レース回顧(神戸新聞杯とオールカマー) | 競馬ブック CPU泣き笑い 

競馬ブック CPU泣き笑い 

競馬ブックのコンピュータ予想担当者が活用法などを伝授!

 まず神戸新聞杯から。菊花賞トライアル関西版です。東では同格のセントライト記念があります。この2レースしかトライアルはありません。したがって菊花賞最終トライアルとなります。

本来は以前のように当該場所(京都)でのトライアルがあればいいのですが、日程変更の関係でなくなりました。菊3000走った後に、余裕の日程でJCも出走できる。そのような番組編成となり、トライアルが中3週のこの時期となりました。もともとはこの後に春に行った京都新聞杯が最終トライアルとしてありました。菊花賞だけのことを考えると以前の形(京都新聞杯が秋にトライアルとしてある)が理想だと思います。しかし確かにJCにも出てほしいとの今の日程にも共感するところはあります。(JRAさんも何かいい方法を既に考えておられるかもわかりません。期待です。)

勝ったのが、ダービーで8cm負けの2着馬のサトノダイヤモンド。道中7,8番手を進み、4角では抜け出せるポジションを確保して直線となり、その直線も粘り強く伸びて1着となりました。前走(ダービー)からの馬体重の増減が0と戦前に考えられていた、やや重め残りの造りではなく、しっかり仕上がっての出走に私は観えました。(これを急仕上げとも考えられますが、私の目にはそのようには観えませんでした。相当な潜在能力が表面に出てきているのでしょう。)レースは完勝でした。勝ちタイム2:25:7秒は我社推定タイムの2:25:0秒より0.7秒遅いものでしたが、勝ちに行ってのもので、トライアルとすると及第点です。夏に使われ力をつけてきたと思われる馬がさほど強力でなかった証拠です。(勝ちタイムが遅いのは。)クビ差2着の夏使われたミッキーロケットにしても、レース内容としては完敗です。

やはりセントライト記念同様春の実績馬がこの秋も強しの結果となりました。

ダービー1着のマカヒキは今週凱旋門賞挑戦。ダービー2着のサトダイヤモンドが神戸新聞杯勝ち。同3着のディーマジェスティがセントライト記念快勝。(マカヒキも最低3着以内にはきて欲しい。)一応菊花賞はサトノダイヤモンドとディーマジェスティの2強となりました。但し菊花賞は3000です。長距離適性のよりある馬が必ずきます。そのような馬に要注意です。

次にオールカマーですが、位置付けとしては天皇賞(秋)の前哨戦となります。

このレースも天皇賞(秋)の当該場所ではない(当該は東京、今回は中山)開催です。一着馬のみが天皇賞(秋)に優先出走できます。

勝ったのが昨年の有馬記念馬のゴールドアクターでした。前目の3,4,5番手ぐらいを道中進み、直線もしっかり伸びて勝ちました。この馬も完勝です。

馬体には少し緩いところがあるのではと思われるプラス6kでの出走であり、本番はもっとよくなると思います。

この馬は間違いなく4歳以上の馬の中では最強のポテンシャルを持った馬だと思います。(ことJRA所属場の芝対象で)但し極端に入れ込むことがあります。そういった精神面の危ない馬です。当日落ちついていたら最強馬。でなければ着にもこない馬となります。走る直前まで必ずチェックが必要な馬です。

もう一頭のグランプリ馬マリアライトですが、道中位置どりがこの馬としては後ろ過ぎました。12頭立てで7,8番手ではこの馬のパフォーマンスは発揮出来ません。もっと前目に位置しないと無理です。牝馬は今回のように不発の競馬をするようになると、それが続きます。心配です。

2着のサトノノブレスはプラス10キロでの出走で、なかなかゴールドアクアーに交わされませんでした。この馬も本番要注意です。(脚質的に必ず上位入線する馬と思います。)


それでは皆さん   GOOD  LUCK(TY)