皐月賞回顧 | 競馬ブック CPU泣き笑い 

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 勝った馬が強い馬。強いと思われていた馬が負けるのが競馬。当に私の勝手な格言が現実となった今回の皐月賞でした。


 このレース騎乗したレース後のコメントには、雨を含んだ重い馬場で、特に内は悪くなっていたとありました。また風が強く、向正面は強い向かい風となっていました。その為ペース配分が非常に難しいレースであったと思われます。


この日曜日に中山で皐月賞と同距離のレースとしては9Rがありました。条件が古馬1000万下で勝ちタイムが2.01.1秒(2000芝)と我社推定の2.00.0とほとんど同じものでした。そうなるとこの皐月賞も我社推定タイムの1.58.3位なのかと思っていましたが、それより0.4秒速い1.57.9秒の決着となりました。


 前半から人気上位馬のリオンディーズが掛かり気味に先行し、ペースが緩まず直線となりました。こうなると少なくとも1,2着馬は後方よりの追い込み馬となります。前半3F36.5の後半3F34.0で走ったディーマジェスティが堂々の一着。前後半3Fを36.8-33.9とメンバー最速で上がったマカヒキが2着となりました。人気面で3強となっていたリオンディーズ、サトノダイヤモンドには苦しい競馬となりました。


 まず勝ったディーマジェスティですが、レース前の印象としては我社週刊競馬ブックに掲載されているフォトパドックでの写真の印象は非常にバランスよくまとまっているが、3強とされていた(サトノダイヤモンド、マカヒキ、リオンディーズ)のような、迫力が感じられない。このように思っていました。ところが競馬当日のパドックを見れば抜群の馬っぷり。たとえここで良い所がなくても、今後なにか大きなことをするような馬体と身のこなし、オーラを感じました。騎乗した蛯名Jのレース後のコメントにあるように、前半のハイペースを見込んでの素晴らしい瞬発力を発揮しての優勝でした。以前このブログで冬芝ようなタフなコンデションに強い血統として、ハイペリオンの血を上げました。実はこの馬母系に確りハイペリオンの血を内封しています。ブルドメアサイアーのブライアンズタイムを通じて、また母母の父サドラーズウエルズを通じてもとなっています。血統は正直です。レース前に確り見抜きたいものです。


続いて2着したマカヒキですが、この馬のレースはしたと思います。ただ前半おかれすぎ。飛びが大きいので坂下からの上り坂での加速には不向きと感じました。やはり上り坂はピッチ方法のほうが有利です。直線平坦向きの馬かもわかりません。


3着のサトノダイヤモンド。前の馬も気にしながら、後ろの馬も気にしてのレースで、やや前目に位置してのレースとなりました。このペースでは後方待機が有利にもかかわらず、何とか押し切りそうな直線でしたが、不利も重なり3着となってしまいました。ただどうでしょうか、不利が無くてもスパッとした脚は使えなかったように、私の目には見えました。次のダービーに期待です。


4着入線の5着降着となってしまったリオンディーズですが、前走の弥生賞同様にやはり掛かってしまいました。こうなるとスタミナ切れとなってしまいます。向正面でヨレ、直線でもヨレ、他馬に迷惑をかけていました。国際G1でこのようなことは、あってはならないことと私は思います。


 それでは皆さん  GOOD LUCK(TY)