り直線となりましたが、少し伸びあぐねました。

3角でのジュエラーとのポジション争いが、直線になって効いて来たのかも分かりません。本番ではこの馬も注意です。

ジュエラーもヤヤ重までなら、本番でも上位入線の有力馬です。(本番とはもちろん秋華賞です。)

逆にクロコスミアは、前に挙げた条件が相当数揃わないと本番ではシンドイと思います。(関西弁の表現がピッタリなので使用しました。)

ちょっとローズSを書きすぎました。

 次にセントライト記念ですが、人気1,2,3番がそのままの着順1,2,3着しました。

勝ったディーマジェスティは着差以上の流石に強い競馬をしました。

まず出たとこの進路を塞がれるようになり(他馬に寄られた)、出遅れたような状態となりました。そして3角手前辺りから徐々にスパートして、4角では先頭に並びかけていました。先ず外から追いすがってきたプロディガルサンを退け、次に内から追いすがってきたゼーヴィントを退けました。

騎乗していた蛯名騎手も本当に自信満々の騎乗をしていたように見受けられました。

競馬で一番難しいのは、勝ちに行って勝ちきることです。

どうしても早仕掛けになったり、逆に脚をタメ過ぎたりすることが多くなります。過去にも多く観てきました。

馬も騎手も強気の競馬で相手をねじ伏せました。

あと神戸新聞杯があります。神戸新聞杯の上位入線馬との本番ではあらそいになると思います。本日の強い勝ち方を見ると、本番(菊花賞)はより距離適性のある馬とのあらそいになると思います。現段階では菊花賞馬となりうる1番手になったと思います。


それでは皆さん GOOD  LUCK(TY)